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令和6年度海外研修(台湾)結団式と初の交換留学生の派遣発表 4名の学生がそれぞれ決意を語りました

2024.08.05

8月2日、本学第一会議室にて、令和6年度海外研修(台湾)結団式及び交換留学生の派遣発表が行われました。

 

 

海外研修(台湾)の研修先であり、また交換留学の派遣先でもある台湾・桃園市の開南大学とは、2008年7月に姉妹校協定を締結いたしました。

協定の締結後、2015年9月には海外研修として本学学生が開南大学を訪れ、応用日本語学科の学生たちと交流しました。2019年3月、緑川理事長が開南大学を初訪問したことをきっかけに、同年8月には開南大学夏期研修に本学の学生が参加し、英語・中国語のクラスにそれぞれ分かれて本格的な語学文化授業を受けました。

途中、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、現地での研修活動は休止、オンラインでの実施となっておりましたが、昨年度より現地での活動も再開し、本学からは5名の学生が参加しました。参加した学生の半数は初めての海外でしたが、約2週間、様々な経験を重ねていく中で、もっと深く、より長期の形で学びたいと申し出てくれた学生さんが多数いたため、帰国後に開南大学と本学とで相談を重ねながら、交換留学の項目を追加する形で協定書内容を更新しました。

こうして、これまで積み上げてきた開南大学との協力・信頼関係が実を結ぶことになり、今回、交換留学に派遣される学生2名は今年9月から現地で授業を履修することになります。協定書に基づき、交換留学生を受け入れる側の大学はお互いに学費を免除し、開南大学においては1学期に最大25単位まで授業を履修することが可能です。帰国後、本学での卒業要件単位に一部読み替えることも可能であり、半年~1年という長期の留学であっても、卒業までの年数を延長することなく、変わらず4年間で卒業が可能であることも魅力です。

また、今後、開南大学からの交換留学生も同様に受け入れていく予定です。

 

結団式・交換学生の派遣発表の冒頭、松本梨奈国際部係長から上記の経緯説明がありました。

 

 

その後、海外研修(台湾)の参加学生である鈴木 芙夕実(すずき ふゆみ)さんと片寄 翔太(かたよせ しょうた)さんから決意表明が行われました。

 

 

鈴木芙夕実さん「異国の文化や言語に触れ、自分の価値観や視点の幅を増やしたいと思ったことが研修参加の主な理由です。台湾を選んだのは知人の紹介で、台湾での建築物の造形の美しさや食文化の話を聞くうちに台湾に魅了されました。今年度で卒業となるため、学生最後の夏にこのような機会に恵まれたことを非常に嬉しく思います。

初めての海外渡航、そして異国での生活となり、少し不安もありますが、何事にもチャレンジする精神を忘れず、語学、文化、友人作りと積極的に物事に挑んでいこうと思います。そして、今回の研修を通して得た新しい知識や経験を取り込み、自分の成長に繋げ、社会人になってからの自分の強みとして学びを深めてきたいと思います。

将来、私も誰かに台湾の良さを伝えられるよう現地での研修をめいっぱい学び、

第一に楽しんできたいと思います。」

 

 

片寄翔太さん「私は昨年度の英国研修に参加し、自分の意見を母語ではない言語で伝えることの難しさや楽しさ、喜びを多く感じることができました。今回の台湾研修においても、現地で中国語を学び、積極的に発言をし、台湾の方々と自ら交流をしていきたいと思っています。また、台湾の夜市など、実際に現地でしか味わうことのできない個性豊かな食文化を体験できることも楽しみですし、私は幼いころから美術品や建築物を見るのがとても好きなので、国立故宮博物院で貴重な遺産や資料を見たり、台湾の伝統的な街並みや近代的な建物を見学したりして、それぞれどういった特徴があるのか、また日本との共通点など、実際に肌で感じて、卒業研究の材料にしていきたいと考えています。

自分自身、人生で2回目の海外渡航となるので、1回目の研修の経験を活かして、語学、台湾の方々との交流、文化の探究などに挑戦し、今回の研修で得た経験を自分の成長の糧にするだけでなく、周りにも共有して、仲間同士でステップアップをできるよう、精一杯、学び、経験し、楽しみたいと思います。」

 

次に、交換留学として開南大学に半年間派遣される佐藤 瑞己(さとう みずき)さんと室井 駿哉(むろい しゅんや)さんから決意表明が行われました。

 

 

佐藤瑞己さん「この度、交換留学生として派遣させていただける機会をいただけて、とても嬉しく思います。私は昨年の8月に開南大学での夏期語学文化研修に参加しました。私にとって、それが初めての海外渡航であり、すべてのものが新鮮で魅力的に見えました。その際、中国語を勉強し、2週間という短期間ではありましたが、最初の時に比べて語学力も向上し、自分1人で台湾現地の方と簡単なコミュニケーションができるレベルにまで成長しました。ようやく、言葉の理解ができるようになった頃に帰国しなければならず、より長期間学ぶことが出来れば、と強く感じました。その夢を今回叶えることができ、とても熱い思いでいっぱいです。

今回、貴重な交換留学というチャンスを与えてくださった、理事長先生をはじめ、ご尽力いただきました関係の皆様に深く感謝を申し上げます。私はこの半年間という貴重なチャンスを1分1秒たりとも無駄にせず、少しでも多くのことを学び、見違えるように生まれ変わった自分でまた日本に帰ってきたいと思います。どうぞ引き続き温かく見守っていただけましたら幸いです。」

 

 

室井駿哉さん「私は幼いころから英語に興味があり、高校時代に二年半カナダに留学し、大学に入ってからはイギリス、台湾、アメリカ(ハンフォード)における海外研修に参加してきました。

昨年、台湾における海外研修に参加したのが自分にとって中国語にふれる初めての機会でした。それから自分の中で、より深く中国語を学びたいという気持ちが強くなり、今回の交換留学への参加を決意しました。カナダでの長期留学の経験や反省点を活かして、半年という期間で中国語を出来る限り習得し、現地の方々と問題なく会話が出来るレベルまで成長していきたいと考えています。そのため、ただ単に中国語の授業を受けるだけでなく、日常生活の中でも積極的に中国語を使用し、実践的なコミュニケーション能力を磨くつもりです。

台湾での半年間の留学生活を通して、開南大学で出会った方々とのご縁を大切にし、絆を深めていきたいと思います。台湾での新たな挑戦に胸を躍らせつつ、充実した留学生活を送るためにこれからも準備に全力を尽くしていきたいと思います。」

 

 

続いて、東日本国際大学の中山哲志学長が「皆さんの決意表明を聞いて、大変心強く感じました。本学は現在国際的な交流活動が盛んに行われています。新型コロナウイルス感染症でそういった活動が制限される日々が続いていましたが、このように活発に活動ができることを嬉しく思います。決意の中には、それぞれしっかりとした目標が立てられていることにも感心しました。語学、文化、食べ物や建物など、私も以前、台湾を2回訪れたことがありますが、国立台湾大学の立派な図書館には日本語のコーナーがあり、ゆったりした空間にたくさんの文献が置いてあり、大変驚いた記憶があります。皆さんも台湾に行って様々な経験を積み、卒業後、社会人になってからも是非その経験を活かしていってほしいと思います。各自の目標に基づき、色々な視点から台湾を見て、帰国後に報告が聞けることを楽しみにしています。健康に気を付けて行ってきてください。」と学生を激励しました。

 

 

最後に、学校法人昌平黌 緑川浩司理事長から「本日は海外研修(台湾)結団式と交換留学生の派遣発表を併せて実施しています。海外研修においては、鈴木さんに団長としての自覚と責任を持っていただき、大学の名に恥じない行動を心がけて欲しいと思います。先日、エジプトの発掘調査から戻ってきた教員から聞いたところによると、エジプト現地の気温は日陰で55度、日向では67度、またお墓の中は28度と、かなりの気温差があり、大変だったようですが、日本と比較して湿度がそれほど高くない為、なんとか耐えられたと聞きました。しかし、台湾は日本よりも湿度が高く、気温も高いため、くれぐれも健康に気を付けて行ってきてください。今なお、新型コロナウイルス感染症は変異を続けながら流行しつつあります。体調管理を怠ることの無いようにお願いします。

台湾はとても親日の雰囲気で溢れています。以前、私が訪れた時にも、タクシーの中でさえ日本の懐かしいグッズが飾られていたりと、端々に日本文化が垣間見えました。

今回、本学として初めて交換留学生として派遣される二人には、先駆者としての誇りを持って、半年間勉学に励んできていただきたいと思います。」と背中を押すメッセージが送られました。

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