Category Archives: エジプト考古学研究所

2021年度夏休みオープンキャンパス開催 本学の魅力、特性をアピールしました

IMG_2450-1

東日本国際大学・いわき短期大学の魅力、特性を発信するオープンキャンパスは8月1日、東日本国際大学1号館を中心に開催されました。公務員志望の高校生に向けた模擬授業をはじめ、幅広い生徒に対応した入試制度を解説する相談コーナーなど、夏休みのスタートに高校生たちの前向きな気持ちを応援するイベントとなりました。

 

今年度2回目のオープンキャンパスとなります。模擬授業では経済経営学部の「公務員志望の皆さんへ」「エジプト考古学の現場とマネジメント」や健康福祉学部「大学で学ぶということ~福祉の課題から現代社会を読み解く」、「福祉の仕事とその魅力~ソーシャルワークのプロが語る」を行い、いわき短期大学は「絵本の世界へ!~はらぺこあおむし~」、「私ってどんな人?」を行いました。

 

新型コロナウイルス感染症対策にも万全を期し、検温、手指消毒、3密の回避、換気等を徹底して行いました。

 

次回、8月29日(日)のオープンキャンパスが今年最後となります。ぜひ本学に一度足をお運びください。学生・教職員一同お待ちしております。

IMG_2382 IMG_2482-1IMG_2400 IMG_2459IMG_2506IMG_2488

【エジプト考古学研究所】第5回公開研究会をオンラインで開催しました

毎年7月に開催されてきたエジプト考古学研究所の公開研究会ですが、
今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて延期となっていたものを、
この度、オンラインで開催いたしました。

下記リンクよりご視聴いただけます。

【 目次 】
司会:岩出まゆみ(東日本国際大学エジプト考古学研究所所長)

◆開会のご挨拶◆ 緑川浩司先生(学校法人昌平黌 理事長)

◆研究発表◆
①「コロナ禍のエジプト調査」 吉村作治(東日本国際大学学長・教授)

 全世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスは、エジプトに於ける我々の発掘調査にも大きな影響を及ぼしている。その現状を報告するとともに、古代エジプト時代にもあった感染症などの疾病についてお話する。

②「太陽の船プロジェクトの最新報告」
黒河内宏昌(東日本国際大学エジプト考古学研究所教授)

 エジプトでも新型コロナウィルスの影響で3月に入ってから夜間外出禁止令などが出されたが、エジプト人の考古事業に対する熱意は強く、太陽の船の現場は止まることはなく、感染者を一人も出さずに今も活動を続けている。
12月1日よりこれまでに発掘し終えた約1200点の太陽の船の部材を組み立て復原し、大エジプト博物館の別館で順次公開していく計画である。

③「ダハシュール北遺跡調査 最新発掘レポート」
矢澤健(東日本国際大学エジプト考古学研究所 客員教授)

ダハシュール北遺跡は紀元前2千年紀に使用された墓地であり、2020年2月〜3月には第27回目の調査が実施された。調査項目は2つあり、第一に遺跡調査区の西端にあった盛土を発掘し、その下にある遺構を調べること、第二に調査区の北東端を発掘し、この地点の墓の様相(年代、規模、埋葬の特徴など)を探ることだった。発表ではその成果について報告する。

④「生活文化の多様性を探る-エジプト・デルタ地帯の考古学-」
長谷川 奏(東日本国際大学エジプト考古学研究所 客員教授)

エジプトの国を、花と茎が組み合わさった姿で捉えると、デルタ地帯の縁辺は、花弁の最も外側であり、その重要性が見過ごされてきた。しかし、海辺の湖畔で塩基性土壌が強く残り、集約的な農業が困難な場であっても、古代の人々は自然に密着した暮らしぶりを営み、大都市アレクサンドリアをとりまく湿地帯は、大小の都市村落が連結する豊かな経済活動の場となっていたことが、近年の考古学調査によって明らかになりつつある。

◆パネルトーク◆
吉村学長、黒河内教授、矢澤客員教授、長谷川客員教授、4名の考古学者たちによる、パネルトーク。WITHコロナ時代のエジプト調査について、これからの新しい調査のあり方を見出していくためのお話を伺いました。

主催:東日本国際大学エジプト考古学研究所
協力:NPO法人太陽の船復原研究所 早稲田大学エジプト学研究所
協賛:学校法人昌平黌 ダイドードリンコ(株) (株)アケト
撮影編集:朝田健治(ぱとす)
制作・著作:東日本国際大学エジプト考古学研究所

8月2日(日)・30日(日)のオープンキャンパス エジプトマネジメント(経済経営学部)の模擬授業決定!!

今年度第2回目のオープンキャンパスが、8月2日(日)開催されます。

今回の模擬授業では、午前午後ともに経済経営学部のエジプトマネジメントに関する授業を行います。エジプトに興味のある方は是非ご参加ください。研究所の資料室「メル」も開放し、担当教員が説明をいたします。

 

◼️授業タイトル  「エジプト文明から学ぶもの」

◼️授業日程(2日・30日共通) 午前の部 模擬授業2 11:00〜11:30

午後の部 模擬授業1  14:20〜14:50

 

参加ご希望の方は、本学ホームページから事前に申し込みをお願いします。

なお、今回参加できない方は30日(日)も同様のプログラムとなりますので、改めてお申し込みください。

※参加日で申し込み日程が違いますのでご注意ください。

 

第1回目にご参加いただいた方で、相談コーナーだけを利用したい場合も事前参加申し込みが必要となります。

▼オープンキャンパスのお申し込みはこちら

http://www.shk-ac.jp/admission_opencampus.html

 

0O2A2713 786S0966

※写真はイメージです

エジプトコースの学生が本学初のエジプト調査準隊員に 来年2月に現地で約1カ月間の調査を行います

本学経済経営学部では、今年9月にエジプト考古学マネジメントコースを専修する5名の学生がエジプトを訪れる実習を行いました。

その実習で素晴らしい成果を収め、かつ後日行われた報告会においても優秀な発表を行った板坂有真さん(経済経営学部2年・いわき秀英高校卒・卒業後は早稲田大学大学院に進学予定)が調査準隊員として来年2月初旬から約1カ月間エジプト現地の調査をすることとなりました。場所はエジプトのダハシュール北遺跡で、同地では人工衛星の画像解析で発見した遺跡の発掘調査を行っています。

本学の学生が準隊員としてエジプトに赴くのは今回が初めての試みとなります。今後も引き続き、エジプト考古学マネジメントコースを専修する優秀な学生を準隊員として現地に派遣していく予定です。

吉村作治学長からは「一度に多くの学生を派遣するのではなく、あえて1つの調査につき1人の学生、と限定して派遣をすることによって、学生自らの行動力を最大限に引き出し、効率の良い人財育成につながると考えています」とコメントしています。

東日本国際大エジプト考古学研究所公開研究発表会

東日本国際大学のエジプト考古学研究所による第4回公開研究発表会が7月3日、本学1号館で開催されました。これは同研究所が行なっている最新のエジプト調査成果の発表会で、マスコミの方々も取材に訪れました。

研究発表に先立ち、学校法人昌平黌の緑川浩司理事長が登壇しあいさつ。続いて、2つのエジプトにおけるプロジェクトの研究発表がありました。

最初はダハシュール北遺跡2018年度の調査について矢澤健エジプト考古学研究所客員教授が発表しました。

次に、大ピラミッド探査プロジェクトについては、各部門担当者からの発表がそれぞれあり、司会は千葉工業大学惑星研究センターの千秋博紀上席研究員が務めました。

「調査の概要について」を山下弘訓エジプト考古学研究所客員教授が、「電磁波計測の準備について」を佐藤源之東北大学東北アジア研究センター教授が発表。

続いて「ドローン・3Dレーザースキャナによる測量について」は(株)タイプエスの設樂丘代表取締役が、「一億画素カメラPhaseOneによる撮影について」は、株式会社ジェピコの野口泰謙氏と土屋賢太郎氏が発表しました。

さらに「宇宙線ミュオン検出器の開発について」を、金政浩九州大学大学院総合理工学研究院エネルギー科学部門准教授が発表しました。

研究発表の後、質疑応答の時間が設けられ、最後に吉村作治学長による総括で締めくくりました。

調査の報告は、今後、随時発表していく予定です。

 

IMG_5039 IMG_5047 IMG_5059 IMG_5071

エジプト・フォーラム27が開催されました

本学のエジプト考古学研究所と早稲田大学エジプト学研究所、日本エジプト学会が主催する「エジプト・フォーラム27」が11月25日(日)、早稲田大学の大隈講堂大講堂で開催されました。

テーマは「ピラミッド調査の未来 ~新たな発見を求めて~」。本学の吉村学長による基調講演「ピラミッドを科学する」に続き、本年7月に記者発表した「大ピラミッド探査プロジェクト調査」のプロジェクトメンバーが講演しました。

また、会場入口では、来年2月に実施する第2回エジプトスタディツアーのPRと今年実施したツアーの掲載紙(福島民報)を配り大変好評でした。

掲載紙が参加者全員に行き渡らなかったことを、ここにお詫び申し上げます。ご希望の方は法人広報課までお知らせください。(法人広報課:0246-41-7005)

 

s_IMG_1570 s_IMG_1568 s_IMG_1571

 

エジプト考古学研究所「大ピラミッド探査プロジェクト」記者発表、研究発表会を開催

東日本国際大学・エジプト考古学研究所は7月5日、本学1号館で「大ピラミッド探査プロジェクト」に関する覚書の締結を行いました。

この締結により、千葉工業大学惑星探査研究センター、東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻宮本英昭研究室、東北大学東北アジア研究センター佐藤源之研究室、九州大学大学院総合理工学研究院エネルギー科学部門渡辺・金研究室、有限会社タイプエスと、教育・研究分野での連携協力をすることになります。

同プロジェクトは、最新の科学技術を用いて大ピラミッド内部の未知の空間を探し出すプロジェクト。ドローンと3次元レーザースキャナを用いた測量、GPR(地中レーダー)を用いた探査、宇宙線ミュオンによる透視技術「ミュオグラフィ」を用いた探査の3つを行う予定です。

記者発表終了後は、同研究所の第3回公開研究発表会を開催し、今回の探査プロジェクトで隊長を務める本学の吉村作治学長が基調講演。研究員や同プロジェクトチームメンバーらによるパネルトークを行いました。

最後に吉村学長が「ピラミッドの探査は予測がつかないこともありますが、ぜひ結果を出していわきのエジプト研究所はすごいと、名をとどろかせるよう力を尽くしてまいります」と決意を述べました。

 

s_PP記者発表・研究発表DSC_0218 (60) s_PP記者発表・研究発表DSC_0218 (98) s_PP記者発表・研究発表DSC_0218 (121)

 

エジプト考古学研究所 第2回公開研究発表会

東日本国際大学エジプト考古学研究所の第2回公開研究発表会&最新発掘レポートが7月4日、本学1号館で開かれました。これには、地域の皆様を含め約250名の来場者がありました。

緑川浩司理事長のあいさつの後、吉村作治学長が「エジプト発掘の魅力」と題し基調講演。エジプト考古学の日本のパイオニアとして道なき道を切り開いてきた50年と、これからの展望を語りました。

パネルトーク「2016年度のエジプト調査について」では最新の調査報告を、エジプト考古学研究所の研究員が発表。第2の太陽の船復原の状況などを詳しく説明しました。

8月からは第3次クフ王墓探査を開始するなど調査を進めていく予定ですので、今後も調査結果から目が離せません。

 

s_DSC_0054 s_DSC_0087

 

吉村学長がほるるで講演

本学の吉村学長による特別講演「ピラミッドの謎」が1月28日(土)、いわき市石炭・化石館ほるるで行われました。これは、同館の「吉村作治のエジプト展」開催を記念して、期間中に3回予定されている講演の1回目となるものです。会場には大勢の方々が参加され、いす席を増やしても立ち見が出るほどでした。

講演で吉村学長は、エジプト研究を志した原点や、本学に関わるようになった経緯を振り返りながら、映像を用いて、ピラミッド内部の構造や遺物について幅広く解説しました。

その際、「『ピラミッドの謎』とは、誰が、どうやって、何のために作ったのかということです」と述べ、「一人の王が複数のピラミッドを作っていることから、王の墓ではありません」等々と推論を展開していきました。

また、宗教と自然の関係について触れ、「古代日本の神道と古代エジプトの宗教は自然を尊ぶ点で共通しています。しかし、現代日本人は自然を搾取しています。世界で最も自然を尊重しなければならないにもかかわらず、そうなっていないのは残念というほかない」と訴えました。

そして「エジプト考古学研究所がある東日本国際大学が、エジプト学のメッカです。いわきがエジプト考古学興隆の地となっていくことを期待します。そういう夢や希望を持つことが大事です」と締めくくりました。

来場者から吉村学長に「講演を聞いて、エジプトに行きたくなりました。吉村先生の案内でツアーを組んでもらえませんでしょうか」と要望が出るなど、知的な雰囲気の中にも温かさを感じさせる催しとなりました。

 

■吉村学長講演会(全3回)次回以降の日程は以下の通りです。

2月25日(土)13:00~15:00

3月4日(土)13:00~15:00

 

□エジプト研究者の先生による講演やワークショップも開催しています。ぜひ足をお運びください。

詳細は、いわき市石炭・化石館 ほるるHPで!↓

http://www.sekitankasekikan.or.jp/event/815.html

s_DSC_0190 s_DSC_0196

 

 

エジプト考古学研究所 第1回研究会が開催されました

7月7日(木)13時より、東日本国際大学1号館にてエジプト考古学研究所 第1回 公開研究発表会が開催されました。

本学、緑川浩司理事長の挨拶から始まり、岩出まゆみ先生による2016年度の報告、吉村作治学長による「クフ王墓探査プロジェクト」、黒河内宏昌先生による「太陽の船復原プロジェクト」矢澤健先生による「ダハシュール北遺跡プロジェクト」の講演がありました。最後は吉村作治学長の統括と今後の展望で会が終わりました。

平日にも関わらず会場には100名の聴講者が来てくださり、後日メディアにも取り上げられました。

s_DSC_0386 s_DSC_0401 s_DSC_0472 s_DSC_0419  最後に吉村先生と共に研究を進める先生方のご紹介がありました最後に、吉村先生と共に研究を進める先生方のご紹介がありました