【いわき論語塾】 第一回討論会が行われました。

平成28年6月2日、東日本国際大学・いわき短期大学の論語を学ぶサークルである「いわき論語塾」の記念すべき第一回討論会が行われました。今回は、論語の学而第一である「子曰く、学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋、遠方より来る有り、亦た楽しからずや。人知らずして慍みず、亦た君子ならずや。」という文がテーマでした。

討論会の主な流れは、このテーマについて事前に考えてきた訳を発表し、それについて討論するというものです。今回は初めての討論会ということもあり、どうなるのか全く予想が付かない中での開催でしたが、皆それぞれオリジナリティ溢れる訳を発表していて、お互いに刺激を受け合う充実した内容になりました。論語を忠実に訳すことにこだわるのではなく、自分の考え方や経験を盛り込んでいて、本人にしか書けない訳が、たくさん登場しました。

例えば、「学びて時に之を習う」という一節だけを取って見ても、「学び続け復習することを大切に」という訳に対して、「学びたいモノを全霊をかけて学びなさい」という訳など、全く異なる解釈が出ました。この他にも本当に多種多様の素晴らしい訳がありました。また、ここでは紹介できませんが、顧問である城山先生や今回参加して下さった東洋思想研究所の関沢先生も、授業とは一味変わった訳を発表されていて新鮮でした。

今回、都合などにより参加できないメンバーもいたのですが、これからも定期的に討論会や読書会を行うので、より多くのメンバーが参加すれば、さらに活発な討論ができることでしょう。今後の「いわき論語塾」の活動にますます期待ですね。

(いわき論語塾代表 永山優)

 

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