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国際原子力機関(IAEA)職員による講義が本学で開催されました

2024.11.25

Pinak課長の講義

 

令和6年11月19日(火)に、本学の授業「復興学」の一環として、国際原子力機関(IAEA)の職員から、放射線や福島県の環境回復等に関する基礎知識の向上、福島県の復興への意識醸成を図ることを目的とした講義を行っていただきました。

 

東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、平成24年12月、福島県とIAEAは協力して原発事故に対応するための覚書を締結されました。これを受け、福島県とIAEAとの間で調整を行い、平成25年から令和4年までの10年間、放射線や除染等に関する研究など協力してプロジェクトを進められております。

 

このたび、これまで実施してきた同プロジェクトの研究成果等を踏まえ、放射線及び福島県の環境の現状に関する理解を深めることを目的として、IAEAの職員がふくしまの未来を担う県内大学生等を対象に講義を行うこととなりました。その第一回目の講義が、東日本国際大学で行われました。

 

講義は、青木浩司福島県環境創造センター所長及びIAEA Pinak課長の主催者挨拶、田中健一郎外務省軍縮不拡散・科学部国際原子力協力室長の来賓挨拶の後、東京電力福島第一原子力発電所事故後の再生に向けた福島県とIAEAの協力について(IAEA: Pinak課長)、放射線の基礎、モニタリングおよび測定 (IAEA: Wilding氏)、福島県内の陸・水域における放射線セシウムの動態と環境回復 (IAEA: Proehl氏)、放射性廃棄物管理 (IAEA: Bruno氏)の構成で実施されました。

 

「復興学」の受講者の外にも一般学生・教職員なども含めて約150名が聴講し、充実した講義内容となりました。

 

Wilding氏による講義

 

熱心に講義を聞く聴講者

 

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