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ズームアップ指導陣 本多創史教授インタビュー

東日本国際大学の教授として指導・研究に携わりながら学生一人ひとりを成長させることに情熱を注ぎ続ける指導陣。今回は福祉環境学部の本多創史教授に教育に寄せる想いをインタビューしました。(このインタビューは東日本国際大学の広報誌「CANS vol.5」に掲載されたものです。)

 

社会福祉の本質をよりわかりやすく、興味深く

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興味のスイッチを入れる


 

人文社会科学系教育の主眼は、社会にある「当たり前なこと」を見つめ直し、それを熟考して、自分たちの暮らす社会について客観的に把握できる力を養う点にあります。そのため時にはおもちゃを教材にして、学生にママゴトを実際にやってもらったりします。女子学生がおもわずお茶を入れる役割を演じたりするのですが、そのときに「なぜだろう?」と考えさせます。些細なことから社会の成り立ちについて考えさせ、それを人文社会科学の言葉に置き換え表現する作法を学び、専門書を読む土台を作ります。こうした基礎教育の後に福祉専門職養成のための講義と演習が行われます。路上生活者について机上で学ぶだけではなく、自身の偏見を自覚するためにも、実際にその当事者に会い、話を聞き路上生活に陥った経緯をリアルに知ってもらいます。その後に法令や支援方法の講義と演習を行うのです。すると砂漠に水がしみこんでいくように、学生は知識を吸収していきます。興味に対するスイッチを入れる、その役割が私たち教員にはあると考えています。

 

研究室をノックする音


学ぶことに興味を持つと、学生は我々教員に親近感を抱くようです。学生と教員との距離は近くなり、何でも相談できる関係ができあがっていきます。その中で「将来どうするの?」「就職は?」といったことを話題にしていきます。コンコンと研究室のドアをノックしてくる学生たちはそれぞれ悩みを抱えています。講義内容や就職試験の質問に来る学生、短期留学の前日に不安になり訴えにくる学生、家族の深刻な問題で悩む学生もいます。どのような内容であっても一人ひとりの話にじっくり耳を傾け、その学生の立場で考え、良いところに焦点を当ててアドバイスをしていくと暗い表情が明るくなっていきます。

 

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教育者&研究者


本学の学生の中には、小学校から中学・高校と勉強面で芽が出なかった者もいます。そうした学生の可能性を引き出し、最大限伸ばすことが我々教員に与えられたミッションではないでしょうか。4年間を上手に使えば大きく伸びる可能性がありますし、実際、急速に成長し、社会に巣立っていった学生を私は何人も見ています。具体的には、上級公務員などに内定を勝ち取る学生を幾人も輩出しています。その意味で、研究者でありながら同時に教育者でもあることを自覚し、教育に力を注いでいることが本学教員の特徴ではないでしょうか。不思議なことに、一生懸命研究し論文を執筆していると、そうした「気合」のようなものが学生に伝わるのか、学生もまた懸命に勉学に勤しむことが多いようです。ですから研究自体の手を抜くわけにはいきません。それぞれの教員が各自の研究テーマを追求し、自分を磨きながら、その姿を見せることで、教育をおこなっていると言えるでしょう。

 

 

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東日本国際大学 福祉環境学部 社会福祉学科長  本多 創史教授

一橋大学大学院 言語社会研究科 博士後期課程修了 博士(学術)。

担当科目:現代社会と福祉・市民社会論など。臓器移植や脳死どう考えるかなどの研究をしている。

 

 

 

ネパールへの祈り ~PRAY FOR NEPAL~

ネパールで発生した大地震により多くの方がお亡くなりになりました。被災地域では犠牲者が次々と発見されておりますが、いまだに多くの方々の安否さえ定かでない状況が続いております。ご家族や関係者の方々の悲しみはいかばかりかとお察しいたします。

 

本日、東日本国際大学のネパール人留学生たちは、この大地震で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

 

ネパール哀悼

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その後留学生たちは、ネパールの復興・再生に貢献をするために、全力を尽くし邁進していくことを誓いました。