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【特色ある授業】学生制作の減災絵本を教材に

いわき短期大学幼児教育科の特色ある授業

保育内容総論「こどもの命を守る保育者となるために」

いわき短期大学幼児教育科 教授 鈴木まゆみ

 

本日の授業では、昨年度の卒業生9人が制作した減災絵本を教材に、「子どもの命を守る保育者となるために」というテーマについて保育の総合的な視点で授業を展開しました。

 

授業担当の鈴木からは、まず、減災教育の意義について学生に問いかけがあり、無くなることのない災害のリスクをどのように最小限にとどめ、子どもたちが自ら命を守るための行動を促すことができるのかについて講義がありました。また、避難訓練についても、強制ではなく発達を総合的に捉えて意欲を引き出す指導の工夫について提案がありました。その方法の一つにあげられる減災絵本を活用して、こどもたちに総合的にアプローチする方法について、実践例を取り上げて講義を行いました。

 

授業にはゲストスピーカーに減災絵本の制作メンバーであった伊藤愛未さん(令和2年3月卒業・いわき市金山保育園勤務)を迎え、減災絵本制作や保育現場での実践にまつわるエピソードを語ってもらいました。

減災絵本卒業生①

(テレビユー福島の映像から引用)

愛美さんは、制作にあたり仲間と共に災害や減災教育について基礎的研究をしました。中でも、仙台市の震災遺構である荒浜小学校を訪れた時に、「こどもたちに、何があってもけして諦めずに命を守っていくことの大切さを伝えたい」という思いを強くしたそうです。減災絵本には、東日本大震災からの教訓を活かしていきたいという願いが込められていることが伝わってきました。

 

減災絵本卒業生②

仙台市の震災遺構 「仙台市立荒浜小学校」スタディツアーで訪問時に田久学長が撮影(平成31年3月)

 

その後、絵本のストーリーや登場人物のキャラクターづくり、手書きによる着色、仕上げ等、制作当時の苦労話や完成した時の達成感等について具体的に語ってくれました。
減災絵本卒業生③

左下の可愛い犬は、愛美さんが考案した「ぼうさいまる」

「ぼうさいまる」は、絵本の中では子どもたちを助けるレスキュー犬。風呂敷の中には、水や懐中電灯等の防災備蓄品が入っています。

減災絵本卒業生④

(テレビユー福島の映像から引用)

スピーチの終わりには、「いつか保育現場で出会うことができたら、子どもの命を守る保育者となれるよう切磋琢磨していきましょう」と結んでくれました。

 

温かな先輩の言葉は、幼児教育科1年生の学生に胸にとどいたようで、「人生の糧となるスピーチだった」「先輩からバトンを渡してもらったようで気持ちを新たに頑張ろうと思った」等、提出されたレポートには、多くの学びが記述されていました。

 

減災絵本卒業生⑤ 令和2年3月卒業 伊藤愛美さん(現在いわき市 金山保育園勤務)

現在はいわき市にある金山保育園で0歳児を担当している愛美さん。優しい先輩に恵まれ、日々、かわいいお子さんの保育に邁進中です。

 

授業当日は、金山保育園さんよりお休みをいただいて駆けつけてくれました。コロナ禍の状況の中にもかかわらず、快く愛美さんをゲストスピーカーとして送り出してくださった金山保育園の園長先生、職員の皆様、ご尽力とご配慮に心より感謝申し上げます。

 

いわき市保育士公務員採用試験で6名合格 2次試験受験者全員が合格しました

9月4日にいわき市保育士公務員採用試験の合格者発表があり、2次試験受験者6名全員が合格となりました。合格者の皆様、おめでとうございます。

昨年度は15名の受験者で3名合格、今年度は10名の受験者で2次試験まで通った受験者6名全員合格という結果でした。また9月4日に発表されたいわき市保育士公務員採用試験の合格者数の全体数は11名で合格者の半数以上が本学の学生となります。

合格した6名は1年生の頃から公務員講座に取り組み、かなり密な幼児教育科のカリキュラムの中、エクステンションセンターに通いながら十分な1次試験対策を行ってきました。2次試験では面接練習、ピアノ等の実技科目で1人1人の課題をとらえた教職員のバックアップ体制で本番に臨みました。皆さんの努力が結果として表れたことが教職員にとっても何より嬉しい報告となりました。
これから他の公務員試験や私立の幼稚園、保育園など就職シーズンが本格化してまいります。 就職活動を迎える学生の皆さんのために 教職員が一丸となって全力でサポートしていきたいと思います。
2年生は今週から実習が始まっています。合格者の皆様の声は実習終了後にインタビューしたいと思います。