Category Archives: 集中講義

令和2年度「英語講座(英国)」解団式を開催 オンライン授業での研修成果を報告しました

令和2年度「英語講座(英国)」の解団式が6月15日(火)、本学1号館第一会議室で行われました。

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東日本国際大学・いわき短期大学の第6回「英語講座(英国)」は、2月15日(月)から3月12日(金)の4週間の日程で、英国のカンタベリー・クライスト・チャーチ大学CCCU)のイギリス人教員から直接指導を受けるオンライン授業で実施されました。

はじめに引率教員の倉田貢先生と関沢和泉先生が活動報告を行い、続いて参加した7名の団員から報告がありました。

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団員たちは「コロナ禍の中で本講座を受けることができて本当にうれしく思いました。自分の意見を英語にして相手に伝えることの難しさを痛感しました。また同時に英語に翻訳した言葉で相手とコミュニケーションを取れた時のうれしさを体現できました。こうした体験は日常生活では得られない貴重なもので、4週間通して有意義な体験をすることができました」と感想を話しました。

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団員の報告を受けて、オンラインであいさつした吉村作治総長は「わが大学でも地球文明というものを考えています。今後実際にイギリス現地に赴いて学びたいという学生もいて大変嬉しく思う。本当に良かった」と述べました。

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田久昌次郎短大学長は「国内でオンラインを通して英語を学べるかどうかという試みだったが、素晴らしい成果を上げていただきうれしく思う」と挨拶しました。

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最後に、緑川浩司理事長からは「このようにオンライン授業の成果が出るとは思わなかった。団員から提出いただいた報告レポートは本当に立派な内容だった。ハイブリット型授業(オンラインと対面式の組み合わせ)は方法によって効果的であることを実感できた」と学生たちを称えました。

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解団式は、新型コロナウイルス感染症対策のため延期となっていました。

4週間にわたる授業研修を通して、団員たちの今後のより一層の成長が期待されます。

なお、今回研修に参加した団員の報告レポートは以下の通りです。

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集中講義「福島原発事故と災害復興」を川内村で実施 福島復興の現状と課題について考える

東日本国際大学・いわき短期大学は、長崎大学との交流協定に基づく集中講義「福島原発事故と災害復興」を9月12日から13日までの間、福島県川内村をフィールドに行いました。本学の学生22名の学生が参加するほか、玉川大学の学生も一部の企画で参加し、交流をすることができました。高村昇客員教授(長崎大学原爆後障害医療研究所)、川内村の遠藤村長、そして環境省の笠松参事官らの講義を通し、放射線に関しての理解を深め、川内村の住民代表の方々とのディスカッション等を通じて、福島復興の現状と課題について考える良い機会となりました。

 

■9月12日(木)

「いわなの郷」ふれあいホールにて

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・遠藤雄幸村長講演

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・昼食

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いわなの郷名物「いわなの塩焼き定食」

 

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玉川大学の皆さんとの記念の一枚

 

 

・県民健康調査について~福島の若い世代の健康はどのように守られているのか?~(環境省環境保健部 笠松参事官)

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・除染廃棄土壌の現状と環境再生事業(農業・食品産業技術総合研究機構 万福上級研究員)

・双方向型のワークショップ(横浜国立大学環境情報研究院 竹田客員准教授)

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・かわうち保育園見学

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(中央)かわうち保育園 吉田安祐美先生(いわき短期大学出身)

 

 

・夕食(バーベキュー)

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■9月13日(金)

・放射性物質測定実習(KNNセンター)

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・そば打ち体験

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・放射線被ばくと健康影響~車座集会~(長崎大学 平良助教ほか)

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・川内村における食の安全・安心の担保について(長崎大学 高村教授)

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・グループディスカッション

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■9月14日(土)

・ディスカッション報告

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・住民との対話(横田さん、鈴木さん、神藤さん、井出さん)

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イギリス研修団が出発

東日本国際大学といわき短期大学の学生代表によるイギリス研修団が2月14日、大学を出発しました。松本優梨国際部長は、世界市民として第一歩を踏み出す、有意義な研修となるよう期待を寄せ、学生たちは、元気良く「行ってきます!」と応えました。

15日にはカンタベリー市に到着、3月16日までの1カ月間、英語づけの生活を送ります。

楽しく、実りある研修となることを祈っています!

 

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第3回英語講座の説明会を開催

東日本国際大学・いわき短期大学で実施している海外研修・第3回「英語講座(英国)」の説明会が10月4日、本学1号館で行われました。参加を希望する学生が出席し、講座の概要や選考の流れについて説明を受けました。

本学では毎年、イギリス・カンタベリー市のカンタベリー・クライスト・チャーチ大学で集中講座を実施しています。世界各国の学生と交流しながら、英語のみで生活する環境は英語力向上の貴重な機会となっています。

説明会では、前回の研修の模様がスライドで紹介され、実際に参加した学生は「とても良いチャンスとなり、大切な思い出ができた研修でした」と語りました。

選考により、全額公費で参加することができます。担当教員は「こうした研修は若いうちに参加するということに非常に深い意味があります」と呼びかけました。

 

研修期間は平成30年2月15日から3月16日です。

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長崎大学連携集中講義を川内村で開催しました

東日本国際大学・いわき短期大学は、本年締結した長崎大学との交流協定に基づく集中講義「福島原発事故と災害復興」を8月28日から30日までの間、福島県川内村をフィールドに行いました。これには23名の学生が参加。高村昇客員教授(長崎大学原爆後障害医療研究所)らの講義を通し、福島復興・環境再生の現状や放射線に関する知識と理解を深めました。

集中講義の冒頭、川内村の遠藤雄幸村長は、双葉地方の8町村の中で最初に「帰村宣言」をするに至った経緯を振り返りながら「若い世代の皆さんには復興の人材として活躍してほしい」と熱い期待を寄せました。実際に放射線検査済みの食材を味わうイワナ釣り体験やそば打ち体験、子どもたちの保育環境を見て感じる「かわうち保育園」の視察など、学びの機会も充実。県内出身者、県外出身者が、それぞれの立場で原発事故をどう捉えたかをディスカッションした授業では、地元住民の方から被災体験を伺いながら、復興への関わりを模索しました。

講義の最後で高村教授は「放射線について知らないことで誤解していたこともあったと思います。正しく知れば“正しく恐がる”ことができます。これからも、復興を志す者として分からないことを知ろうとする努力を続けていただきたい」と結びました。

 

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遠藤村長の講話

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釣り堀でいわな釣り体験

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お昼はいわなの塩焼き定食です

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かわうち保育園視察

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村の子どもたちとふれあう場面も

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放課後の子どもたちが集う「なかよし館」を視察

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「復興推進支援センター」では放射線測定を体験

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村民の方を講師に、そば打ち体験

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専門的な内容にも挑戦

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食い入るように受講しました

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2日目の夜は皆でバーベキュー

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それぞれの”震災”をディスカッションして発表

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地元住民の方との意見交換

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体験と思索に満ちた3日間でした