第1回英語特別講座

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グローバル人材を育む 成長の節を刻んだ有意義な第1回研修 英語特別講座
本学(東日本国際大学・いわき短期大学)が推進するグローカル人材育成の一環として実施された「英語特別講座(英国)」の第一回研修団が18日、約1か月に及ぶ全日程を終え、無事に帰国しました。学生一行8人は引率した倉田貢教授・田中みわ子准教授とともに、この日午後2時、本学に到着。そのあと、吉村作治東日本国際大学学長をはじめとする関係者が出迎えるなか、長旅の疲れも見せず、ただちに報告会に臨みました。吉村学長を囲んで、3週間にわたる研修の模様や今後への抱負について語り合いました。
3週間英語特別講座を研修しました8名にインタビューしました。

学年は当時のものです。

  • 山野辺美和子さん
    いわき短期大学 幼児教育科1年

  • 齋藤 奈々さん
    いわき短期大学 幼児教育科1年

  • 趙 洪霞さん
    東日本国際大学 経済経営学部2年

  • 安 宰弘さん
    日本国際大学 経済経営学部3年

  • ジン モーウィさん
    東日本国際大学 経済経営学部3年

  • 古市 咲菜さん
    東日本国際大学 健康福祉学部1年

  • 遠藤 黎也さん
    東日本国際大学 健康福祉学部1年

  • 奥田 峻史さん
    東日本国際大学 健康福祉学部3年

もう少し学びたかった まず最初に、帰国しての率直な感想をうかがえればと思います。
奥田
無事に帰国できてほっとしておりますが、もう少しイギリスにいたかったなという思いが強いですね。
遠藤
僕もほっと一安心しています。イギリスに長くいるとだんだんと慣れてくるので、やはり3週間は短いですね。
古市
初めての一人暮らしが海外ということでしたので最初は非常に不安もありました。でもみなさんと楽しい日々を過ごすことができました。3週間はとても短く感じましたので、もう少し学びたかったなという気持ちもあります。
ジン
約1か月間、英語とイギリスの文化をいろいろと学ぶことができました。 もっと時間があれば自分の英語力をもっと伸ばせたのではないかと思っています。
ちょっとさびしい気持ちもしていますが、だいぶ自信もつきましたし、有意義な研修であったと思います。
短い期間でしたが、とても貴重な経験になりました。このような機会をいただいて本当に感謝しています。
齋藤
日本に無事帰ってくることができて、安心しているというのが一番です。3週間の授業はあっという間でした。もう少し長くいたかったですね。
奥田
無事に帰国できてほっとしておりますが、もう少しイギリスにいたかったなという思いが強いですね。
山野辺
私もようやく現地の生活にも慣れてきたところでしたので、もう少しいたかったというのが正直なところですね。カンタベリーという歴史のある地で学ぶことができたのはとても幸運でした。
歴史の重みを肌で実感 到着した翌日には、さっそくカンタベリーの市内を見学したりする機会もあったようですね。いかがでしたか。
山野辺
特にカンタベリー大聖堂は世界遺産でしたから、その壮大さには圧倒される思いでした。歴史の重みを肌で実感しました。
私も同感です。大聖堂はイギリスの文化、文学にも影響を与えた建物で、イギリス精神のシンボルだと思いました。そこに入ると、心が落ち着き、神聖な場所だと感じました。
本当にそうでしたね。過去と現代が見事に調和している姿は一幅の名画のようでした。大聖堂の内部はとりわけ繊細で精巧を極め、美しいとしか言いようがないです。
齋藤
ステンドグラスは見とれてしまうほど綺麗でしたね。
古市
確かに歴史の深さというか、そういうものを通していろいろと考えさせられました。
奥田
大聖堂については、歴史的背景も学ぶことができ、もう一度訪れたいと思えるところでした。
短い期間でしたが、とても貴重な経験になりました。このような機会をいただいて本当に感謝しています。
山野辺
サンドウィッチ市で食べたサンドウィッチの味も忘れられないですね。
齋藤
さすが発祥の地だけあっておいしかったです。また、古き良き街並みも素晴らしかった。
ジン
日本とイギリスの文化の違いなどを学ぶことができて実りのある観光でした。
創意工夫に富んだ授業 いよいよ英語特別講座がスタートしました。
奥田
最初は分からないことが多く、授業の流れを理解しようとすることで精いっぱいでした。1週間が過ぎて、ようやく慣れてきました。
遠藤
先生方がとても優しく、分からない時でもゆっくり話してくれましたので、大変に助かりました。授業の内容は上手に工夫されていて日本の教育にはない 長所がありました。
古市
やはりリスニングの力が不足していると痛感しました。それでも少しずつ耳が慣れてきました。また、先生も、ぜんぶ聞き取ろうとするのではなく、キーワードとなる単語を見つければ大丈夫ですとアドバイスしてくださいました。
ジン
最初は緊張していることもあって、先生の話が分からなかったり、質問されても、言葉が思うように出てきませんでしたが、私もやはり次第に慣れてきて先生と何とかコミュニケーションが取れるようになりました。1週間もすると、リスニングの力が伸びたなと実感できました。
授業はゲーム感覚で進められたり、音楽を聴いたり、また先生は学生たちの反応を見ながら適切に指導してくださり、いつも楽しい雰囲気でした。ほかの学生たちも最初は発言することをためらう場面が多かったのですが、2週目に入るとみな積極的な態度に変わり、授業時間があっという間に過ぎるという感じでした。
授業は会話の練習が中心でしたね。英語を学ぶだけではなく、イギリスの文化や地理・歴史、時事問題も授業で取り上げてくださり、いろいろと勉強になりました。授業の形式はビデオを利用したり、ゲームも入っていたり、割と自由でした。私自身はとても気に入っていました。
齋藤
そうですね、学習という堅苦しさはなく、全体的に楽しい雰囲気でした。一つの単語を簡単な言葉に置き換えてどう説明するかなど、グループで話し合いながら答えるという形をとっていて、一人で悩むよりも、他の人の意見を聞いて、そういう発想もあるのかと納得しながら進められていましたので、とても分かりやすかったです。
山野辺
そういう点では日本の授業とはずいぶん違いましたね。もちろんテキストを使用して文法なども学びますが、イギリスの政治やカンタベリーの歴史や食文化 、文学等についても教えていただき、興味深く学ぶことができたように思います。時には映像や歌、写真やクイズなども用いて、学生が関心をもち、授業に集中できるようにさまざまな創意工夫がなされていたことが非常に印象に残っております。
日に日に元気になる!最後に、引率された倉田先生、田中先生からひとこと感想をお願いいたします。
倉田先生
私としても学生たちが日に日に元気になっていく姿に触れて非常に心強く思っていました。というのも、やはり現地での研修、そして食事等、日常の生活面できちんと適応できるかどうか、当初はいろいろ心配していましたが、さきほどから話がありましたように、痩せるどころか太るほど元気でしたから、自信もつけたことですし、またそれだけ向こうの環境に上手になじんでくれました。大成功に終え、引率者として、また企画した一人として本当に嬉しく思っています。
田中先生
英語を学ぶ3週間というのはとても密度がこく、ある意味で非常に贅沢でもあり、羨ましいほどでした。学生たちにとっては、おそらく見るもの聞くものすべてが初めての経験で、感激することがたくさんあった1カ月であったと思いますが、そうした様子を間近で見ることができたことは、引率者として感謝の思いでいっぱいでした。そして何よりもみんなが病気ひとつせず、元気に過ごすことができてよかったと思っております。
吉村学長
一度も病気しなかったというのはすごいよね。おなかも壊しませんでしたか?
一同
はい。
吉村学長
ふつう環境が変わるとおなかを壊したりするのですけど、やはり若さですかね(笑い)。でも、本当によかった。おめでとう。またご苦労様でした。
一同
ありがとうございました。
今後の活躍に大いに期待
英語を学ぶという意味においては、もちろんわずか3週間の研修では難しい面が多かったと思いますが、中学生の時からこれまで英語を学んできて、それを土台として、実際に本場のイギリスに行って学んだことは貴重な経験になるはずです。
そういう意味ではこれからが本当のスタートになります。こうして元気に帰ってこられたこと自体、一人ひとりにとっては大きな自信になるでしょう。
この自信をベースにして新たな飛躍を期してください。そして、今回のすばらしい経験を多くの後輩に伝えていっていただきたい。そのことを通して、一人でも多くの学生がこの英語特別講座にチャレンジしようという意欲をもってくれればと願っています。
また、今回は韓国出身の安 宰弘さん、ミャンマーのジン モーウィさん、中国の趙 洪霞さん3人の留学生が参加して、日本の良さを改めて実感してくださったとうかがい、うれしく思っています。
皆さんの今後の活躍に大いに期待しております。

東日本国際大学学長
吉村 作治