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新着情報令和6年度海外研修(韓国)の結団式を実施 参加学生が抱負を述べました
9月4日、本学1号館第一会議室で令和6年度海外研修(韓国)の結団式が行われました。
今回は8人の学生が参加します。
はじめに、引率を担当する経済経営学部の山田紀浩教授から「韓国に研修で行くのは6年ぶりです。新型コロナウイルス感染症の影響で長らく現地での研修活動は中止されていましたが、ようやく今年実施できることとなり、大変嬉しく思います。今年も多くの学生から『先生、韓国に行かないのですか?行きたいです』との声が多く寄せられ、国際部と協議を重ね、実現に至りました。今回の参加者は全員女子学生です。参加学生の多くは私が韓国語を教えてきた学生たちで、1年生から4年生まで幅広い学年が揃っています。韓国語能力試験3級レベルの学生もいれば、まだ韓国語を学び始めたばかりの学生もいます。どの学生も一生懸命に韓国語を学んできました。また、2年次以降の学生は、アジア全体の韓国語教育にも力を入れており、明確な学習目標を持ってこの研修に参加しています」との挨拶がありました。
次に、参加学生がそれぞれ意気込みを語りました。
「研修では、どのような場所に人が集まるのかを観察し、コロナ前に抱いていた韓国の街並みのイメージと実際の様子を比較してみたいと思います」
「今回は、韓国の夜食文化について学びたいと思います」
「私の目標は、日本とは異なる韓国の食生活や言語、文化、生活スタイルを比較することです。1年生から学んできた韓国語の復習をしつつ、語学力の向上にも努めたいです」
「日本での流行の最先端は韓国にあると感じています。韓国での流行の生成過程を観察し、その影響が日本にどう波及するのかを見極めたいです」
健康福祉学部4年の佐々木晴日さんからは、「これまで学んできた韓国語を活かして、現地の方々と積極的に交流したいと考えています。それに加えて、韓国特有の食文化を学び、日本の食文化との違いや共通点、特に類似点についても深く理解し、その違いを明らかにしていきたいと思います。また、この度は補助金など、多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。韓国でしっかりと学び、自分の目標を達成できるよう、努力を続けてまいります。大学の名に恥じぬよう、精一杯頑張ります」と参加学生全員を代表して決意を述べました。
その後、中山哲志学長から「皆さんの挨拶をしっかり聞かせていただきました。4年生の佐々木さんから代表の挨拶もありましたが、今回の機会をさまざまな使命をもって学んでいこうとしている姿勢に、さすが4年生だなと感心いたしました。韓国もまた日本と同様、挨拶や感謝の気持ちを大切にする国だと思います。韓国は私たちにとって非常に近い国でありながら、日本の人々がどれだけ韓国を理解しているかという点は重要な問題です。そして、その理解はまだ十分ではないと感じています。日本は、長い歴史の中でさまざまな国と交流し、時には悲しい歴史や苦しい経験もしてきました。そういった歴史をしっかりと見つめつつ、今回のような機会をぜひ活かして、現地での学びを今後の学業に活かしてほしいと思います。
個人的な話になりますが、私も6〜7年前に韓国を訪れ、現地の社会福祉の現状を見てきました。『ソーシャルファーム』という取り組みがあり、福祉を前面に出さずに収益を得て運営されている事例を見ました。具体的には、障がいのある方が働く喫茶店があり、そこで提供されるコーヒーは非常に質が高く、その取り組みが評価されています。その利益を社会に還元する素晴らしいシステムでした。昔から友好関係であり、交流を続けてきた韓国成均館大学校との関係をさらに深めてきてください。
そして、皆さんと同様、本学の学生たちが今現在世界中で活躍していることをとても嬉しく思います。アメリカや台湾など、様々な国における研修に参加する学生がおり、つい先日もシリコンバレーから帰国した学生もいます。そのような仲間に皆さんも加わることになります。帰国したらぜひ、現地での体験を他の学生にも共有してください。まだ感染症が流行っていますので、健康に十分注意して、短い期間ではありますが、無事に元気に帰ってきてください。」と挨拶がありました。
最後に、吉村作治総長より、「韓国に研修に行く皆さんは、大変な努力をしてきたと思います。韓国は非常に近い国で、歴史的にも深い繋がりがあります。私自身も韓国には何度も訪れており、その文化が大好きです。皆さんもその情熱を持って、研修を頑張ってきてほしいと思います。私の専門はエジプトで、9月12日から学生たちを連れて行く予定です。皆さんと同様の学習プロセスを経て、エジプト現地でも私が指導することになります。エジプトコースに所属し、既に研修に参加してきた学生たちは、非常に成長しており、特に女子学生が優れた成果を上げています。例えば、以前参加したある女子学生は古代エジプトの化粧法と現代の化粧法を比較した面白い論文を発表し、一番の評価を受けました。皆さんも韓国の食文化に深い興味を持っているようですね。私も食文化に非常に興味があり、NHKの『男の料理』で世界中の料理を紹介していました。韓国の文化についてもぜひ学び、多くの知見を得てください。自分の意志で挑戦する力があれば、さらに素晴らしい経験ができるでしょう」と激励のお言葉をいただきました。
令和6年9月9日から13日の4泊5日の日程で、姉妹校の成均館大学訪問や、異文化体験・交流を 実施いたします。
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