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いわき市のFSC認証林で植樹活動に参加しました

2023.05.29

 

5月27日、いわき市田人町で行われた一般社団法人モクティ倶楽部(本宮市)主催の植樹活動に、地域貢献リーダーとGlobal Network+の留学生16名が参加しました。

モクティ倶楽部は県内の森林保有者や木材を扱う業者などの有志でつくる団体で、県内で伐採期を迎えた木が森林に放置されている状況を受け、伐採と再造林による循環型の森林づくりを目指し2021年に設立されました。

この日は「再造林プロジェクト」と題して、県内外の寄付者ら約150人とともに、田人町旅人地区の標高591メートルの山林にコウヨウザンの苗木を約千本植えました。この山林は、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した「適切な森林管理」を認証する国際的な制度であるFSC認証を受けている、福島県内では2か所のうちの一つです。

一部急斜面を含む植樹活動は、学生にとっても初めての新鮮な体験となり、自然環境について実地で考える良い経験となりました。作業後には参加者全員で、主催者提供の昼食をいただきました。

その後、遠野興産(株)久保作工場を見学し、中野光社長から、いわき市産の木材がチップやペレットに加工され、発電所の燃料として、またいわき市に製造拠点がある国内有数の製紙工場や内外装建材メーカー、システムキッチンメーカーの材料として広く利用されている現状について説明を受けました。

最後に(株)平木材市場に移動し、齋藤公男社長から市産木材の流通の現状について、木材の種類や選定の手順などの説明を受けました。

学生にとっては、身近な存在でありながら、普段接することのない木材の生産、伐採、流通、加工、活用のサイクルを、一度に体験する貴重な機会となりました。

 

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