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新着情報令和6年度秋期留学生別科修了式を挙行 31名の別科生が晴れの門出を迎えました
令和6年度秋期留学生別科の修了証書授与式が8月1日、本学1号館1階1-101教室で挙行され、計5ヵ国31名の別科生が晴れの門出を迎えました。
修了生を代表し、ネパール出身のタパ・ジビダさんに東日本国際大学の中山哲志学長より修了証書が授与されました。
中山哲志学長は「本日は誠におめでとうございます。ミャンマー、ネパール、モンゴル、ウクライナ、メキシコと、日本から遠く離れたそれぞれの母国から日本へ来られ、本学留学生別科に入学されました。皆さんが熱心に日本語、日本文化について学んだことを、私たちは知っています。とても立派なことだと思います。よく頑張りました。
また、皆さんは、本学で出会った先生や職員、学生と大変仲良くなり、友情や信頼を培いました。日本語弁論大会でのスピーチ、鎌山祭での母国のダンス、クリスマス会も楽しかったですね。そして何よりも、毎日の勉強の一コマ一コマが、素晴らしい思い出となっていることでしょう。皆さんの進路はそれぞれ異なりますが、別科で学んだことを活かし、国際社会に求められる人財として活躍されることを期待します。
皆さんが本学で学んだ建学の精神である、思いやりの心、優しさ、人としての力が皆さんのこれからの人生に役立つことでしょう。皆さん一人ひとりが、元気に過ごされ、将来の目標や夢の実現に向かって歩まれることを私たち教職員は心より祈っています。
私たちは、皆さんと出会えたことを忘れません。良い人生を歩んでいってください。」との式辞を述べられました。
緑川浩司理事長からは「本日はおめでとうございます。皆さんは『ありがとう!』の言葉を知っていますね。ありがとうは、奇跡の言葉、魔法の言葉なのです。常に、ありがとうと言ってください。また、心の中にも常にありがとうという感謝の気持ちを持っていてください。そうすることで、皆さんには様々な場面で奇跡が起こると思います。
本日、ウクライナ学生2名の修了を持ちまして、2年前から受け入れた11名のウクライナ避難民学生が全員巣立っていくこととなりました。また今回は、別科の修業年限である2年を待たずに大学に合格し、見事に早期進学を果たした学生も多いです。その裏には、皆さんの弛まぬ努力があったことと思います。これからも初心を忘れずに頑張ってください。そして、将来は先輩たちのように、福島で豊かな人生を送ってもらいたいですね。アメリカのワシントン州ハンフォード地域は人口流入による発展が目覚ましい地域ですが、そのほとんどが国外からの移民者であり、移民者によって復興、発展を遂げているのです。遠い国から来た皆さんの素晴らしいエネルギーをぜひとも福島で発揮してください。せっかくこの地を選んで入学してくださった皆さんの今後のご活躍を期待しています。」との祝辞が述べられました。
最後に、修了生を代表し、ミャンマー出身のウェイ・ニン・カインさんから答辞として「先ほどは、心温まるご祝辞をいただき、感謝申し上げます。留学生別科を修了する学生を代表し、一言あいさつをさせていただきます。
私の夢は、父の幸せです。父が幸せでいてくれるだけで私も幸せです。父の夢は、私が大学を卒業することです。実は私は、三年前ミャンマーの大学に入学しました。でもその頃はコロナのせいで勉強が出来ず、その後戦争が始まり、大学に行くことすら出来なくなりました。そんな私を見て、父は私を日本に行かせ、きちんとした教育を受けさせたいと考えていたのでしょう。
私は兄のお陰で日本に留学することができました。来日したばかりの頃は、日本語もあまり分からず、いつも家族のことを思い出してばかりいました。でも生活に慣れてからは、他の国の友達もたくさん出来て、日本語を使うチャンスも増えました。先生たちもいつも優しく教えてくれて、勉強している間に日本語がどんどん上手になっていきました。また、国際部の先生たちは、色々手伝ってくれました。心から感謝しています。私は東日本国際大学の別科で学べて本当に良かったと思っています。これからも、先生方のことを決して忘れません。大学への入学という父の夢がかない、今私は本当に嬉しいです。これから大学でも私は一生懸命に勉強して、父へ恩返しをしていきたいと思います。
最後に、理事長先生はじめ先生方のますますのご健康とご多幸を心よりお祈りし、御礼の言葉といたします」との感謝の気持ちが述べられました。
修了式の後には「修了を祝う会」も同教室で開かれ、修了生たちはおいしいランチをいただきながら、先生方と楽しく歓談したり、日本語の歌を歌うなどしてパーティーを楽しんでいました。
皆さんの今後のご活躍を教職員一同、心から応援しております。
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