Sさん

s_福祉 齋藤さん

Sさん

福祉環境学部 社会福祉学科卒業

出身高校:東日本国際大学附属昌平高校

就職先:福島県警察

未来を共に掴む

・もっと強くなりたい!


私は、中学生の時に部活動で柔道を始めて今に至るのですが、この大学に入学を決めた理由にはその柔道が大きく関係しています。当時、高校3年生で運よく東北大会優勝・国体出場等の成績を収めた私は、もっと強くなりたいと思いレベルの高い関東の大学に進学を考えました。しかし、それと同時に、地方の選手が地元で頑張らないでどうするという葛藤が自分の中で起こりました。そんな時、この大学の監督が「一緒に頑張ろう」と声をかけてくださったことが、入学を決定的なものしました。

・柔道だけでなく


大学では、得意技の一本背負いに更なる磨きをかけました。全国選手権の東北大会では2連覇、全国選手権団体には2回出場し、全国選手権個人でも2回出場を果たすことができました。また、大学に入学してからは柔道だけでなく、教職課程、福祉実習、アルバイト、警察の少年補導員としての活動など様々な事に積極的に取り組み、自分が成長していることを実感する毎日でした。

2015年2月には日本柔道連盟主催の海外研修(ドイツ、フランス)に参加させていただきました。これは東北柔道連盟の1名枠の推薦をいただいたものです。(ちなみに全国で13名しか選ばれないそうです。)

・過去問は徹底的に


福島県警の1次試験突破のために、数的処理を中心に政治・経済・地理の過去問を徹底的にやりました。3年生で大学の公務員講座を取り、また大学の先輩(昨年鳥取県警に内定)からもらった参考書を使い、過去の出題傾向を分析して徹底的に勉強しました。福祉の教員免許取得のための教育実習を附属高校でやらせていただきありがたかったです。大学での通算取得単位数は、180単位(卒業は124単位)になりそうです。(取材当時)

・大学では多くの壁を乗り越えられた


大学生活はもちろんいいことばかりではなく、辛く投げ出したくなることもしばしばありました。そんな時はゼミの先生や親しい先生に愚痴を聞いてもらったり、相談に乗ってもらったりしました。先生方はいやな顔一つせず話を聞いて、アドバイスをくれたりや励ましの言葉をかけてくださいましたが、そのおかげで多くの壁を乗り越えることができたと思っています。

就職活動に関しても、就職案内活動や丁寧な面接練習指導をしてくださいました。この大学の最大の魅力は、先生が学生に対してしっかりと向き合いサポートしてくださることだと思います。私が今回、福島県警察に採用内定を頂けたのも、ひとえに大学のサポートがあったからこそだと思っています。

 ・福島に恩返しを


今こうしていられるのは、経済的に大変な中、大学まで出してくれた両親のおかげと本当に感謝しています。私も高校、大学での学費もなるべく親に負担をかけないように、福島県と大学独自の奨学金を併用して、さらに塾でのアルバイトで賄いました。

福島県警に入ってからは、機動隊に所属して今後も柔道を続けていきたいです。そして、この大学でたくさんの経験から学んだことを最大限に活かし、福島に恩返しができるようになりたいです。仕事では住民の安全を守るため、柔道では多くの活躍で(最大の目標は2020年の東京オリンピック出場!)みんなに活力を与えることができるよう、これからも日々精進していきます。