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日本在住ベトナム人日本語弁論大会 本学留学生のルーン・ハ・アインさんが最優秀賞を受賞しました

 

2022年10月2日(日)在日本ベトナム大使館(東京)にて行われた「日本在住ベトナム人日本語弁論大会」において、本学経済経営学部 3 年生のルーン・ハ・アインさんが最優秀賞を受賞しました。

 

IMG_4894(写真前列左から4番目がルーンハアインさん)

 

アインさんは2018年秋に本学留学生別科へ入学し、2年間の課程を終えた2022年秋に本学経済経営学部へ進学しました。別科在学中には日本語能力試験のN2を取得し、学部に進学してからはN1も取得しました。いわき市で例年開催される「地球市民フェスティバル」においても、2018年から3年連続で優秀な成績を修めました。

 

本弁論大会は日本に在住するベトナム人であればどなたでも参加することができる大会で、中級部門(日本在住5年未満)と上級部門(日本在住5年以上)の2部門に分かれています。全国から122名の参加申し込みがあり、事前審査を通過した15名が2日のスピーチに臨みました。

 

中級部門に出場したアインさんは、「一期一会」をメインテーマに、人との出会いの大切さについて自らの日本でのアルバイトの経験などを交えながら10分間のスピーチをしました。審査員からは、日本語の発音も良く、またスピーチの内容も非常に感動的で、心に深く残るものだとの講評を受けました。

 

当日はアインさんの出身であるベトナムのタイ民族の衣装を身にまとって参加しました。

 

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アインさんからは、「このように大規模な大会に参加するのは初めてで、不安もありましたが、日本にいる優秀なベトナム人の方々と接する良い機会が得られると思い、勇気を出して参加しました。ゼミの田部先生にもご指導いただき、このような素晴らしい結果をいただくことが出来ました。これまでサポートしてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。」とのコメントがありました。

 

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今年度秋学期にウクライナの学生7名が入学 記者発表が行われました

10月18日、本学1号館5階第一会議室にて、今年度秋学期に新たに本学留学生別科に入学したウクライナの学生7名(男性1名、女性6名)についての記者発表が行われました。
ウクライナの学生は、春学期に4名(男性2名、女性2名)が入学しており、ウクライナの学生の受け入れは計11名となります。

 

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まず出席したウクライナ学生7名からそれぞれ日本語と英語による自己紹介が行われました。

 

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この中では、趣味として日本の和食を作ることが好きなこと、日本の小説(特に三島由紀夫氏や村上春樹氏)を読むのが好きなことなども話されました。

 

「以前から日本に興味があり、日本語を独学で学んでいました。こういった苦しい状況の中で、日本政府をはじめ東日本国際大学が温かく私たちをサポートしてくれたことに対して、心から感謝をしています。ウクライナにいる家族も、私が日本という安全な国で学ぶことが出来ていることに、とても安心しています」という声もありました。

 

最後に質疑応答の時間が設けられ、「日本での学びを将来どのように活かしたいか」という質問に対しては、「将来、日本に住んで働きたい。通訳や学校の先生のように、これまでに学んだ言語や文化を活かして仕事が出来たらと考えています」という返答もありました。

 

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いわきFCが本学留学生を試合に招待 「初めての試合観戦に感動しました」

 

本学の留学生がいわき市のプロサッカーチームJ3のいわきFCから招待を受け、7月16日(土)にJヴィレッジスタジアムで開催された、対アスルクラロ沼津戦を観戦しました。

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当日は、スポンサーとのタイアップもあり、いわきFCカラーの浴衣を着る観戦者が多く見受けられました。広場の中央には櫓もあり、留学生は日本のお祭りの雰囲気に浸ることができました。

 

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試合のオープニングとハーフタイムでは本学附属昌平高校のフラダンス部がパフォーマンスを披露しました。

 

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0-0のまま迎えた後半戦で、流れに乗ったいわきFCが4点を続けざまに獲得し、4-0で快勝しました。
この試合でいわきFCはJ3の首位となりました。

 

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参加した留学生からは「これまでに一度も生で試合を観戦したことがなかったので、とても感動しました。楽しかったし、またぜひ来たいです。」とのコメントがありました。

 

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今回、本学留学生をご招待いただきましたいわきFCの皆様に心より感謝申し上げます。

 

ウクライナ・南米の留学生が日本文化を体験「浴衣の着付けをしてもらいました」

 

国際ソロプチミストマリンいわき主催の留学生の日本文化体験が7月7日(木)、「きものと帯 ふくや」で行われました。本学留学生別科のウクライナ4名、ブラジル1名、ペルー1名、ボリビア1名の計7名の留学生が参加しました。

 

 

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会場に到着し、日本の伝統料理であるお寿司をいただいた後、浴衣の着付けをしてもらいました。併設されているスタジオで記念写真の撮影もしていただきました。

 

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また当日が七夕ということもあり、それぞれ自分の願い事を短冊に書いて、笹に飾りました。「日本語の試験に合格できますように」「日本で働きたい」など、様々なお願い事の短冊が飾られました。

 

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次に、茶道と琴を体験させてもらいました。

 

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留学生からは「幼いころに茶道や着物などの映像を映画などで見て、日本の文化に長年憧れを抱いていましたが、今回こうして実際に日本文化を体験することが出来るなんて夢のようです」と感想を述べていました。

 

帰りがけには、いわき市の国宝白水阿弥陀堂を拝観しました。

 

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実りある体験活動を企画していただいた国際ソロプチミストマリンいわき様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

国際ソロプチミストマリンいわきよりウクライナ学生へ自転車20台を贈呈 「自転車を活用し、いわきの良さを学んでください」

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6月28日、本学1号館1階ホールにて、国際ソロプチミストマリンいわきよりウクライナ学生への自転車20台の贈呈式が行われました。

 

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5月31日に贈呈目録をいただいておりましたが、自転車が納品されたため、直接学生本人に手渡されました。

 

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国際ソロプチミストマリンいわきの鈴木礼子(すずき・れいこ)会長より、「皆さんの美しい母国が戦争によって大変な状況であることをニュースで知り、大変心を痛めました。この度、いわきに来て、日本語を勉強してくださることを大変嬉しく思っています。東日本国際大が真っ先にウクライナの避難民を受け入れることを聞き、大変感銘を受けました。一生懸命勉強し、母国の力になってください。いわきは広いので、自転車を活用して、いわきの良いところをたくさん学んでほしいと思います。」とご挨拶がありました。

 

ウクライナ学生がいわき消防署の119番通報訓練に参加 「日本における通報の仕組みがよく理解できました」

 

本学留学生別科で日本語を学んでいるウクライナ学生4名が6月27日、いわき市消防署で119番通報訓練に参加しました。

 

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この訓練は、いわき市内に居住する外国人や観光客など、日本語のコミュニケーションが困難な人からの119番通報に、多言語による電話同時通訳サービスを介した三者間同時通話(通訳)を利用して迅速に対応できるようにするための訓練です。

 

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本学のウクライナ学生がそれぞれ様々なシチュエーションにおける通報者役となり、ロールプレイを実施しました。今回は英語を用いた訓練となりましたが、実際の緊急通報時にはウクライナ語による通報も可能だとのことです。

 

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訓練後、実際に消防署内で通報を受けている通報受付指令台も見学しました。

 

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災害の多い日本でどのような知識を身につけているべきか、またスマートフォンで素早く様々な情報を知ることが出来る便利なアプリなどを紹介してもらい、災害時に利用できるライトやエコバッグ等の支援品も頂きました。

 

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参加した学生からは、「日本における119番通報の仕組みがよく理解できました。ウクライナ語による通報も可能と聞いて、多言語に渡って対応していることに大変驚きました」とのコメントがありました。

ウクライナ学生がいわき市長を表敬訪問 支援金が贈呈され、率直な意見が交わされました

 

本学留学生別科で日本語を学んでいるウクライナ学生4名が6月20日、いわき市役所に内田広之(うちだ・ひろゆき)市長を表敬訪問しました。

 

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はじめに内田市長、千葉伸一郎(ちば・しんいちろう)観光文化スポーツ部長、駒木根通人(こまきね・みちと)観光文化スポーツ部次長からウクライナ語で自己紹介がありました。

 

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次に本学ウクライナの学生4名が紹介されました。

 

続いて内田市長より一人一人に支援金10万円が手渡されました。

支援金を受けたウクライナ学生が日本語で感謝のスピーチを述べました。

 

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内田市長から英語で「いわき市へようこそ。本日はお越しいただきありがとうございます。あなた方の母国の状況を大変残念に思っています。戦争がすぐにでも終結し、平和な日常が戻ることを祈っています。いわき市での生活はどうでしょうか。我々の支援の一部として、支援金を贈呈します。現在困っていることがあれば、今後の支援の参考にさせていただきたいと思いますので、率直な意見を聞かせてください。」との挨拶がありました。

 

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その後意見交換の時間が設けられ、ウクライナ学生4名それぞれが意見を述べました。

 

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ダリア・スツジンスカさんは「正直なところ、現在の生活で困っていることは何一つないです。いわき市や大学、地域の皆様が温かくサポートしてくださるので、感謝の思いでいっぱいです」と意見を述べました。

 

フロイア・アロナ・アクロワさんからは「日本に来る前から、日本の歴史や文化にとても興味がありました。東日本国際大に連絡した時、他の大学よりも迅速かつ丁寧に対応してもらえたので、いわき市に来ることを選びました。こうして日本で学ぶことができて嬉しいです」との意見がありました。

 

マクシム・クセンコさんからは「日本に来て、こんなに温かくサポートしてもらえるとは夢にも思いませんでした。ウクライナでは国際経済を専門に学んでいたので、日本語を学び、経験を培いながら日本の経済や会社・銀行のマネジメントについても広く学んでいきたいです」との意見が述べられました。

 

ディミトロ・ザビーシュニーさんからは「他の3人と全く同じ意見です。いわき市、そして東日本国際大学を選んだことは正しい選択であったと強く感じています。自分も国際経済を専門に学んでいたので、日本で経験を積んで成長していきたいし、もちろん日本語もマスターしていきたいです」と意見を述べました。

 

4名のコメントを受け、内田市長からは「皆さんがしっかりとしたビジョンを持って専門的に学んでいきたい、成長していきたいという意思が強く感じられて大変嬉しく思っています。私が市長となる前に勤めていた大学では、環境放射能研究所という研究所があり、ウクライナ人の研究者が多く在籍していました。そういった点でも、福島県とウクライナのつながりは深いと思います。困ったことや将来についての相談があれば、大学を通して行政に相談してもらい、連携しながら全面的にサポートしていきたいと思います。応援しています」とのお言葉を頂きました。

ウクライナの学生へ支援の輪広がる 県内の団体・施設からの支援物資・支援金が贈呈されました

 

6月10日、本学1号館1階ホールにて、全国農業協同組合連合会福島県本部(JA全農福島)、NPO法人いわき環境システム、シルバーレジデンス孔輪閣よりウクライナの学生へ支援物資・支援金の贈呈式が行われました。

 

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全国農業協同組合連合会福島県本部からは福島県産のパックご飯600食が贈呈されました。副本部長の金成広之(かなり・ひろゆき)様より「食という観点から、皆さんがおいしいご飯を食べて、元気に生活できるように支援したいと思います」とのご挨拶がありました。

 

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NPO法人いわき環境システムからは教科書等購入費として10万円が贈呈されました。理事長の川口美岐男(かわぐち・みきお)様より「日本語の学習のために役に立てていただきたいと思います」とのご挨拶がありました。

 

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シルバーレジデンス孔輪閣からは生活費として50万円が贈呈されました。施設長の小野謙次(おの・けんじ)様より「皆さんが自立できるまでの間、安心して勉強が出来る環境を整えるための生活費として充ててほしいと思います」とのご挨拶がありました。

 

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本学の緑川浩司(みどりかわ・ひろし)理事長より、「この度、このように温かい支援をいただいた皆様の真心に感謝申し上げます。ウクライナから来られた学生さんはとても優秀で、日本語も日々上手になっているようです。学生さんが一日でも早く日本の文化といわきでの生活に慣れて自立していけるよう願っております。先日、クラウドファンディングを立ち上げました。立ち上げたばかりにも関わらず、早速支援の輪が広がっています。いわき市も様々な面で支援してもらえることになっています。ウクライナにおいて一刻も早く戦争が終わり、復興が進んでいくように、これから10年、20年と、共に頑張っていきましょう」との御礼の挨拶がありました。

 

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ウクライナの学生代表として、マキシム クセンコさんから「私たちは、今週から本格的な日本語の授業を始めたばかりです。日本語と日本文化を学ぶことにとても興味を持っています。皆さんの温かいサポートに支えられて、快適に暮らすことが出来ています。本日の寄付を有効に活用させていただきたいです。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べました。

 

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留学生別科の春期入学式を挙行し87名が入学 「一早く日本の生活に慣れ、勉強に励んでいきたいです」

 

東日本国際大学留学生別科の令和4年度春期入学式が5月31日、本学1号館1-101教室で行われました。

 

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ネパールから67名、ミャンマーから8名、ベトナムから3名、モンゴルから2名、ブラジル・ぺルー・ボリビアから各1名、そしてウクライナから4名の計87名が入学しました。

 

中山哲志学長が入学許可を行い、式辞として「本学を選び、入学してくれてありがとう。また戦禍にある母国を離れ、ウクライナからはるばる日本に来た学生もいます。本学が建学の精神としている『思いやりの心』を大切にしながら「人間力」を身につけていってほしい。コロナ禍での生活はしばらく続くが、困ったことがあれば私たちに相談してほしい。夢の実現に向けて頑張りましょう。」と述べました。

 

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続いて、緑川浩司理事長が「それぞれの国から、日本を選んで来てくれてありがとう。心より歓迎します。コロナ禍で2年もの間入学できるのを待ってくれていた学生もいる。入学が出来るかどうか見通しが立たず、不安な日々を送ったと思う。また、戦禍にあるウクライナから苦難を乗り越えて来日した学生もいます。今日このようにお会いできて、私自身とても感激している。地域の皆さま、教職員のサポートにも感謝を述べたい。我々の建学の精神に「天 徳を予に生ぜり」という言葉があり、苦難を乗り越えることによって、自分自身の人間力が培われることである。今日から私たちは家族となる。皆さんが夢や目標を達成できるように全力でサポートするので、ともに苦難を乗り越えながら、一緒に成長していきましょう。」と祝辞を贈りました。

 

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最後に、新入生代表のムンフバータル フセレンさん(モンゴル出身)から「私たちのためにこのような素晴らしい式を開いてくださりありがとうございます。ついに憧れの日本に来ることができました。これも国際部の先生方がいち早く手続きをしてくれたおかげです。いわきについてからも隔離のために大学の先生方がサポートしてくれました。私は大学に入って経済や心理学を学びたいと思っています。いち早く日本の生活に慣れ、勉強に励んでいきたいです。」と挨拶の言葉を述べました。

 

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オンライン日本語スピーチコンテスト 本学ベトナム出身留学生のルーンハアインさんが見事優勝を果たしました

11月23日、チームスマイル・いわきPITで開催されたオンライン日本語スピーチコンテストで、本学ベトナム出身留学生のルーンハアインさんが見事優勝(高等教育部門)を果たしました。

「いわきでの忘れられない体験~嬉しかったこと、悲しかったこと、びっくりしたことなど」をテーマとした今回のスピーチコンテストは、いわき市民間国際交流・協力団体連絡会の主催で開かれたもので、その模様はYouTubeを通して世界に向けて配信されています。

会場には内田市長も来場され、温かい言葉で出場者を励ましてくださいました。また、話題の『We have a dream 201か国202人の夢×SDGs』の著者で、いわき出身の市川太一さんも駆けつけて、ミニ講演を行ったのち、出場者全員に著書を贈呈しました。

本学の留学生は、コンテストに出場することによって、学んだ日本語に磨きをかけることができただけでなく、留学生活をより豊かにすることができたに違いありません。

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