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新着情報令和6年度春期留学生別科修了式を挙行 43名の別科生が晴れの門出を迎えました
令和6年度春期留学生別科の修了証書授与式が1月23日、本学1号館1階1-101教室で挙行され、ミャンマーとアルゼンチンからの別科生43名が晴れの門出を迎えました。
修了生と修業生は、晴れ渡る空にふさわしい晴れやかな表情で式に臨みました。
はじめに、修了生を代表し、ミャンマー出身のジュー・ジュー・ジンさんに東日本国際大学の中山哲志学長より修了証書が授与されました。
中山学長は式辞で次のように述べました。
「別科を修了される皆さん、本日は誠におめでとうございます。
皆さんは日本から遠く離れたミャンマー、アルゼンチンから来られ、本学の別科に入学されました。そして、日本語の習得や日本文化の理解に熱心に取り組まれ、大きな成果を上げました。短い期間で驚くほどの日本語力を身に付けられたことに心から感銘を受けています。日本語能力試験の1級を受験された方もいると聞きました。皆さんの努力は本当に素晴らしいものです。
また、学内では先生方や職員、他の学生たちと強い友情や信頼関係を築かれました。日本語弁論大会や学園祭、クリスマス会では、皆さんの笑顔がとても印象的でした。楢葉中学校での交流行事では、中学生に貴重な体験を提供し、彼らに大きな影響を与えたと聞いています。これらの経験は皆さんにとってもかけがえのない思い出となったことでしょう。
別科を修了された皆さんは、これから進学や就職、母国への帰国など、それぞれの新しい道へと進まれます。本学で学んだ日本語や文化の知識を活かし、国際社会で活躍されることを期待しています。また、建学の精神である思いやりの心、優しさ、人としての力を忘れずに、豊かな人生を築いてください。本学も引き続き、国連との協力を通じて世界平和に貢献する活動を進めていきます。
最後に、皆さん一人ひとりの幸せと夢の実現を心よりお祈りしています。本日は誠におめでとうございます。」
続いて、緑川理事長は次のように祝辞を述べました。
「別科を修了される皆さん、心よりお祝い申し上げます。
皆さんのお顔をみると、それぞれの目標に向かって懸命に努力されてきた成果が伝わってきます。その成果は、皆さんの未来に大きな可能性をもたらすものです。
特にミャンマーから来られた皆さんには、『ピンチはチャンス』という言葉をお伝えしたいと思います。困難に直面したときほど、自分の力を信じて前進してください。それが皆さんをさらに成長させ、未来を切り拓く力となります。これから母国でも、国際社会でも優秀な人材として活躍されることでしょう。
皆さんには希望に満ちた未来があります。まずは、自分自身が幸せを感じることを大切にしてください。その幸せが周りに伝わり、周囲の人々にも良い影響を与えます。皆さんとは縁のあるこのいわき市での交流活動を通して培った友情を胸に、共により良い未来を目指していきましょう。
学部や短大に進学される皆さんは、今抱いている目標や希望を忘れずに、一歩一歩確実に前進してください。本学では、さらに学びの環境を充実させ、皆さんのために短大には新しいコースも設置しています。皆さんの成長を全力で応援していきます。
皆さんの輝かしい未来に期待しています。本日は誠におめでとうございます。」
修了生を代表しユ・ナンダー・チョーさんは次のように答辞を述べました。
「本日は、このように晴れやかな修了式を執り行っていただき、心より感謝申し上げます。留学生別科を修了する学生を代表し、一言ご挨拶をさせていただきます。
コロナという世界的なパンデミックがミャンマーにも広がり、学校が閉鎖されたのは、私がミャンマーの大学に在学中のことでした。その後、さまざまな政情の変化により、私たちは教育を受ける機会を失いました。言葉では言い表せないほどの悲しみを感じる日々が続きました。そのような中で私は、留学という選択肢を見つけました。留学先について両親と相談を重ねた結果、最も安全で治安のよい日本を選びました。そして、期待と不安を胸に、私の留学生活が始まりました。
二年たった今、私は日本を選び、この東日本国際大学を留学先に決めたことが正しい決断だったと実感しています。別科の先生方は、私たちに工夫を凝らしながら、優しく分かりやすく日本語を教えてくださいました。また、日本の文化、教育、政治や経済についても学び、視野を広げることができました。さらに、国際部の先生方は常に私たちに寄り添い、生活面でのサポートをしてくださいました。そのおかげで、私たちは二年間、安心して学ぶことができました。
未熟な私たちに、愛情を持ってご指導くださった別科の先生方、国際部の先生方に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
最後に、ご臨席の先生方のますますのご健康とご多幸を心よりお祈りし、感謝の言葉といたします。」
修了式の後には、修了を祝う会が催され、和やかな雰囲気の中で親交を深めることができました。修了式では緊張した様子だった学生たちも、式が終わりほっとしたのか、途端に明るい表情を見せ、写真を撮ったり、歌ったり踊ったりと、心から楽しんでいる姿がとても印象的でした。
一方で、はるばる遠い国から来日したアルゼンチン出身の県費留学生が帰国を控え、別れを惜しみながら涙を浮かべる場面もありました。その姿に共感し、目頭が熱くなる瞬間もありましたが、「また会える日がきっと来る」と期待を胸に、笑顔で見送りました。こうして、心温まる素晴らしい一日を無事に締めくくることができました。
皆さんの今後のご活躍を教職員一同、心から応援しております。
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