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新着情報2年生のゼミの実践学習で、吉村作治総長に学生たちがインタビューしました
経済経営学部2年生のゼミ「基礎演習Ⅱ」の学生たちが7月6日、実践学習として、吉村作治総長にインタビューしました。学生たちはデジタルコミュニケーションコース長の青木康晋特任教授の指導のもと、コミュニケーションのあり方を学んでおり、今回のインタビューはあいさつから、メモを取りながらの質問、聞いた話を原稿にして、この大学公式ブログに掲載することまでを実践しようというねらいです。吉村総長も協力を快諾して実現しました(以下の原稿は学生たちの原稿の合作です)。
総長室を訪ねた学生はゼミ長の半澤晴輝さんら7人。インタビューは、学生たちがそれぞれ吉村総長に聞きたいことを10問ずつ考え、ダブりの質問項目を調整し、1人が1問ずつ尋ねる形をとりました。事前にリハーサルも行い、準備万端です。冒頭、半澤さんが「貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます」とあいさつし、全員の自己紹介のあと、インタビュー本番が始まりました。
まず真崎義健さんが、吉村総長の専門であるエジプト考古学について「なぜエジプトに興味を持ったのですか」と質問。吉村総長は「小学4年生のとき、いじめられていて図書室に逃げ込み、そこでエジプトに関する本を読んだのがきっかけ。ツタンカーメンの墓を発見した英国の考古学者ハワード・カーターの伝記でした。その本から、夢はかなうことを学びました」と答えました。
水野巧さんは「人工衛星の画像解析や電磁波探査レーダーなど最先端の科学技術を研究にどのように活用しているのですか」と問いました。吉村総長は「非常にいい質問ですね」とほめたうえで、「自分の能力には限界があると思っているから、ハイテクやAIを利用するんです」と説明。田村翼さんからは「いままで発掘や研究にいくらぐらい費やしてきましたか」と切り込む問いも。吉村総長の答えは、なんと「125億円」。日本政府やJICA(国際協力機構)の支援、企業からの寄付のほか、自分のテレビ出演料や講演料もつぎ込んだとか。質問した田村さんは、一般の人の生涯収入を思い浮かべ、その数十倍であることにびっくりし、「本当にエジプト考古学を愛しているのだと感心し、尊敬します」
自分たちが学ぶ東日本国際大学については、学生たちも聞きたかったことでした。吉村総長が考えるこの大学の魅力は「自由ということだね。やりたいことがあれば何でもできる」「そして、学生がいいってことだな。みんな、賢いんですよ。知識はこれからだが、知恵がある。大事なのは知識じゃない、知恵だ」。渡邉麻稀さんが「ふだん、どんな仕事をしているのですか」と尋ねると、吉村総長は「1日に3時間は本や資料を読む。研究と関係ない本も読みます。それから執筆。これまで350冊の本、4千本の論文を書いてきました」と語りました。アジアからの留学生が多い東日本国際大学ですが、エジプトに造詣の深い総長としては「アフリカの留学生にも来てほしい」とも。
吉田百華さんはいままでいちばん苦労したこと、鈴木杏佳音さんは気分が落ち込んだときの立ち直りかたをただしました。吉村総長は、日本人とは国民性が大きく異なるエジプト人とのつきあい方や発掘費用の捻出に「苦労(九労)どころか(2倍の)十八労している」と笑わせたあと、「一緒に発掘している人や弟子たちの顔を見ると、ここでやめてはいけないと思ってね」と話しました。
半澤さんがエジプトの公用語であるアラビア語をどうやって習得したのかを聞くと、吉村総長は「一番良い方法は、アラビア語を話す人の家に行き、そこにある家具などの名前を聞いて単語を覚えること。実践あるのみ」。最後に鈴木さんが「私もいま英語を学んでいますが、総長のアラビア語の勉強法を参考にしたいと思います。きょうはありがとうございました」とお礼を述べました。
終了後、他の学生たちも同様に「今回のインタビューはすごく貴重で、一つ一つのお話に学ぶことがたくさんあり、ためになりました。お時間をつくってくれた吉村総長に感謝しています」(水野さん)、「うかがったお話を今後の人生に活かしたいと思います」(真崎さん)、「良い経験になりました。今後もいろいろな人にインタビューするとき、培ったことを役立てたいです」(田村さん)といった感想を記しています。
(※これからも学生たちは折にふれて大学ブログに原稿を書いていきます。)
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