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いわき平の街 魅力発見プロジェクト~第五弾 霜村真康先生~(観光マネジメントコースゼミ校外活動)

2023.01.12

今日の観光ゼミでは、いわき市菩提院の副住職、霜村真康さんにお話していただきました。

いわき駅前のFAROで霜村さんの話や、いわき市平の地図と一緒に平の歴史を聞いた後、実際に平の町を歩きながら、歴史を解説していただきました。

 

 

菩提院が元あった場所にある廿三夜尊堂では、仲間たちが集まって飲食をしながら月の出を待つ「月待(つきまち)講」を行っていました。「廿」は「十」を二つ合わせた字で、「にじゅう」と読みます。

以前は炭鉱夫が押し寄せて、隣の空き地に芝居小屋ができるほど賑わっていました。昭和には東映の建物が建ちましたが、平成の世を乗り切れずに倒産してしまったそうです。

 

 

江戸時代、平の町は南町が職人町、三町目が町人町、田町が武家町というように区分されていました。大体、菩提院が元あった場所からLATOV(ラトブ)の裏側辺りまでが町人町にあたるそうです。

 

 

江戸時代から続いている街並みは今も残っていて、現在再開発中の並木通りからは、武家屋敷の遺構が見つかったそうです。平城は跡地になりましたが、平城が築かれていた山は今も残っています。

 

平は三方に川が流れていて、陸続きだった山が戦争の弱点です。そのため、山がある西側には寺が集中して設置されて守りとなったほか、戦争の陣地としても使われました。

 

かつて平藩が築いた町は、今も面影を残しています。町を観光するときは、今ある姿だけでなく、これまであっただろう歴史を想像しながら歩いてみても楽しいかもしれません。

 

 

観光マネジメントコースゼミ

経済経営学部3年 小泉 隼士

経済経営学部3年 根本 真衣

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