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海外研修(米国ハンフォード)解団式 第一回目の研修を終えた学生が成果を報告しました

2023.03.22

 

3月1日から14日までの2週間にかけて実施された海外研修(米国ハンフォード)の解団式が3月22日、本学1号館5階にて行われました。

 

 

はじめに、引率教員の河合伸教授から活動報告があり、その後参加した学生3名から活動成果報告がありました。その後、学生3名から研修を受けての感想がそれぞれ述べられました。報告・感想の詳細についてはページ最下部をご覧ください。

 

 

 

 

中山哲志学長から、「皆さん、大変立派な報告をお聞かせいただきどうもありがとうございます。大変充実した研修だったことが皆さんのお言葉から分かり、とても嬉しく思います。

今回、ハンフォードへの学生派遣は第一回目です。なぜ若い人がハンフォードを視察する必要があるのか、皆さんのご報告にその答えがあったと思います。福島と同様に放射能汚染の問題を抱えるハンフォード地域は、世界に誇る様々な産業を発展させました。そこにはやはり人々の思いがあったのです。皆さんは、現地に行ってそれを感じてきました。とても意義深いことです。また現地の親切な方々のお陰で、実際に現地の生活に溶け込み、充実した体験を可能にしたホームステイも非常に素晴らしいと思います。なかなか出来ることではないものです。関係者の方々に感謝いたします。今後の国際交流に是非活かしていって下さい。良い報告をお聞かせいただき有難うございます。」とのお言葉が送られました。

 

 

緑川浩司理事長は「まずは皆さんが無事に帰ってきたこと、本当に良かったです。皆さんの報告を聞いて、今回の研修の成果が大いにあったと感じています。これから研修は二陣、三陣と続いていきますし、今年の夏にはハンフォード地域の学生さんを呼んで、福島で研修を行う予定です。また、学生のみならず、今年の秋には県内において地域振興に強い意志を持つ若い経営者たちを募ってハンフォードへの視察を行う予定です。

今回の経緯をたどると、4年前に経済産業省が「福島の復興はハンフォードに学ぶ」との方針を立て、ハンフォード現地を視察したことがきっかけになっています。その視察の際、現地での案内役を務めたのが本学福島復興創世研究所の大西康夫所長でした。国がハンフォードに学ぶのであれば、本学としてもその流れに沿った形で復興創生事業を進めていく必要があるだろうと、4年間に渡ってハンフォードとの交流を深めてまいりました。

震災前に上海に行った時にも感じましたが、日本の教育は他国に比べて遅れているのではと感じました。日本の教育には「地域」というキーワードがなく、教育先進国ではないと感じました。

ハンフォードの例を挙げても、最初は全国から有名な大学がプロジェクトに入りましたが、最後まで残ったのは地域の大学だけでした。地域に貢献するために、心を一緒にして研究しているのは地域の方々と地域の教育機関です。

今回の学生派遣に期待した、福島のために頑張りたいという意思を持つ人材の育成。その人材を多く地域に輩出するために多方面で尽力していますが、まずは「自分で住んで、育っていたところで頑張ることが当たり前」と思える人材を本学から輩出できる事を良かったと思います。

福島、いわきのために頑張りたいという皆さんを、今日から福島復興創世研究所の学生研究員に任命したいと思います。福島のために何が出来るのか、自分の人生のスケジュールの中に入れてこれからも頑張って下さい。良い成果を収めることが出来て良かったです。おめでとうございます。」と述べられました。

 

 

引率教員・学生からの報告は以下の資料をご覧ください。

  0322解団式学生成果報告スクリプト

 

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