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令和5年度春期留学生別科修了式を挙行 68名の別科生が晴れの門出を迎えました

2024.02.02

令和5年度春期留学生別科の修了証書授与式が2月1日、本学1号館1階1-101教室で挙行され、計6ヵ国68名の別科生が晴れの門出を迎えました。

 

 

修了生を代表し、ミャンマー出身のフィゴさんに東日本国際大学の中山哲志学長より修了証書が授与されました。

 

 

中山哲志学長は「皆さん、修了おめでとうございます。2年間、本学で良く頑張りました。
これまで皆さんは、たくさんの教職員や友人と出会い、信頼関係や友情を築いてきました。また、鎌山祭やクリスマス会、スピーチコンテストなど、様々なイベントを楽しみ、努力し、地域の皆様に支えられながら、多くの思い出を作ってきたことと思います。これからも、東日本国際大学で学んだことを胸に、国際社会で活躍して下さい。本学で培った人間力や社会性はきっと社会で役に立つことでしょう。皆さんと出会えたことを心より嬉しく思います。良い人生を歩んでいって下さい。」との式辞を述べられました。

 

 

 

続いて、吉村作治総長より「おめでとうございます。皆さんの元気な姿が見られて良かったです。私も60年前エジプトに初めて行った時、カイロ大学で皆さんのように別科のクラスで2年間語学を学んでからカイロ大学に入学しました。皆さんと同じような経験がありますので、とても親近感が湧きます。昨日、学部の卒業論文発表がありましたが、私の受け持つエジプト考古学マネジメントコースのゼミ生も各国からの留学生が多く、彼らの発表もまた見事なものでした。皆さんにも、本学の建学の精神である儒学を根幹として、人間の生きるべき道、日本人の本当の心や優しさを『学ぶ』のではなく『身に着けて』欲しいと思います。」との祝辞が送られました。

 

 

 

緑川浩司理事長からは「本日はご卒業おめでとうございます。皆さんは本日、既に何度も聞いていますね。なぜ卒業は『おめでたい』のでしょうか。特に、皆さんの中には新型コロナウイルス感染症の影響を受け、来日が出来ないままに2、3年母国で待機し、ようやく入学された学生さんが多いですね。不確定な未来に、大変苦労しながらも、努力を続けていたことでしょう。そんな皆さんが本日という日を迎えられたこと、本当におめでとうございます。

2年前に入学したウクライナの学生も、苦難を乗り越えながら来日し、様々な経験や勉強を経て無事に巣立っていく事をとても嬉しく思います。今のウクライナの状況とは異なりますが、我々も13年前の東日本大震災の際に、辛い時間を過ごしてきたこともあり、苦労したものです。しかし、苦労した分だけ人の心の痛みが分かる人間として育っていくものです。この経験を、今後の人生に活かしていただきたいと思います。アジアの平和を私たちが作っていくのだ、という使命を抱いてください。本学の建学の精神である「克己復礼仁と為す」を思い返してください。自分の弱さを乗り越えて、思いやりや優しさを持って人に接することにより、人からの優しさが返ってくるのです。今回修了される皆さんは様々な国から来日し、進路先もまたそれぞれですね。いよいよ留学生も多様化してきたといえるでしょう。できれば日本で生涯幸せに暮らしていってほしいと思います。日本はこれからもますます成長していきます。その成長には、皆さんのような人材が必要です。別科で学んだ縁と、なぜここで学んだのかという使命を感じながら頑張っていただきたいと思います。私が今話す『頑張って』の本当の意味が分かりますか?それは、皆さんに『幸せになって欲しい』という私からのお祝いの言葉です。」との祝辞が述べられました。

  

 

最後に、修了生を代表し、ネパール出身のライ・シルジャナさんが答辞で「本日は私たちのためにこのような素晴らしい式を挙行してくださり、感謝申し上げます。また、お忙しい中、ご参列いただいた先生方、ありがとうございます。修了生を代表して、一言ご挨拶させていただきます。私は2年前、来日しました。日本の美しい自然、独特な文化、おいしい日本料理に興味をもったからです。別科の2年間で、本当に多くのことを学ぶことができました。自分が望んで努力すれば道は開けるということも分かりました。先生方にかけていただいた、たくさんの温かい言葉は心の支えになりました。先生方や友だちと一緒に刻んだ思い出の一つ一つは、私たちの成長にも繋がりました。この2年間の留学生活はとても充実していたと、今改めて感じています。私たちは、今日で留学生別科を卒業します。寂しい気持ちでいっぱいですが、この大学で学べたことを誇りに思い、私たちは前へ歩んでいきます。もしこれから、大きな壁にぶつかったとしても、別科での学びを活かし、頑張っていこうと思います。未熟な私たちを支えてくださった先生方、一緒に過ごした友人の皆さん、母国から見守ってくれた家族、そして関わってくださった全ての皆さまに心よりお礼申し上げます。
最後に、理事長先生をはじめ、ご来賓の先生方のますますのご健康とご多幸を心よりお祈りし、答辞とさせていただきます。」との感謝の気持ちが述べられました。

 

 

皆さんの今後のご活躍を教職員一同、心から応援しております。

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