Yearly Archives: 6月 2014

昌平高校出身の酒井美紀選手が初優勝

女子ゴルフの国内ツアー「アース・モンダミン・カップ」の最終日が29日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCCで行われ、酒井美紀選手(東日本国際大学附属昌平中学・高校卒)が国内プロツアー初優勝となりました。

3月のプロツアーではプレーオフの末に惜敗し、あと一歩で初勝利を逃しました。今回も賞金女王二度、今季既に三勝の強豪選手に最終ホールで並ばれる苦しい展開となりましたが、プレーオフで堂々と渡り合ってのツアー初優勝となりました。なお、福島県出身選手の国内ツアー優勝は11年ぶり6人目となります。

酒井 美紀選手:1991年(平3)5月24日、福島県いわき市生まれ。8歳の時に父と姉の影響でゴルフを始める。中学2年生の時に東日本国際大学附属昌平中学に転入。2007年全国中学選手権で優勝。2010年には日本女子アマチュア選手権で優勝、同年8月にプロに転向した。得意クラブはドライバー。目標とする選手は天沼知恵子選手、不動裕理選手。

第26回大成至聖先師孔子祭を開催

6月20日、「第26回大成至聖先師孔子祭」を開催しました。

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学校法人昌平黌は昨年度創立110周年を迎えた、儒学、とりわけ朱子学を建学の精神とする法人です。

儒学とは孔子の唱えた倫理政治規範を体系化したもので、長く中国の学問の中心となっていました。日本には4、5世紀ごろに「論語」が伝来したと伝えられ、日本文化に多大な影響を与えています。

本法人はこれまでも一貫して「論語」の教えを守り、伝えることを建学の理念として参りました。

「大成至聖先師孔子祭」はこの儒学の始祖である「孔子」の功績を称え、敬意を示す最重要祭典です。儒学の精神を具現化、可視化する神聖な行事として毎年開催しています。

 

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26年目を迎える今回は孔子の第79代直裔であり、中華大成至聖先師孔子協会会長である孔垂長先生と呉碩茵会長夫人をはじめてお迎えしての式典となりました。

 

第一部は本学1号館「大成殿」にて10時半より開式しました。

20140620 033.JPG開式の挨拶をする田久 昌次郎東日本国際大学・いわき短期大学学長

20140620 049.JPG20140620 059.JPG子鍬倉神社の上平秀人宮司による神事が執り行なわれ、出席者は玉ぐしをささげ、孔子の遺徳をしのびました。

20140620 090.JPG祭主挨拶をする緑川 浩司昌平黌理事長


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比留間 進東日本国際大学副学長の閉式の辞で、第一部は終了となりました。

 

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出席者で記念写真の撮影。

 

第2部は場所を本学の体育館に移して記念講演です。

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講演の前に吹奏楽部の力強い演奏です。

 

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体育館には来賓、大学生、短大生、高校生など合わせ約1000人もの聴衆が集まりました。

 

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孔垂長先生より直筆の揮毫が緑川理事長に寄贈されました。

 

 

20140620 145.JPG記念講演1  「儒学思想の生き方」 孔 垂長先生 (孔子第79代直裔)

20140620 156.JPGのサムネール画像

記念講演2 「伊藤仁斎の〈私〉さがし〉」 小島 康敬先生(国際基督教大学 教授)

 

このうち孔垂長先生は講演の中で、儒学思想は2000年以上前にまとめられたものだが、その本質と精神は昔から今に至るまで通用する学説と理論である。儒学思想を基本とした生き方は、二十一世紀の現代においても、日常生活に適合するものであり、さらに言えば、その思想は現代社会に欠かすことのできない重要性と多元的な実践価値を備えている。その思想は私達が深く研究して自ら体験し実行する価値がある、と儒学思想の現代性を伝え、調和のとれた生き方を提唱しました。

 

第3部はグランパルティにてトークラウンジと茶話会です。

茶話会とは茶を飲んだり菓子を食べたりしながら談話を楽しむ、肩のこらない集まりという意味ですが、本日は女性限定の参加で、呉 碩茵夫人を囲んでの開催となりました。

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トークラウンジでは、葉 國良教授(台湾大学)の基調講演「儒学の現代的応用」が行われ、その後、出席者の熱の帯びた活発な意見交換がなされました。

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トークラウンジ出席者(順不同)  葉 國良教授(台湾大学)、孔 垂長先生(中華民国大成至聖先師奉祀官)、片岡 龍教授(東北大学大学院)、山本 修一教授(創価大学)、小島 康敬教授(国際基督教大学)、緑川 浩司理事長、田久 昌次郎学長、吉村 作治副学長、水田 健教授、倉田 貢教授、徐 坰遙所長(儒学文化研究所)  司会:先崎 彰容准教授

昌平黌サッカー部総監督の高田豊治氏が講演

6月7日、東日本国際大学付属昌平中学・高等学校で開催されました「第1回 公開授業および教育講演会」において、Jリーグ サンフレッチェ広島GM、福島Jビレッジ副社長などを歴任した、高田豊治昌平黌サッカー部総監督が「基本が成功への階段を作る」と題して講演をしました。

高田氏はサッカーばかりでなく、青少年育成にも定評があります。今回の講演では自身の少年時代に掲げた夢を紹介。自身の成功体験を基に、「夢の実現のために、困難に直面しても努力をすることで人は成長できる。」と生徒たちにエールを送りました。

同日は中学校と高校の公開授業と学校説明会も開催。高等学校(特別進学コース)の授業を、市内の小学6年生と中学3年生、保護者、学習塾関係者など多数の方にご来校いただき、見学していただきました。学校説明では、9月末完成予定の人工芝のグラウンドや、特別進学コースの生徒が学ぶ予定の新第2校舎(今冬完成予定)の概要を紹介しました。なお7月26日(土)にはオープンスクールがあります。

 

高田 豊治氏(たかた とよはる):広島県広島市出身。広島大学附属高校→東京教育大学(現筑波大学)卒。JFA公認S級コーチ。

大学時代にはインカレ優勝、全日本学生選抜代表選出の実績がある。1971年にサンフレッチェ広島の前身にあたる東洋工業(現マツダ)に入社。MF/DFとして活躍。1978年に現役を引退。1987年札幌マツダサッカー部監督就任。道リーグではチームを3連覇に導く。1993年、Jリーグが開幕するとサンフレッチェ広島の育成部長に就任、アカデミー整備を行った。1996年には日本サッカー協会の理事に就任。同時にJヴィレッジの取締役副社長に就任する。2002年W杯キャンプ地としてアルゼンチン誘致の成功、Jヴィレッジサッカースクール立ち上げ協力、育成ではサンフレッチェ広島の高萩洋次郎選手を指導していた。2003年からは広島ゼネラルマネージャーに就任した。2009年にJヴィレッジ副社長に復帰。2014年4月から学校法人昌平黌のサッカー部総監督に就任。

 

 

本学が広野町と地域連携協力に関する協定を締結

6月6日(金)広野町役場において、「東日本国際大学及びいわき短期大学と広野町との地域連携協力に関する協定」の締結式が執り行なわれました。

協定により広野町と本学は、教育文化、地域経済、福祉環境、まちづくり、人材育成など幅広い分野での連携、協力に取り組む事になります。本学の緑川理事長と広野町遠藤町長が協定書に調印しました。

 

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締結式には、広野町からは遠藤町長はじめ鈴木町議会議長、渡辺副議長、議会の各委員長など12名の関係者が出席、本学からは、緑川理事長はじめ、田久学長、福迫経済情報学部長、宮本福祉環境学部長ら6名が出席しました。

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締結式の後には記念撮影や懇談会があり、双方から今後の復興に向けての意見交換がなされました。

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広野町の遠藤町長は「互いに協力する事で、私達が願う復興に向けて前進していきたい。多様化、高度化する地域課題の解決につながると期待している。」とあいさつ。本学の緑川理事長は「震災後、大学にはシンクタンク機能を持った地域振興研究所を立ち上げた。地元の大学として地域支援を重層的に行う事が存在意義。今まで培ってきたものを出し切り協力していきたい。」と述べました。