８月1日（火）、福島中央テレビ主催「ウクライナ国立バレエ スペシャル・セレクション2023」に、ウクライナ人留学生５名が招待されました。

ウクライナ国立バレエ（旧キエフ・バレエ）は高い技術と豊かな表現力で世界中の人たちを魅了してきたバレエ団です。その120年余りの歴史の中で最大の危機を迎えたのが昨年２月のロシアによる軍事侵攻でしたが、その後も本格的な海外公演を続け、華やかな舞台を披露しています。

留学生たちは会場の「けんしん郡山文化センター」に到着すると楽屋に通され、開演前にバレエ団員との交流の場が設けられました。

幼少のころバレエを習っていたという学生は「バレエは同じ演目でも国によって踊り方が違います。きょうは本物のウクライナのバレエを観ることができて本当にうれしい」と感謝の言葉を述べました。

またバレエ団員の方からは「私たちは日本に来て日本の皆さんにウクライナのことを伝えるというミッションも持っています。皆さんもここ日本で日々勉強しながらウクライナのことを伝えているのだと思います。きょうここで会うことができてとてもうれしい」というメッセージをいただきました。

この後、バレエを鑑賞し、故郷の本格的な芸術に直接触れることができ、ウクライナに思いをはせながら感動のひと時を過ごすことができました。

今回の招待を受け、留学生たちは遠い異国の地で、団員の方々とお互いを慈しみ、母語で親しく声を掛け合いながら、一人一人が平和への思いを一層新たにしていたようでした。