News

新着情報

第7回「英語講座(英国)」解団式 参加学生6人による成果報告が行われました

2023.04.14

2月16日~3月17日の約一か月間、イギリス現地にて行われた令和4年度「第7回英語講座(英国)」の解団式が4月13日(木)、本学1号館5階第一会議室において行われました。

 

 

はじめに引率・指導教員である田中渡教授から、「この『英語講座』は、英語力向上をめざして企画されたものですが、それにも増して大切なことは、参加した6名の学生が、10代後半から20代前半の、鋭敏な感受性に恵まれた時期に、英語の本場イングランドでその言語に直接触れ、現地での生活を通し、日本にいては決して出会わなかったはずの貴重な体験をし、自らの英語力の現状を現地で直に感じて、さらに英語学習を頑張ろうという動機づけになったことだと思います。
世界遺産『カンタベリー大聖堂』にゆかりの深いCCCU(カンタベリー・クライスト・チャーチ大学)で学ぶことができた学生たちは大変に恵まれていると思います。実際、大聖堂を直接目にした今回の研修団の誰もがその荘厳な姿と厳粛な雰囲気に圧倒されました。また、今回たとえ、自分の英語がわかってもらえなくて苦労したり、現地の人が話す本物の英語のスピードが速すぎてついていけなかったとしても、これから本格的に学習していけば、いつか本物の英語力が身につき、国際社会でのコミュニケーション力がついてくるのだと自覚できたと私は確信しています。そして、この異文化体験は生涯にわたっての精神的財産になると思います。
海外に出て、日本以外の言語・文化・生活に直に接した学生たちは、これからのよりよい日本と世界を担う出発点に立っています。新たな精神的次元のもとに、だれもが平和にそして幸せに生きることができる新しい時代の世界像を是非とも築き上げてほしいものと願っています。
最後に、今回の『英語講座』が多くの方々に支えられて実現したことに改めて感謝申し上げます。東日本国際大学の皆様、私たち研修団を実務的にサポートしていただいた国際部事務局の方々、そして、この企画の実現に承認と助言を与えてくださった、理事長・総長・学長にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。」と全体を通しての報告が述べられました。

 

 

次に、倉田貢先生から「今回の研修を通して、参加した学生が多くのことを学んだと強く感じています。今後も第10回、第20回と、この英語講座が末永く続いていくことを願っています。」と挨拶が述べられました。

 

 

研修参加学生を代表して、黒田英寿さん(経済経営学部3年)から「今回は英国講座を開いて下さり、誠に感謝申し上げます。我々はイギリス   カンタベリー・クライスト・チャーチ大学の授業やEnglish Conversation、地域の方との触れ合い にて多くのことを思い、学ぶことがありました。イギリスでは、例えば知り合いでなくても相手を思う言葉を気さくにかけてくれることです。日本にはあまりないので安直ではありますが、これによりコミュニケーションが生まれるので日本ではよくある人間関係の悪化や孤独死の改善にも間接的に貢献するのではと思いました。また、新しい語句や文章はもちろん。失敗を恐れて自分の中に留めておくのではなく、失敗を恐れずとりあえず言葉にしてみること。これが大切なことは周知の事実ですが、今回の留学でこれが本当に大切で難しいということが身に染みた1ヶ月でした。またこれから就職するもの、大学院に進むものそれぞれ居ますが、今回学んだこと、経験は将来必ず役立つものなので余すことなく、また十二分に生かしていきたいと考えています。今回は誠にありがとうございました。」との報告がなされました。

 

 

その後、参加学生全員からの挨拶があり、それぞれ今回の研修を通して、様々な異文化に触れることが出来たため、その貴重な経験を活かして今後の勉学に励んでいくとの決意を述べました。参加学生の一人である我妻拓弥さんは「英国講座では、歴史ある英国の文化に触れ、多くの面で成長することができました。今回の経験をきっかけにさらなる英語力の向上に努め、今後の学生生活に活かしていきたいです。」と述べました。

 

 

 

 

教員・学生からの報告を受け、中山哲志東日本国際大学学長から「皆さんのお話を聞き、大変充実した一か月の経験をしてきたということを感じました。皆さんがイギリスで活動を行った同時期に、アメリカの研修団もハンフォード地域にて活動を行いました。学内でも様々な国から勉学に来ている留学生がたくさんいますが、このように本学から外国にて勉学してくることは大変嬉しく思うところです。皆さんは、今回の研修活動を通して、自分の人生に大きな転換になる何かのきっかけを得ることが出来たのかもしれません。個人的のみならず、これから若い世代の皆さんは学んだこと、体験したことを活かし、いわき、福島そして世界に役に立つ人財となるべく励んでください。」とのお言葉が送られました。

 

 

 

次に、吉村作治学校法人昌平黌総長からは「皆さんと同じように、私も55年前にエジプトへ留学しました。このような短期の研修ではなく、全て私一人で挑戦した留学でした。2年間アラビア語を勉強しましたが、最初からアラビア語でのコミュニケーションを取ることは困難でした。計15年エジプトに住み、アラビア語も得意になりましたが、やはり長い時間をかけて語学を学んでいくことが必要だと思います。皆さんも、今回の研修をきっかけとして、海外に住むことになるかもしれません。引き続き、勉強に励んでください。応援しています。」との激励の言葉が送られました。

 

 

 

最後に、緑川浩司学校法人昌平黌理事長から「おかえりなさい。無事に帰国されて何よりです。皆さんには、ただイギリスに行ってきた、それだけで終わりではなく、これを契機として、これらの経験をどう活かすかが、重要なポイントになります。現在イギリスは、EU離脱を経て変化が相当大きいと思います。歴史的にも日本とイギリスは双方にとって様々な意味で深い関係を構築してきました。しかし、世界は常に変化しています。その中で最も大切な価値観も変化してきました。この転換期において重要なのは、自分のアイデンティティをしっかりと持つということです。建学の精神をしっかりと身に着け、日本人として、そして東洋人として変えてはいけないマインドを深く理解し、その観点から世界を見なければなりません。これを知るのと知らないのでは、これから西洋の文化と向き合っていく上で大きな差が出るでしょう。

皆さんのお顔を見ても、出発する前と今では全く雰囲気が違いますね。1か月の研修とは思えないほど、大きく成長したようです。しかし、これからが重要です。皆さんが今後何をするのかによって、今回の研修の成果が見えてくるでしょう。本学としても、今後もさらに研修活動を充実させていきたいと思います。イギリスのみならず、アメリカや韓国、中国、台湾とも協定を結んでいますので、さらに国際交流を深めていきましょう。皆さんのご成功、誠におめでとうございます。」との挨拶がありました。

 

 

学生からの報告については以下の資料をご覧ください。

 

 

 

 

検索フォーム
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ