Category Archives: 地域連携研究センター

タイからの留学生が広野町振興公社に内定 地域の復興に携わる仕事に意欲を示しています

タイからの留学生アイリスさん(チンナラットウォラチョテ・アイリンラダー 経済経営学部4年)が、株式会社広野町振興公社から内定を得ることができました。

アイリスさんは、3年次から復興庁の「広野町心の復興事業」に参加していて、広野町の町民が震災から復興するための活動をしています。振興公社ではバナナの栽培を進めており、アイリスさんがタイでのバナナの食べ方や葉や雌花の利用方法について、アイディアを提案していました。

アイリスさんは「『心の復興事業』で、広野町の人たちと一緒に野菜を販売したり、バナナのPRをして地域の方々の心の暖かさを感じました。活動を続けていくうちに、私の顔を覚えて声をかけてくれるようになったことが嬉しかったです。夏にインターンシップを体験して、採用試験を受けたいと思うようになりました」と振興公社との関りと町民との交流を笑顔で話しています。

今後は、得意のパソコンを活かして産直品のPRをしたり、タイをはじめ世界に広野町の復興をSNSで発信したいと抱負と意欲も述べていました。

地域の復興に携わる仕事に就いて活躍することは、後輩たちの励みにも繋がります。日本の習慣に慣れるのは大変ですが、頑張ってほしいですね。

 

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内定通知を手に喜ぶアイリスさん

 

「海フェス2019in薄磯」が開催される 本学学生がスタッフとして運営に参加

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水辺の事故をなくすことを目的としているライフセービングの普及とともに、安心して海に親しんでもらおうと、7月14日には「海フェス2019」が薄磯海水浴場で開かれました。

ライフセービング実行委員会が主催し、本学の学生も実行委員の一員として打ち合わせの段階から携わりました。

当日はあいにくの雨模様。それでもサーフィンなどのマリンスポーツを楽しもうと、小学生たちも元気に集ってきました。

開会式では、小林祐一朗実行委員長、清水敏男いわき市長、鈴木幸長薄磯区長がそれぞれあいさつをしました。

避難訓練、ビーチクリーンを事前に行い、周辺の安全をしっかり確認した上で、ライフセーバーによるレスキューデモンストレーションを実施。海で起こり得ることの認識と安全への意識を高めました。

サーフィンやニッパーボード、ビーチヨガなどを楽しみながら、学生たちも海を安心して楽しむために大切なことを学ぶことができた一日となりました。

また、13日は前夜祭を開催し、学生による模擬店や花火の打ち上げなどを行いました。

 

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海上保安部による救命胴衣の試着も

 

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前夜祭では焼き鳥と枝豆を振る舞いました(アウトドアスポーツサークルのみなさん)

 

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公務員・教職ゼミでいわき市とのワークショップを実施 課題解決に向け意見出し合う

東日本国際大学・経済経営学部1年次の「公務員・教職ゼミ」42名が11月14日、いわき市都市計画課と共同して、いわき市の課題解決に関するワークショップを行いました。

人口減少等が問題視されるいわき市において、解決を図るための課題を、「若い世代の流出抑制」「過度に車に頼らない日常生活の確保」「第二次・第三次産業の活性化」の3点をあげ、学生と市職員が意見を出し合いました。

学生からは「体を動かす場所が少ない」「マックの終わる時間が早いので24時間も視野に長く営業して欲しい」「小名浜への交通の便を便利に」「関東方面から新幹線を通したい」「中華街をつくる」「スカイツリーのようなシンボル的なものが必要」「いわきFCのスタジアム建設で街を活性化」といった意見や「仕事場・学び場・遊び場の充実が必要。学歴でなく人柄で選ぶ企業、国立大学や多様な専門学校などの学び場、駅前にドン・キホーテを設置するなどの遊び場」「芸能事務所をつくって有名な芸能人を輩出する」などの意見があり、学生独特の視点を生かした率直な意見に出席者たちもうなずきながら耳を傾けました。

 

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「コミュニティ×ツール ~知って得するシンポジウム~」 大橋教授が活動事例を発表

ふくしま連携復興センターが主催する「コミュニティ×ツール ~知って得するシンポジウム~」が10月31日、富岡町文化交流センターで開催されました。

テーマは、「復興再生に向けたコミュニティ形成における、地域住民のコミュニケーションツール好事例に学ぶ持続性の向上」。自治体、社会福祉協議会、NPOの方々ら約60名参加しました。

本学が広野町と取り組んでいる「みんながヒーローの(広野)まちづくり交流事業 ~3SCafeプロジェクト」について健康福祉学部の大橋教授が活動事例を発表しました。

第2部のワールドカフェでは、「これからやりたいこと」について様々な立場の方々の考えを共有でき、浜通りの復興に必要なことは何か考えるきっかけとなりました。

 

■事例発表内容は以下の通り

◎浪江町「避難者と避難者受入地元住民と の交流と協働による絆づくり」

NPO法人まちづくりnPO新町なみえ 理事長/神長倉 豊隆 氏

◎広野町「みんながヒーローの(広野)まちづくり交流事業~3SCafeプロジェクト~」

東日本国際大学 健康福祉学部教授/大橋 雅啓 氏

◎南相馬市「懐食・心のふるさと復興プロジェクト」

NPO法人相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会 保健師/伏見 香代 氏

◎楢葉町「コミュニティワークショップ事業」

楢葉町復興推進課まちづくり係 係長/坂本 裕 氏

◎双葉町「ICTきずな支援システム(タブレット)」

双葉町秘書広報課 課長補佐/橋本 靖治 氏・主事/田中 優馬 氏

 

 

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介護福祉コースの学生が介護実習Ⅰを終了 介護福祉士の役割や意義を学ぶ

健康福祉学部介護福祉コースの1年生および3年生は、8月20日(月)から9月21日(金)まで、授業科目「介護実習Ⅰ-①」から「介護実習Ⅰ-④」をいわき市内の事業所で行いました。
入学して初めての現場実習ということで、緊張しながらも実習指導者や介護福祉利用者とかかわりながら、見学や介護援助の補助等に取り組みました。

計20日間という期間ではありましたが、各事業所での反省会では「生活支援技術などの基礎的な知識や技術を学ばなければならない意味を実感した」、「高齢者はなんらかの疾患を抱えているので、もっと医学的な知識が必要だとわかった」、「介護や福祉に関する法律がわからないと、カンファレンスでの話題についていけないので、今後学習していこうと思った」などの声があがり、地域での生活、または入所施設での生活を支える介護福祉士の役割や意義について学びました。

本実習をお願いした、いわき市内の通所介護事業所、訪問介護事業所、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、延べ14事業所の実習指導者や関係者の皆さま様、本当にありがとうございました。

 

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スタディツアー成果発表会 さらなる情報発信を決意

福島県主催の「ふくしまに来て、見て、感じるスタディツアー」成果発表会が9月21日、東京都内で開かれ、本学学生が活動報告をしました。

この報告会は、8月に実施した同ツアーに参加し、県内の案内役となって首都圏学生との交流を深めた学生たちが、その活動の様子や成果を報告するものです。

学生有志によって結成された東日本国際大学のチームは、全5コースのうち、いわき市と相双北地域を巡るAコースを担当。発表会では、ツアーの際に訪れた観光地で感じたことや、新たな発見をプレゼンテーションしながら、これからも福島復興のための情報発信を続けていくことを改めて決意しました。

終了後は首都圏や県内他大学の学生たちとの交流会も開催され、強いつながりを築く機会となりました。

 

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本学留学生が通訳として活躍

福島中欧オペラいわき公演レセプションが7月20日、いわき市内で行われ、オペラ団らの通訳として本学留学生の朴相俊さん(経済経営学部3年、韓国出身)、テッテッティリチョさん(経済経営学部2年、ミャンマー出身)、アイリスさん(経済経営学部1年、タイ出身)が活躍しました。

同レセプションは、福島中欧オペラ公演実行委員会(代表:安藤勝夫東日本国際大学名誉教授)が主催する「福島復興支援・中欧オペラフェスティバル2018」のいわき公演を記念して行われたものです。

留学生たちは、元法務大臣の岩城光英氏やいわき市の清水敏男市長など、さまざまな来賓が登壇する席で、出席者の皆さんとヨーロッパから来日したオペラ団員たちとのコミュニケーションを支える形で通訳の大任を果たしました。

出席した留学生は「英語があまり得意ではない方もいて少し戸惑うこともありましたが、丁寧にコミュニケーションを取ることで理解し合うことができて、とてもいい経験になりました」と肩をなでおろしていました。

 

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いわき公演の実行委員長を務める東日本国際大学の吉村作治学長

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いわき市長とも堂々と対話

 

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最後には打ち解けた様子で記念撮影

 

いわきハタチ酒プロジェクト

酒造り体験を通じて二十歳の若者に日本酒文化に親しんでもらおうと企画された「いわきハタチ酒プロジェクト」。いわき市内の酒販店10店で組織した実行委員会が主催し、米作りから取り組みます。5月27日には、田植え作業が市内の水田で行われました。

これには、本学学生を含めた市内の大学生約20人が参加。酒造好適米「夢の香」の苗を植えました。

参加した学生は「泥の中に入るのは抵抗がありましたが、始めてみると楽しくて、あっという間に時間が過ぎていました」と話しました。

9月下旬に稲刈りを行い、来年1月には太平桜酒造(常磐下湯長谷町)で仕込みを体験。2月下旬に新酒のお披露目となる予定です。

 

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福島県警察機動隊に出前講座

東日本国際大学の吉村作治学長が5月22日、福島県警察機動隊の皆さんを対象に出前講座を福島市の同機動隊会議室で行いました。これは、本学の卒業生インタビューの取材がきっかけとなり、機動隊からの依頼を応えたものです。

吉村学長は、「若手警察官(機動隊員)が誇りと使命感を持って仕事に望めるように」との熱意溢れる要望を受け、「エジプト発掘50年 夢を実現するためには」をテーマに講演。エジプト考古学界の第一線を走り続けてきた足跡を紹介し、陰に陽に県民を支える一人ひとりに熱い期待を寄せました。

「子どもの頃から大のエジプトファンでした」と吉村学長の著書を持参した隊員もいて、感激の輪が広がりました。

講演後の記念撮影では、吉村学長のテレビCMでおなじみの「共に学ぼう!」ポーズでカメラに収まりました。

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太平洋島サミット認定事業 一般公開特別セミナーを開催

「第8回太平洋・島サミット(PALM8)」の認定事業である一般公開特別セミナー「太平洋島嶼国と海洋政策」が5月18日、本学4号館で開催されました。

同サミットは、太平洋島嶼国が直面する諸問題に対する意見交換を行い、日本と太平洋島嶼国のパートナーシップを強化する目的で、3年に1度開催される首脳会議です。今年は、5月18・19の両日、いわき市内で行われました。

一般公開特別セミナーは本学経済経営学部「地域課題解決学」の講座の一部として開かれ、一般の聴講者も参加しました。

登壇した笹川平和財団海洋政策研究所・小林正典主任研究員は、「太平洋島嶼国と海洋政策―SDG14を巡る課題と展望」をテーマに講義。「太平洋の多くの小島嶼開発途上国は国土面積が狭く大陸との地理的な繋がりが弱いが、広大な領海を管理している現状がある」と課題を指摘した上で「小島嶼開発途上国は、太平洋で私たち日本と繋がっている。海洋汚染問題なども含め、遠い海の向こうの問題ではなく、私たち日本の問題でもあるということを考えてほしい」と訴えました。

 

※SDG14は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の中で、海洋、海洋資源の保全と持続可能な利用について定められた指標。

 

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