留学生別科

カリキュラム

日本語を「話す」「書く」「読む」「聞く」を実践的に学びます
少人数クラスで実践的に学べる充実のカリキュラムです。
また学内・学外での交流イベントを通じて、幅広く日本語と文化の理解を深めることができます。
カリキュラム
開講科目の解説
  • 日本語演習

    大学での4年間は、夢を実現するために努力する時間であり、師や友と語り、絆を深めて一生の宝物になる経験を積むための時間でもあります。
    初級段階の日本語演習では、正しく意味のとおる文型になることに注目し、美しい日本語の文章が書けるように練習します。会話においては、さまざまな場面や状況に応じたやり取りができるよう練習したり、正しい発音や抑揚を身につけるために、テープを何度も聞いたりしています。
    さらに、中級、上級段階の演習は、演習内容が多岐にわたります。例を挙げると、聴解能力を伸ばす練習では、自然な速さの日本語(日常会話程度)に慣れる練習をし、聞き取りの力をつけます。また、多種多様な日本語の文章に接し、漢字で書かれた日本語の文章が理解できるようになります。作文学習においては、漢字を使って自らの意図を表現できるようにもなります。目標はN1もしくはN2に合格することです。
  • 語彙・読解

    初期段階は、会話を中心として構成されたテキストを使用し、教員と学生との会話による練習が中心になりますが、次第に漢字力や語彙力をつける学習に重点を移していきます。社会や文化、経済・歴史などの領域から身近な話題を取り上げ、学習段階に合わせて多角的な読み方をすることにより、読解力のアップをめざします。
  • 漢字Ⅰ~Ⅳ

    留学生が日本語を習い、覚えようとするとき、最大の障害となるのが漢字といえます。日本で初めて漢字を学ぶ学生も多く、漢字に慣れ親しんでいるとはいえません。そのような点にも配慮しながら、筆順や用例を効率的に、かつ楽しんで習得できるように努めています。日本語学習に必要な基礎となる漢字の定着を図るとともに、漢字語彙力の拡充にも力を入れます。
  • 作文

    日本語学習の最終的な目標のひとつは、日本語できちんとした文章が書けるようになることです。この科目では、留学生が関心のあるテーマについて毎回作文を書き、教師の添削と学生の推敲を何度も繰り返すことで、文章表現力を向上させていきます。作文上達に王道なし。毎日コツコツ書き続けることが一番の近道です。
  • 文型・文法

    日本語は、学びはじめは簡単に見えますが、少し深く学ぶとその難しさに直面します。その難しさのひとつが文法の難しさです。日本語能力試験でも、合否の分かれ目になるのは読解文法と呼ばれる分野です。この科目では、特に、難解な助詞や敬語などの用法をわかりやすく解説して、理解を深めます。授業は演習を中心に進められます。
  • 聴解

    聴解能力は、本学の留学生別科でもっとも向上する力の一つです。それは留学生別科が日本人の学生が学ぶ同じ敷地内にあるという格好の環境によるものです。この科目では、日常生活でよく使う日本語表現を中心に、イントネーションの正しい日本語を多く聞き、きちんと日本語を聞き取る訓練をします。この授業を半年受講すれば、基本的な日本語の聞き取りはほぼ出来るようになるでしょう。
  • 生活日本語

    日本語に限らずあらゆる語学は、自分の思い・考えを正確に相手に伝えられるようになって、初めてマスターしたと言えます。この科目は、毎回異なるさまざまなテーマの話題を留学生が提示し、それをみんなで日本語で話し合う方法で進められます。たとえば、日本での生活の感想を、自国の文化と比べながら、日本語で発表するとき、日本語の会話力を伸ばすだけでなく、自国の文化の特徴がより明確になることにもつながります。日本語の会話力の向上だけでなく、さまざまな効果が期待できる科目です。
  • 日本の文化・社会

    映像や音声教材を使用しながら、日本の文化や社会のしくみについて学びます。また、それらを背景とする日本語についての理解を深めていきます。
利用施設の紹介
利用できる施設紹介
留学生別科生は、図書館や自習室などの東日本国際大学・いわき短期大学の諸施設を、学部生と同じように利用することができます。
図書館・閲覧室・自習室