Category Archives: 地域連携研究センター

広野町「心の復興」事業で大正大学あさ市キャラバンを実施しました

震災からの復興の1つとして、広野町「心の復興」事業を昨年度から取り組んでいます。

大正大学と本学は連携協定を締結していることから、大正大学の学生参加や地域構想研究所のご協力をいただいています。

大正大学の「あさ市」は、地域構想研究所が中心に毎月実施している事業で、「座・ガモール」に出展している連携市町村の商品を中心に、地域の方々に産直品の販売を行っています。

広野町からは、新鮮な野菜詰め合わせや、直売所のお母さん手作りの漬物、町オリジナルグッズなどを販売しました。広野町キャラクターの「ひろぼー」も登場し、記念撮影をする子どもたちの姿も見られました。

500円以上購入のお客様には、広野町たんぼアートで収穫したお米を先着順で提供。本学のグッズも抽選でプレゼントしました。

また、健康福祉学部3年の大橋ゼミと、留学生の情報発信チーム「グローバルネットワークプラス」のカフェでは、各国のお茶やお菓子のほかコーヒーの無料提供をしました。寒い中でのご参加、暖かいコーヒーで会話も弾みました。

広野町出身の方や、ご近所の方などたくさんの方にご来場いただき、終了前には完売しました。購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

8月の夏まつりで、ボランティアに参加してくれた大正大学の学生さんもお手伝いに来てくださったのは、とても嬉しかったです。この絆をこれからもつなげていきたいと思います。

 

01設営前に大正大学のスタッフと記念撮影

設営前に大正大学のスタッフと記念撮影

02カフェの看板も持参しました

カフェの看板も持参しました

03カフェは室内で(準備中)

カフェは室内で(準備中)

04あさ市は毎月1回開催されます

あさ市は毎月1回開催されます

05袋の中はお買い得産直野菜

袋の中はお買い得産直野菜

06広野町のひろぼー

広野町のひろぼー

07抽選会では吉村学長の書籍が人気

抽選会では吉村学長の書籍が人気

08カフェでは留学生出身国のお菓子を添えました

カフェでは留学生出身国のお菓子を添えました

09寒い屋外でコーヒー配りながらの誘客

寒い屋外でコーヒー配りながらの誘客

10手作り漬物は大人気

手作り漬物は大人気

11ひろぼーと記念撮影するお客さま

ひろぼーと記念撮影するお客さま

12呼び込み看板は手作りで

呼び込み看板は手作りで

13終了後地域構想研究所のみなさんからご挨拶

終了後地域構想研究所のみなさんからご挨拶

14完売の喜びで笑顔いっぱい

完売の喜びで笑顔いっぱい

「人間力の育成」で株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOである似鳥昭雄氏が講演

東日本国際大学の全学共通授業「人間力の育成B」において11月13日(水)、株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOである似鳥昭雄氏をお招きし、「リーダーが育つ55の智慧」とのタイトルでご講演を行っていただきました。

 

似鳥昭雄氏は23歳の時に似鳥家具卸センター北支店を創業され、その後、半世紀を経てニトリグループをグローバル企業へと成長させました。ご講演の中では、どこまでもお客様のために良い商品を提供していくという方針の下、ニトリグループが多方面で展開されている事業についてご説明をいただきました。後半はリーダーとしての心得や経営に関する考え方についてお話をいただき、ロマンやビジョンを大切にしながら、常に現状を否定して新しいことを創造していく姿勢の大切さについて、ご自身の経験も交えながらわかりやすくご講義をいただきました。

最後にはこれから社会に出ていく学生に向けて「何事も恐れずに挑戦していって欲しい!」と呼びかけられ、学生も真剣な眼差しでご講義に耳を傾けていました。

 

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広野町心の復興事業で大正大学とスタディツアーを開催しました

昨年に引き続き、広野町心の復興事業を実施することになりました。

第一弾として、「広野町サマーフェスティバル2019」のボランティアと双葉エリアの復興状況を視察するスタディツアーを8月11日(日)~12日(月)の2日間開催しました。

健康福祉学部の大橋ゼミの学生と連携協定を締結している大正大学(東京都)の学生が一緒になって地域の方々と交流をしました。

サマーフェスティバルは、東日本大震災から4年後の2015年から、震災前と同じ二ツ沼総合公園に会場を戻して開催されています。今年も出店やステージショー、花火大会が行われ、生憎の雨ではありましたが多くの町民、帰省中の方で大変な賑わいでした。

「ありがとう」「たのしかったよ」と町民の方々に感謝された2日間。大正大学のみなさんも遠いところからの参加をありがとうございました。来年1月には、大正大学の「あさ市」に出展しますので、よろしくお願いします!

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東日本国際大学ブース「希望の花火」では、来場者に夢や希望を書いていただきました。鎌山祭に花火にして展示します!

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広野町商工会女性部のブース 子ども達に人気の「くじ引き」

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広野町社会福祉協議会のブース フルーツや枝豆を販売

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盆踊りでは、学生たちが踊りの輪を作り来場者に参加を呼びかけました

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翌朝、花火大会後の燃えカスを役場職員と一緒に回収する作業をしました

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作業後に遠藤町長から御礼があり、記念撮影を行いました

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今年、初出荷となるバナナの栽培について説明を聞きました

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通常廃棄する花の部分をタイの留学生が食用としていただきました

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本学の学生が協力して植えた田んぼアートを見学しました

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廃炉資料館では震災当時の状況から現在までの経過を勉強しました

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廃炉までの作業工程について説明をうけました

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Jヴィレッジで昼食後、記念撮影。お疲れさまでした!

 

 

 

 

大正大学と本学による広野町スタディーツアー 各地を視察し交流も深める

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本学と連携協定を締結している大正大学(東京都)と本学による広野町スタディツアーが2月9,10の両日、同町などで行われ、両大学の学生と教職員が参加しました。

これは広野町の復興支援を目的に行う「心の復興」事業の一環で、大正大学を含めた学生たちと町民との交流の場として、また広野町を知る機会として行われました。

1日目、最初に視察したのは富岡町にある東京電力廃炉資料館。ここでは東日本大震災時における原子力事故の事実と福島原子力発電所の廃炉事業の現状を、最新の映像設備や模型などで確認することができました。

次に福島が誇るスポーツトレーニング施設Jヴィレッジを訪れ、広大な敷地にあるグラウンドや施設機能の紹介を受けました。原発事故の対応拠点としての利用を経て再開後、本年4月にグランドオープンを迎える同施設の経緯を振り返りました。

3番目の視察地は広野町の二ツ沼総合公園内にある広野フラワーパークです。ここのビニールハウスでは、皮まで食べられる無農薬バナナを栽培しています。町の振興を担う事業の1つとして熱のこもった説明をしていただきました。この日最後に訪れたのは広野町役場に隣接するイオン広野店内のフードコート「ひろのてらす」。大正大学の臨床宗教師過程を専攻する学生たちによる傾聴活動と、本学学生が入れるコーヒーを町民の方々に提供しました。

2日目は、広野町公民館で避難所の生活ルールづくりをテーマにワークショップを行い、活発に意見を出し合いました。

広野・いわき・東京の3つの地域を繋いだスタディツアーで、心の復興に一歩でも近づく取り組みとなれば幸いです。

 

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広野町の産直野菜を大正大学あさ市で販売・PR 本学学生・広野町民と地域の方々が楽しく交流しました

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2018年3月に本学と連携協定を締結した大正大学(東京都)が毎月開催している「あさ市」が1月25日、巣鴨の同大で開かれ、本学は広野町「心の復興」事業の一環として広野町産直野菜を出品。本学学生と広野町民が一緒に出張販売・PRをしました。

直売所のお母さんたちが心を込めて作った、白菜の漬物や干し芋のほか、サッカー日本代表専属シェフ、西芳照氏(南相馬市出身)特製のドレッシングも大変な人気でした。

訪れた子どもたちが広野町マスコットキャラクター「ひろぼー」と写真を撮って楽しむ姿も見られ、スタッフの学生も喜んでパフォーマンスしていました。

「心の復興」事業の柱となっているカフェもオープンし、学生たちが地域の方々にコーヒーやお茶をサービス。ミャンマー出身の留学生の手作りお菓子も振る舞いました。

移動中のバスや食事中には学生と町民の方々との会話も弾み、楽しい時間を過ごしました。

 

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料理教室で特製キムチ作り 広野産ミカンを使って楽しく調理

東日本国際大学では留学生が郷土料理を教える料理教室を毎年開催しています。今年は、大学の広野町との連携事業の一環で、広野町産のミカンを使った特製キムチを作る料理教室を12月15日、本学で行いました。これには広野町、地元鎌田地区より地域の皆さんが参加、本学の学生も一緒にキムチ作りを楽しみました。

今回作ったキムチは、「広野町産の白菜とみかんの果肉を使った水キムチ」と「広野産のみかんの皮を使ったキムチ」の2種類。キムチにミカンを入れるという、初の試みにどんな完成品になるかと地域の方との会話を楽しみながら調理を行いました。

出来上がった水キムチは、ほんのりミカンの甘味を感じる浅漬けのような味わい。ミカンの皮を使ったキムチ(カクテキ)は、キムチ特有の風味に柑橘系の香りが加わり芳醇な味わいでした。

広野町といわき市の住民同士の交流の輪を広げることができた料理教室となりました。

 

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まずはミカンの皮むきから

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本格キムチはたくさんの唐辛子を使います

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白菜とミカンの水キムチ

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ミカンの皮入りカクテキ

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地域のみなさんありがとうございました

 

広野町でサッカー教室を開催 サッカー技量の上達を指導 

東日本国際大学・いわき短期大学と連携協定を結ぶ広野町との事業の一環として11月12日、広野町多目的運動場で本学サッカー部が指導するサッカー教室が開催されました。参加したのは「広野みかんクラブサッカー教室」の子どもたち29名(中学生4名、小学生17、幼稚園8名)です。

大学生や高田総監督の本格的な指導にサッカー技量の上達を目指す少年たちも目を輝かせ、まだ小さい子どもたちも楽しめるメニューも提供されました。普段から教えているスタッフも刺激を受け「次回もぜひお願いしたい」との声も上がっていました。

 

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「ひろの秋祭り」で本学が出展 各ブース大盛況

「ひろの秋祭り」(主催:広野町)が11月3日、広野町公民館前広場で開催され、地元の婦人団体やNPO団体などが参加。約12のブースが設置され、地元特産品や作品を販売しました。

いわき短期大学からは預かり保育事業で鈴木ゼミ、東日本国際大学からは無料「ひろのコーヒー」を提供する矢本・大橋合同ゼミと、グローバルネットワーク(留学生による情報発信チーム)が取材活動の一環として参加しました。

留学生が作ったミャンマーのお菓子「チャウジョー」(ココナッツと牛乳のソフト菓子)も無料で提供。珍しい食感に人気が集まりました。会場には多くの人が来場し、本学ブースも大盛況。「ひろのコーヒー」は約300杯を提供しました。

 

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「人間力の育成」公開授業を開催 中西氏らが「エジプトと“環ユーラシア文明”」について解説

東日本国際大学の授業「人間力の育成」で公開授業を11月14日、本学1号館で行いました。「東京オリンピック記念3年連続講演会 『エジプトと“環ユーラシア文明”~地球の未来に向けて~』」として開催された公開講座には本学学生をはじめ、地域の方も聴講しました。講演には東日本国際大学比較文化研究所の中西進所長、東京大学大学院の田辺明生教授、本学の吉村作治学長の3氏が登壇しました。

吉村学長は「エジプトについて」と題し、ユーラシア大陸とエジプトとの関りを解説。中西所長は「古代エジプトから日本へ―ムラサキの旅をたどる―」とのタイトルで、ユーラシア文明とエジプト文明との比較検討をしました。万葉集での「ムラサキ」という概念について触れながら文明や価値観についてロマンあふれる内容で解説しました。

田辺明生教授は「インド文明とアフロユーラシア―エジプトとの比較―」のテーマで講演。インドとエジプトとの比較文明、比較宗教を通して、存在の平等性が多様性の共存を支えていることを講話しました。「インドにおけるカーストは西洋の階級社会とは違い、多様な社会集団が固有の知識、技術を蓄積していくこと」「多様性を多様なままに組み合わせていくことがインド文明発展の特徴」と結びました。

 

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「人間力の育成」公開授業を開催 -講師に鈴木直道氏

本年度第3回目となる公開講座「人間力の育成」が11月10日(土)、本学1号館で行われました。経済経営学部と健康福祉学部の学生に加えて、地域の方も多数参加され、北海道夕張市長の鈴木直道氏が「RESTART Challenge More.」をテーマに講演を行いました。

 

鈴木氏は東京都庁職員を経て、2011年に当時全国最年少となる30歳1ヵ月の若さで北海道夕張市長に就任。働きながら勉学と部活に打ち込んだ学生時代のお話や、財政破綻後の夕張市の取り組みについてお話をされました。

 

北海道夕張市は炭鉱都市として栄えた時代から比べて、人口は最盛期の十分の一にも満たない1万人を切るような状況となっています。そうした状況の中でも、鈴木氏は未来を見据えて果敢に新しい取り組みに挑戦されており、聴講者も食い入るように話を聞いていました。「課題と人材の反比例」「かつての反対者が最高の説明者になる」など、鈴木氏ならではの人生哲学と強い信念には、経験に裏付けられた説得力と重みが感じられました。

 

最後には学生に対して「大学時代に最高の経験と最低の経験をしてもらいたい」とご自身の学生時代を振り返りながら呼び掛けられ、講演を結ばれました。

 

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