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新着情報第10回日中韓国際学術シンポジウムを開催 「人類的危機のための思想・哲学」をテーマに知見を発表、理解を深めました
11月24日(金)、本学において東日本国際大学、中国・山東大学、韓国・成均館大学校の3大学による「第10回日中韓国際学術シンポジウム」が「人類的危機のための思想・哲学」をテーマに開催されました。
本シンポジウムは、東日本国際大学、山東大学、成均館大学校の3校が各国の代表として参集し、儒学をはじめ哲学、社会規範、文化・歴史観等の東洋思想全般について知見を交換・発表するために開催。3大学が連携して東洋思想を幅広く学び、各国内外に発信することで学術的、教育的にも高く評価されています。
孔子誕生の地である中国山東省にある山東大学は、中国教育部直属の総合大学で、中国で最も歴史のある有名大学の一つです。韓国のソウルに本部のある成均館大学校は1398年に設立された朝鮮王朝の最高教育機関「成均館」を母体とする韓国最古の大学と言われています。
毎回、持ち回りで開催し、本学で開催されるのは2018年以来計3回目となります。
シンポジウムでは、各大学の代表による基調講演、論文発表等が行われ、関係者、本学学生、教職員らが熱心に聴講しました。
現代の危機を乗り越える思想、地球規模で起こっている気候変動や多くの先進諸国が直面する少子高齢化の問題、またAIなどの技術革新が及ぼす社会への影響等について、各発表を通じて理解を深め合いました。また、本シンポジウムは人類が直面するそうしたさまざまな危機に対して、思想・哲学は何が出来るのか、どのような役割を果たすことが出来るのか、共々に考える貴重な機会となりました。
シンポジウム終了後に行われた歓迎会では、森田実名誉学長の書が来賓に贈呈され、国境を越えた心の交流の場となりました。各国の先生方からは御礼の言葉や挨拶があり「多くの国際シンポジウムでは、一つの言語を基準として行われますが、3か国語同時通訳での開催はあまりなく、非常にありがたいです」といった声もありました。
戦争や国際紛争がいまだ終わりを見せない中で、日中韓が相互の関係を大事にしていくことが、アジア、ひいては世界平和に直結するとの想いを共有し合う場ともなりました。
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