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「海外研修(米国ハンフォード)」結団式を開催 第一回目となる参加者が決意を語りました

2023.02.27

2月24日、本学1号館5階第一会議室において、「海外研修(米国ハンフォード)」結団式が行われました。創立120周年記念事業の一環として実施されます。

 

 

はじめに、中村隆行副学長(福島復興創世研究所 所長代行)から第1回となる今回の研修に関する経緯説明がありました。2019年から本学の福島復興創世研究所で進めているハンフォード事業ですが、昨年9月にハンフォード地域に位置する高等教育機関であるワシントン州立大学トライシティーズ校とコロンビアベイスン短期大学と連携協力協定を締結しました。今回の研修は、その協定に基づき初めて実施するものです。

 

 

続いて、引率教員の河合伸学部長から「私自身も初めてのハンフォード訪問となりますが、現地が成功を収め、発展してきている様子、それぞれの大学での人材育成の取り組みの一端を学び、有意義な研修にしてまいりたいと考えています。」と挨拶がありました。

 

 

同じく引率職員の松本梨奈主任から「2019年から進めてきたハンフォード事業ですが、今回初めて学生を連れて研修を実施できることを嬉しく思います。学生の視点から多くのことを見て学んでほしいと思いますし、私も共に学びたいと思います。」と挨拶がありました。

 

 

次いで、参加学生一人ひとりが自己紹介と決意表明を行いました。

始めにシンジュンウクさん(経済経営学部4年、韓国出身)から、「韓国の高校生を対象としたオンライン進学相談会で先輩として質問受けた際、ほとんどが原発に関する質問でしたが、『安全です。住みやすいところです』と答えることができても、専門的な知識や根拠で説明できなかったのが悔しかったです。今回の研修で、ハンフォードの歴史について学び、実際に現場を見て、経験してきて、卒業後に仕事で活かしたいです。」と抱負が語られました。

 

 

次に、岸本恵さん(経済経営学部3年)より、「私は将来英語を使った職に就きたいと思っており、この研修があることを知った際、もしかしたら将来に活かせるのではと思い立ち、参加を決意しました。自分にとって初めての海外で、文化の違いや言葉の壁があると思いますが、色々と吸収し、学び、楽しみたいです。」との決意が語られました。

 

 

最後に参加学生を代表して、畠山誠さん(経済経営学部3年)より、「今回の研修に承諾とご支援をいただき、緑川理事長、中山学長をはじめ、一般社団法人福島浜通りトライデック様、関係各位の方々に心から感謝を申し上げます。私は、東日本大震災があった当時、小学生でした。震災の影響を大きく受け、地域復興のためになにか出来ることはないかと思い、『復興学』という授業を履修しました。学んでいる中で、ハンフォード地域を直接視察できる研修の話を聞き、是非行きたいと思い志願しました。今回の研修では、英語力を磨くことはもちろん、それ以上に現地の方々と積極的にコミュニケーションを取り、ハンフォード地域の成功例を学んできたいと思います。福島とハンフォードの状況は異なりますが、協力関係を構築し、少しでも多く福島の復興に繋がることを学び得たいと思います。その上で、自分自身の視野も広げたいです。」と決意表明を行いました。

 

 

これを受け、中山学長より「今回、研修に参加される皆さんには、どのようにしてハンフォード地域の方々が今の安定した暮らしを得ているのか、現地の方々と触れ合う中で学んできてほしいと思います。また、ホームステイをされるとのことで、コミュニケーションを楽しんでください。今回は記念すべき第一回目ですので、是非とも充実した時間を過ごしてきてください。」との激励のメッセージが送られました。

 

 

最後に、緑川理事長より「『百聞は一見にしかず』とも言いますように、何事も自分で直接見て、体験してみることが重要です。得る情報量も数十倍、数百倍になるでしょう。第1回目となる研修の参加者である皆さんは帰国後、是非学内からイノベーションを起こしてもらいたいと思います。アメリカのハンフォードも、今の形に発展するまでは30年かかりました。福島も同じです。皆さんがこれからの復興を担う世代ですので、郷土愛を持って学び、より多くのことを地域に還元してください。学生研究員として、福島復興創世研究所で活躍出来る場もありますので、頑張ってください。きちんと目標、夢を持って出発する点で、成果・結果が期待されます。最後に、何より、無事故で、安全に行ってきてください。」との挨拶がありました。

 

 

米国ハンフォード研修は3月1日から14日間で実施され、主な研修先としてワシントン州立大学トライシティーズ校、コロンビアベイスン短期大学、国立パシフィックノースウェスト研究所、ハンフォードリーチ博物館、ラムウェストンポテト加工工場やワイナリー等を訪れる予定です。

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