「人間力の育成」公開授業を開催 中西氏らが「エジプトと“環ユーラシア文明”」について解説

東日本国際大学の授業「人間力の育成」で公開授業を11月14日、本学1号館で行いました。「東京オリンピック記念3年連続講演会 『エジプトと“環ユーラシア文明”~地球の未来に向けて~』」として開催された公開講座には本学学生をはじめ、地域の方も聴講しました。講演には東日本国際大学比較文化研究所の中西進所長、東京大学大学院の田辺明生教授、本学の吉村作治学長の3氏が登壇しました。

吉村学長は「エジプトについて」と題し、ユーラシア大陸とエジプトとの関りを解説。中西所長は「古代エジプトから日本へ―ムラサキの旅をたどる―」とのタイトルで、ユーラシア文明とエジプト文明との比較検討をしました。万葉集での「ムラサキ」という概念について触れながら文明や価値観についてロマンあふれる内容で解説しました。

田辺明生教授は「インド文明とアフロユーラシア―エジプトとの比較―」のテーマで講演。インドとエジプトとの比較文明、比較宗教を通して、存在の平等性が多様性の共存を支えていることを講話しました。「インドにおけるカーストは西洋の階級社会とは違い、多様な社会集団が固有の知識、技術を蓄積していくこと」「多様性を多様なままに組み合わせていくことがインド文明発展の特徴」と結びました。

 

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