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「復興学」で「食品に関するリスクコミュニケーション」の講義を実施

2023.02.15

2023年1月17日、24日に、両学部共通科目「復興学」で消費者庁主催「食品に関するリスクコミュニケーション『食品の放射性物質のこれからを考える』」を実施しました。

1月17日は事前講義として、欅田尚樹・産業能率医科大学教授による「放射線の基礎知識と食品中の放射性物質」についての講義や「食品中の放射性物質の対策と現状について」、「東京電力福島第一原子力発電所の事故に関連したALPS処理水の海洋放出」等のビデオ講義を受講しました。

1月24日には、いわき市内で農業を営む白石長利さん(ファーム白石代表)、同じく水産業を営む阿部峻久さん(合同会社はまから代表)と学生を代表して中山杏奈さん(経済経営学部3年)、さらに内閣府食品安全委員会、消費者庁、厚生労働省、農林水産省、経済産業省の担当官らが参加するパネルディスカッションを行いました。

白石さんと阿部さんはそれぞれ、震災後の非常に厳しかった販売状況や、その後の取組みによって状況が徐々に改善したこと、様々な挑戦を行っている現状などについて発表がありました。中山さんは、福島県に暮らしている経験から様々な機会で放射線に関する知識に触れる機会があったもののまだ知らない点も多いことについて述べました。食品安全にかかわる各省庁の担当者からは、現在の取組みについて説明がありました。

受講した学生からは、「各世代に合わせた広報が必要ではないか」「福島県産品に対する消費者の意識の変化の理由は何か」などの意見や質問がありました。

通常の講義とは異なる実践的な議論に触れ、知識を深める機会となりました。

 

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