「いわき論語塾」第4回討論会を行いました

11月10日、東日本国際大学・いわき短期大学の論語を学ぶサークルである「いわき論語塾」の第4回討論会が行われました。今回は、論語の雍也第6-23にある「子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静。知者楽、仁者寿」(子曰く、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。)をもとに、各々が決めたテーマと、自分にとっての「仁者」「知者」とは何かということも討論を行いました。

今回の討論会は事前に考えたテーマと訳を発表し、それについて検討するという流れで行われました。

 

今回は4回目ということもあり、みなさん、解釈を考えることにも慣れ、相手の解釈に対して積極的に質問し、白熱した議論が行われていました。「知者」・「仁者」というものを自分の中でどのように捉えるかが、今回の討論会の中で一番の重要点でした。

「知者」を「優しい人」「賢者」「理想を掲げ青春を謳歌する者」とするもの。

また、「仁者」を「納得した者」「物事をじっくり観察する者」「自分を知り、思いやりのある者」など、学生ならではの自由な視点からみた素晴らしい解釈が出ました。

ここでは紹介しきれていませんが、顧問の城山先生の奥が深い解釈を聞き、皆さん「知者」や「仁者」について考えを深めていました。

 

今回、都合などにより参加できなかったメンバーや先生方もいましたが、原稿を提出してくださるなど、気に掛けて頂きました。

そして、まだ入塾していない学生たちも見学に来てくださいました。見学した学生さんからは「難しそうで、話についていけるか心配でしたが、皆さん分かりやすい言葉で解釈を教えてくれたので今までより興味が湧きました」と印象が語られました。

 

これからも討論会での様々な議論を通して、論語への解釈を深めていくと共に、「人間力」を皆で高めていきたいと考えています。

 

 (いわき論語塾 経済経営学部1年 木滑 尚紀)

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