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新着情報本学の教育プログラム「ハンフォード研修」が米国NBC系列で報道されました
米国ワシントン州のテレビ局「NBC Nonstop Local」にて、東日本国際大学が主催する国際教育プログラム「ハンフォード研修」が紹介されました。
NBC Nonstop Local は、全米三大ネットワークの一つであるNBC系列の地域報道局であり、ワシントン州トライシティー及びヤキマ地域を中心に報道を行う、信頼性の高いニュースメディアです。
今回報道されたのは、2023年より本学主催の国際教育プログラム「ハンフォード研修」として、福島浜通りと米国ハンフォードという原子力の過去を共有する地域をつなぎ、環境問題やエネルギー政策、地域再生といった課題を軸に、日米の学生・研究者が交流を行う取り組みです。
番組では、今年2月下旬から3月中旬にかけてハンフォードを訪れた本学と福島高専の学生10名が講義や現地交流を通じて、参加学生が共感力や柔軟性、リーダーシップを育み、文化的な相互理解が深まっていることが紹介され、これらの経験が将来のキャリア形成にも有益であると評価されました。
また、本プログラムの取り組みをまとめた本学グローバル人材育成研究所の長谷川健司講師による紹介映像も公開されています。ぜひ併せてご覧ください。
▶ 米国報道記事(NBC Nonstop Local):
https://www.nbcrightnow.com/news/hanford-nuclear-history-connects-tri-cities-with-japanese-universities/article_f7cb9090-03fd-11f0-99e3-1b59805f0948.html
▶米国ニュース番組の日本語全文翻訳(NBC Right Now)
Laynie Erickson(NBC Nonstop Localのキャスター)
今朝のローカルニュースでは、トライシティーズにおける核の歴史が私たちの日常生活に深く根ざしていることを取り上げます。こうした特異な歴史が、遠く離れたいくつかの大学とこれほど強く結びつくとは誰が予想したでしょうか。現地からは、Chris Wright がレポートします。おはようございます、クリス。
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
おはようございます、レイニー。ハンフォードは、希望、恐れ、論争の象徴であり、トライシティーズの初期コミュニティにとって命の源でした。クリーンアップ作業が現在も続く中、地元の大学は、私たちの歴史と福島県の地域および大学との間に共通点を見出しました。今年2月、トライシティーズでは非常に特別なゲストたちを迎えました。
Katherine Banks(Columbia Basin College 社会・行動科学部 学部長)
現在、CBCでは、WSUトライシティーズ校、東日本国際大学、福島工業高等専門学校との間で連携を進めています。つまり、4つの教育機関が関わっています。
氏名不明(CBCの関係者)
アメリカに来るのは今回が初めてですか?
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
このプログラムは2023年に開始され、2つの明確な柱があります。1つは交換留学で、トライシティーズの学生が日本を訪問し、日本の学生がこちらに来るという形式です。
Katherine Banks(Columbia Basin College 社会・行動科学部 学部長)
私たちは、この地域の考古学について語る講師や、トライシティーズにおける社会的・人口的変化について語る専門家を招いています。
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
Banks学部長はこのプログラムのカリキュラム部分を担当しており、歴史家、考古学者、そして被曝地域に暮らす住民たちによる全15回の講義シリーズを通じて、ハンフォードにおける核関連の地域社会と、その影響について学生たちに教えています。
Katherine Banks(Columbia Basin College 社会・行動科学部 学部長)
このプログラムは、過去の歴史的視点、現在の社会状況、そして将来、特にトライシティーズで進行中のエネルギー政策やクリーンエネルギーの取り組みについても学ぶものです。
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
この「クリーンアップ活動」の要素は、トライシティーズと福島で学ぶ学生たちの間における、最も大きな共通点かもしれません。
Noriko Ryder(Columbia Basin College 日本語講師)
日本の福島県、特に東北地方では、2011年に大地震と津波による大災害が発生しました。
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
福島とトライシティーズとの間で行われるこの学術交流により、科学者や大学教員、教育機関が、それぞれの核関連施設のクリーンアップに向けて、協力し続けることが可能になっています。
Noriko Ryder(Columbia Basin College 日本語講師)
学生たちはまた、農学部の温室も見学します。というのも、福島では農業の復興が現在も進められているからです。
Chris Wright(NBC Nonstop Localの記者)
ゲストのスケジュールには、リッチランド博物館の見学、地元の自動化倉庫企業の訪問、最先端の自動車企業の視察などが含まれていました。もちろん、彼らはまだ食欲旺盛な大学生なので、夕食会も開かれました。その場では、交換留学生たちが互いの経験や旅について語り合う様子が見られました。CBCの人気教授の一人であるNoriko Ryder氏によれば、文化的な交流は学術的知識の交換と同じくらい重要であるとのことです。Ryder氏は、日本人学生を受け入れることによって、CBCの学生たちが貴重な経験を積んでいると述べています。日本の学生とのプロジェクトにおけるコミュニケーションや協働を通じて、CBCの学生たちは、共感力、思いやり、柔軟性、開かれた心、そしてリーダーシップといった資質を育み、それらは彼らの人生や将来のキャリアにおいて大いに役立つだろうと語りました。
▶ 長谷川講師制作の紹介映像(YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=DAZ3dQ1X5ik
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