News

新着情報

令和4年度春期留学生別科修了式を挙行 晴れの門出を迎えました

2023.01.24

 

令和4年度春期留学生別科修了証書授与式が1月24日、本学1号館で行われ、3名の留学生が晴れの門出を迎えました。

 

 

修了証書授与ではラマ・アティトさん(ネパール出身)に修了証書が授与され、続いて県費留学生として来日し、1年間の学習を修めたスズキ・ルシアーナ・チエさん(ブラジル出身)とアジト・アラケ・ホセ・アウグストさん(ペルー出身)2名それぞれに修業証書が授与されました。

 

 

 

 

次に、中山哲志学長より「皆さんはそれぞれ縁があり、本学での勉強を始めました。大変短い期間であり、また新型コロナウイルス感染症の影響で、大変なことも多くあったのではないかと思います。今、世の中を見ると、戦禍であるロシアとウクライナをはじめ、苦しい状況が世界中に広がっています。皆さんは、本学で学んだ日本語、そして人を思いやる心を忘れず、ぜひ日本と皆さんの国ネパール、ブラジル、ペルーの懸け橋になり、世界が平和になるように貢献してください。皆さんが学習を無事に修了できたことをお祝いし、私の式辞と致します。」との式辞がありました。

 

 

続いて緑川浩司理事長が「本日は誠におめでとうございます。本当に”おめでたい”です。なぜならば、本日の修了生の数をみても、いかに困難な時期に来日し、様々な困難を乗り越えて本日に至ったか想像できるからです。自分に自信を持ち、これから皆さんが挑んだ道へと出発する時です。先ほど学長の式辞にもありましたが、私自身の経験からも、”人の為に尽くす”思いで人生を歩めば、結果として全て上手くいくのです。専ら自分の為に行動する人は物事も上手くいかず、失敗してしまいます。この学びを忘れず、誇りを持って羽ばたいていってください。また、県費留学生として来日してきた皆さんは、本学の学園祭や市のイベントなどにもリーダーシップを取って楽しく頑張ってくれた友好大使です。これから母国のブラジル、ペルーに帰り、福島・いわきの良さを皆さんに教えてください。」と祝辞を贈りました。

 

 

答辞として、代表者のスズキ・ルシアーナ・チエさんが「本日は、このような素晴らしい式を開いてくださり、ありがとうございます。私はブラジルから来た県費留学生です。日本に来る前は、現代の日本人は冷たい人たちなのではと思い、実は不安もありました。しかし、驚くことに出会った方は皆親切で、思いやりのある方々ばかりでした。大学の先生方も、いつも楽しく、優しく私たちを支えてくださいました。また、色々な国の学生と友達になり、それぞれの文化について知れて嬉しかったです。様々な活動を通して、いわきの美しさを調べたりもしました。私はここで学んだすべてを、これからの人生に生かしていきたいです。そして、ブラジルに戻り、美しいいわき市のこと、素晴らしい学生生活を、母国の人たちに伝えます。私はこの素晴らしい思い出を決して忘れません。このような機会を得られたことに大変感謝しています。ありがとうございました。」と感謝の気持ちが述べました。

 

 

今回唯一の修了生であるラマ・アティトさん(ネパール出身)が来日した当時、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの新入生が母国で待機しなければなりませんでした。ちょうど日本の水際対策が少しだけ緩和されたタイミングで運よく来日できたラマさんですが、友人も同級生もいない寂しい留学生活のスタートでした。しかしながら、そのような状況においても諦めず、最後まで学習を継続し、今日この日を迎えられたことを大変誇りに思います。

 

別科で培ってきた日本語力を大いに発揮して、夢に向かってこれからも頑張ってください。
今後の皆さんのご活躍を教職員一同、心から応援しております。

検索フォーム
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ