5月11日(月)をもちまして、往復葉書による申し込みを終了させていただきました。
5月12日(火)午後12時30分より抽選した結果を、返信葉書にてお知らせいたしましたので、その後の申請書類の内容に従って、申し込み手続き等を完了させてください。
なお、抽選結果につきまして、お電話での問い合わせには応じておりませんのでご了承ください。
いわき短期大学の教授として指導・研究に携わりながら学生一人ひとりを成長させることに情熱を注ぎ続ける指導陣。今回は幼児教育科の鈴木まゆみ教授に教育に寄せる想いをインタビューしました。(このインタビューはいわき短期大学の広報誌「CANS vol.5」に掲載されたものです。)
幼児教育に携わっていく人を育てていく。それは「子どもを育てる」人を育成していく仕事です。その中で私が学生によく話をするのが、一人として同じ子どもはいないということ。そしてその言葉を、実は学生を教える私自身にも言い聞かせているのです。だから保育に関わる人が、子どもたちのすべてを受け止めるように私たちもそれぞれの学生の考え方や行動を尊重し、見つめるようにしています。本当に真剣な思いを持ってこの道に進んできた学生がいる中で、何となく幼児教育を選んだという学生も多くいます。その中で保育の使命に心の底から気づくと学生たちはぐんぐん伸びていくのです。大切なのは、それがどうすればできるか、です。
「幼児教育の世界に進みたい」そう思っている人は、素晴らしい種子に例えられると思います。そして子どもと関わっていくことに深い喜びを感じ、感動した瞬間に種から芽が伸びていきます。まさに発芽です。けれどその時期は一人ひとり違っているのです。実習に参加し、保育の現場でその難しさを痛感し、能面のような硬い表情で私のところに戻ってきた学生がいました。彼女はこの道に進むことを諦めたかのように思えました。彼女に私ができることは見守ることしかありませんでしたが、そのことを彼女も感じてくれたのでしょう。一年後、その学生は実習科目を再履修し、また保育の現場に挑みました。そしてその報告を私にするたびに能面のような表情が少しずつ柔和になり、実習が終わる時には子どもと接する喜びを涙しながら語ってくれるまでになっていました。彼女も種から芽を出していたのです。
子どもたちの一つひとつの行動には、必ず何か意味がある。このこともよく学生たちに話します。けれどその意味のすべてがわかるはずはありません。そのときは「自分がもっといい先生に育っていくために子どもたちから素敵な宿題をもらったと思ってください」とも伝えています。また子どもたちの行動の一つひとつをありのままに受け止めることです。そのことによって今までわからなかった子どもの気持ちが少しずつ理解できるようになっていくはずです。学生たちを教えている私も同じです。講義を聴く学生たちの行動の一つひとつに意味があるはずです。「なぜこの教え方では伝わらないのだろう」と悩むこともあります。しかし、よく考えれば当たり前です。一人として同じ学生はいないから以前と同じ教え方が通用するとは限らないのです。だからこそ授業の質もより改善し、向上する努力を怠らないようにしています。すべてに意味がある。だから私もみんな受け止めていこう。日々、学生と接する中でそれを痛感しています。
いわき短期大学 幼児教育科 鈴木 まゆみ教授
福島大学大学院 人間発達文化研究科 教職教育専攻修了。 教育学修士。
担当科目:保育内容総論、教育実習指導1・2年、保育内容指導法「環境」、保育・教職実践実習(幼稚園)、クラスゼミ1・2年
4月30日、専攻科の授業でベッドメイキングの演習がありました。
授業の前に、まずは演習で使うシーツなどの準備の確認。
演習が行われたのは、金成明美先生の「生活支援技術E」です。
手順の説明と実演の後、各ベットに三人一組に分かれて練習を開始。金成先生が各ベットを回り指導していきます。ベッドメイキングでは、サービス利用者の立場に立ち、清潔な状態を保つ事としわやたるみを作らない事を意識しながら行うのが重要です。
休憩後も手順などをお互いに確認しながら、真剣に取り組んでいました。
途中で小休憩を挟みましたが、約3時間の長丁場を集中を切らすことなく学んでいる姿がとても印象に残りました。専攻科の金成先生、学生のみなさん、ご協力ありがとうございました。