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ズームアップ指導陣 鈴木まゆみ教授インタビュー

いわき短期大学の教授として指導・研究に携わりながら学生一人ひとりを成長させることに情熱を注ぎ続ける指導陣。今回は幼児教育科の鈴木まゆみ教授に教育に寄せる想いをインタビューしました。(このインタビューはいわき短期大学の広報誌「CANS vol.5」に掲載されたものです。)

 

幼児教育の尊さに気づきを与える

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「育てる人」を育てる


幼児教育に携わっていく人を育てていく。それは「子どもを育てる」人を育成していく仕事です。その中で私が学生によく話をするのが、一人として同じ子どもはいないということ。そしてその言葉を、実は学生を教える私自身にも言い聞かせているのです。だから保育に関わる人が、子どもたちのすべてを受け止めるように私たちもそれぞれの学生の考え方や行動を尊重し、見つめるようにしています。本当に真剣な思いを持ってこの道に進んできた学生がいる中で、何となく幼児教育を選んだという学生も多くいます。その中で保育の使命に心の底から気づくと学生たちはぐんぐん伸びていくのです。大切なのは、それがどうすればできるか、です。

 

「発芽」を見守り続ける


「幼児教育の世界に進みたい」そう思っている人は、素晴らしい種子に例えられると思います。そして子どもと関わっていくことに深い喜びを感じ、感動した瞬間に種から芽が伸びていきます。まさに発芽です。けれどその時期は一人ひとり違っているのです。実習に参加し、保育の現場でその難しさを痛感し、能面のような硬い表情で私のところに戻ってきた学生がいました。彼女はこの道に進むことを諦めたかのように思えました。彼女に私ができることは見守ることしかありませんでしたが、そのことを彼女も感じてくれたのでしょう。一年後、その学生は実習科目を再履修し、また保育の現場に挑みました。そしてその報告を私にするたびに能面のような表情が少しずつ柔和になり、実習が終わる時には子どもと接する喜びを涙しながら語ってくれるまでになっていました。彼女も種から芽を出していたのです。

 

すべてに意味がある


子どもたちの一つひとつの行動には、必ず何か意味がある。このこともよく学生たちに話します。けれどその意味のすべてがわかるはずはありません。そのときは「自分がもっといい先生に育っていくために子どもたちから素敵な宿題をもらったと思ってください」とも伝えています。また子どもたちの行動の一つひとつをありのままに受け止めることです。そのことによって今までわからなかった子どもの気持ちが少しずつ理解できるようになっていくはずです。学生たちを教えている私も同じです。講義を聴く学生たちの行動の一つひとつに意味があるはずです。「なぜこの教え方では伝わらないのだろう」と悩むこともあります。しかし、よく考えれば当たり前です。一人として同じ学生はいないから以前と同じ教え方が通用するとは限らないのです。だからこそ授業の質もより改善し、向上する努力を怠らないようにしています。すべてに意味がある。だから私もみんな受け止めていこう。日々、学生と接する中でそれを痛感しています。

 

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いわき短期大学 幼児教育科   鈴木 まゆみ教授

福島大学大学院 人間発達文化研究科 教職教育専攻修了。 教育学修士。

担当科目:保育内容総論、教育実習指導1・2年、保育内容指導法「環境」、保育・教職実践実習(幼稚園)、クラスゼミ1・2年

 

 

平成26年度学位記授与式を挙行しました

平成27年3月22日、いわき芸術文化交流館アリオスにおいて東日本国際大学・いわき短期大学学位記授与式が挙行され、大学と短大合わせて218人の学生が卒業しました。

 

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式では東日本国際大学 経済情報学部、福祉環境学部、いわき短期大学幼児教育科、幼児教育科専攻科福祉専攻それぞれの総代が学位記を手渡されました。

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いわき短期大学 幼児教育科 総代 本間いづみさん

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いわき短期大学 幼児教育科専攻科 総代 渡邊成美さん

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東日本国際大学 経済情報学部 総代 畠山成美さん

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東日本国際大学 福祉環境学部 総代 藤野えりかさん

また、本学部活動において顕著な活躍をした者に贈られる理事長賞と学業成績優秀者に贈られる学長賞では6名の卒業生が表彰を受けました。

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理事長賞 受賞者代表 中山俊さん(東日本国際大学)

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学長賞 受賞者代表 郡司敬弘さん(東日本国際大学)

理事長賞:中山峻 清和真理子(東日本国際大学)

学長賞:菊地愛実 渡邊千尋(いわき短期大学)  郡司敬弘 小原仁美(東日本国際大学)

 

表彰に続き、田久昌次郎学長より式辞があり、「己のベストを尽くすのが一番大切。目標を定め努力を重ねてほしい。」と述べました。

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田久学長による式辞のあと、上遠野洋一副市長、吉野正芳衆議院議員、小野栄重いわき商工会議所会頭、箱崎温夫福島県高等学校協会いわき支部長らご臨席いただいた来賓の方々からご祝辞を賜りました。

 

答辞では、小泉紗也佳さん(短大)と齋藤雄河さん(大学)がこれまでの学園生活を振り返り、感謝の気持ちを綴った言葉を述べ、続いて全自治会長の菊地愛実さんと前学友会会長の仲田雄亮さんによる記念品の贈呈が行われました。

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答辞を述べる短大代表の小泉紗也佳さん

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贈呈の挨拶をする前自治会長の菊地愛実さん

最後に、本学吹奏楽部による荘厳な校歌演奏で式を締めくくりました。

 

その他の表彰

 

いわき短期大学

全国保育士養成協議会長賞:本間いづみ

日本介護福祉士養成施設協会長賞:小野莉加

 

東日本国際大学

日本社会福祉士養成校協会長賞:蓮沼京太郎

日本精神保健福祉士養成校協会長賞:星正城

 

学位記授与式の後は、場所をグランパルティーいわきに変えて、「卒業生を祝う会・謝恩会」が行われました。

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教職員一同、卒業された皆さんのこれからのご活躍をお祈りいたします。

 

いわき短期大学入学前ガイダンスを開催しました。

3月12日に、1号館にて平成27年度入学予定者を迎えて入学前ガイダンスを開催しました。いわき短期大学では、新入生が充実した学生生活を送れるよう、毎年の恒例行事となっています。

 

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まず初めに村田文弘学科長より、本学の紹介や単位など2年間の学びについて説明がありました。

 

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鈴木隆次郎先生からは実習の説明や、短大生としての心構えなどについて話がありました。

 

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休憩をはさみ、鈴木まゆみ先生が「保育者への道~あなたは、どのような保育者を目指しますか?~」と題して、講演を行いました。

 

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次に、吉津恭子先生がピアノレッスンを行い、指のトレーニング方法や音を読むトレーニング法などを紹介しました。

 

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最後に、1階教室とカフェテリアで「交流~先輩を囲んで~」を行いました。終了する頃には緊張もほぐれ、リラックスした雰囲気で在学生や先生達と交流の時間を楽しんで過ごしていました。

 

今回のガイダンスで、入学後の短大生活がイメージしやすくなったと思います。入学式でお会いすることを楽しみにしています。4月からがんばりましょう!