Category Archives: 研究発表・講演

日本福祉文化学会全国大会で本学学生が研究発表 「貴重な体験になりました」

日本福祉文化学会第33回全国大会が10月23日、大谷大学よりZOOMによるオンラインで開催され、健康福祉学部2年の山崎成美さんと若勢未来さんの2名とゼミ教員の篠原拓也准教授が「健全な絵本の傾向と製作方法-児童福祉文化財の分析を通して-」というタイトルで研究発表を行いました。

 

本研究は文献調査に加え、テキストマイニングによって厚生労働省社会保障審議会推薦の絵本など(11年分約120冊+比較対象60冊)の傾向を明らかにした上で、健全育成上優れた絵本の条件を整理するものです。

 

発表後、山﨑さんは「学会に参加できたことは、私にとってとても貴重な体験になりました。これからも研究を続け、精進していきたいと思います」と話し、若勢さんは「多くの人のおかげで、絵本の研究を学会発表できたことに感謝いたします。非常に良い経験になりました。この学会発表の中で、私自身の課題や絵本研究に関する課題が浮き彫りになったため、自己分析や絵本調査などを行い、改善していきます」と更なる研究意欲を表しました。

 

研究を踏まえて試験的に制作した絵本は、コンテストに応募するなどして、今後に活かす予定です。

poster

池田思想研究会開講式を挙行 学術交流を推進していきます

写真①

写真②

4月16日(土)、本学東洋思想研究所の現代仏教研究部門、池田大作思想研究部門の合同で運営される池田思想研究会の開講式が行われました。

2020年、長年交流を続けてきた中国屈指の名門校である山東大学に創価大学創立者であり、仏教思想家の池田大作先生を研究対象とした池田大作研究所が設立されました。本学においてもこれまで以上に国際学術交流を活発化させるため、2021年に池田大作思想研究部門を新設し、池田思想に関する国際学術シンポジウムにも参画しました。そしてこの度、さらなる研究活動の充実を目指し、池田思想研究会を設立することとなりました。

開講式はオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式で行われ、松岡幹夫所長による挨拶に始まり、池田大作思想研究部門長であり、池田思想研究会の会長に就任した大﨑素史先生から研究会設立の趣旨について説明がありました。その後、関係者から抱負が述べられ、吉村作治総長による祝辞、緑川浩司理事長によるお話がありました。

東洋思想研究所では長年継続している論語素読教室に加えて、森田実先生が名誉塾長を務める昌平塾、吉村作治総長が会長を務めるイスラーム研究会、また研究部門単位の勉強会など地域社会に開かれた研究活動を推進しています。

【エジプト考古学研究所】第5回公開研究会をオンラインで開催しました

毎年7月に開催されてきたエジプト考古学研究所の公開研究会ですが、
今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて延期となっていたものを、
この度、オンラインで開催いたしました。

下記リンクよりご視聴いただけます。

【 目次 】
司会:岩出まゆみ(東日本国際大学エジプト考古学研究所所長)

◆開会のご挨拶◆ 緑川浩司先生(学校法人昌平黌 理事長)

◆研究発表◆
①「コロナ禍のエジプト調査」 吉村作治(東日本国際大学学長・教授)

 全世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスは、エジプトに於ける我々の発掘調査にも大きな影響を及ぼしている。その現状を報告するとともに、古代エジプト時代にもあった感染症などの疾病についてお話する。

②「太陽の船プロジェクトの最新報告」
黒河内宏昌(東日本国際大学エジプト考古学研究所教授)

 エジプトでも新型コロナウィルスの影響で3月に入ってから夜間外出禁止令などが出されたが、エジプト人の考古事業に対する熱意は強く、太陽の船の現場は止まることはなく、感染者を一人も出さずに今も活動を続けている。
12月1日よりこれまでに発掘し終えた約1200点の太陽の船の部材を組み立て復原し、大エジプト博物館の別館で順次公開していく計画である。

③「ダハシュール北遺跡調査 最新発掘レポート」
矢澤健(東日本国際大学エジプト考古学研究所 客員教授)

ダハシュール北遺跡は紀元前2千年紀に使用された墓地であり、2020年2月〜3月には第27回目の調査が実施された。調査項目は2つあり、第一に遺跡調査区の西端にあった盛土を発掘し、その下にある遺構を調べること、第二に調査区の北東端を発掘し、この地点の墓の様相(年代、規模、埋葬の特徴など)を探ることだった。発表ではその成果について報告する。

④「生活文化の多様性を探る-エジプト・デルタ地帯の考古学-」
長谷川 奏(東日本国際大学エジプト考古学研究所 客員教授)

エジプトの国を、花と茎が組み合わさった姿で捉えると、デルタ地帯の縁辺は、花弁の最も外側であり、その重要性が見過ごされてきた。しかし、海辺の湖畔で塩基性土壌が強く残り、集約的な農業が困難な場であっても、古代の人々は自然に密着した暮らしぶりを営み、大都市アレクサンドリアをとりまく湿地帯は、大小の都市村落が連結する豊かな経済活動の場となっていたことが、近年の考古学調査によって明らかになりつつある。

◆パネルトーク◆
吉村学長、黒河内教授、矢澤客員教授、長谷川客員教授、4名の考古学者たちによる、パネルトーク。WITHコロナ時代のエジプト調査について、これからの新しい調査のあり方を見出していくためのお話を伺いました。

主催:東日本国際大学エジプト考古学研究所
協力:NPO法人太陽の船復原研究所 早稲田大学エジプト学研究所
協賛:学校法人昌平黌 ダイドードリンコ(株) (株)アケト
撮影編集:朝田健治(ぱとす)
制作・著作:東日本国際大学エジプト考古学研究所

第3回ふくしまを活性化させるユニークアイデアコンテストを開催

ユニコン①第3回ふくしまを活性化させるユニークアイデアコンテスト」(グローカル人財育成研究所主催、株式会社JOUJU協賛)が11月27日(水)、本学1号館で開催されました。

同コンテストは「どうすれば私たちの住むまちをより盛り上げられるか」をテーマに、学生たちが自由な発想でアイデアをプレゼンテーションするイベントです。

今回は36チームの応募の中から6チームが最終選考に残り、発表に臨みました。

最優秀賞を受賞したプレゼンテーションに対しては、「震災の教訓を生かしつつ、楽しく防災につなげるアイデアが素晴らしかった」「災害に遭った時、守れる命を守るための努力をしようという強い意志を感じた」などの反響がありました。

 

それぞれの賞と発表のタイトル、チーム名を以下の通りです。

 

最優秀賞 祭り×防災訓練~楽しく避難経路を覚えよう!~   by藁谷空

学長賞  エジ飯で復興!~いわき×エジプトフェスティバル~  byホタルイカ

優秀賞  フク・コレ in HIU                 byダイエットクラブ

優秀賞  コットンでグローカル交流!!                     by河合ゼミ

奨励賞  貝泊地区を”空の街”に               byサンサンクラブ

奨励賞  米の革命が起こる⁉~偏見をやめてみたら意外な結果に~ by鴫原あかね

 

来年もたくさんのユニークなアイデアをお待ちしております。

 

ユニコン② ユニコン③ ユニコン④ ユニコン⑤ ユニコン⑥ ユニコン⑦

地域振興戦略研究所 第4回調査研究発表会を開催

東日本国際大学・地域振興戦略研究所は7月24日、本学1号館で第4回調査研究発表会を開催しました。一般の聴講者も参加し、いわき市とその周辺地域の活性化に関する調査研究に耳を傾けました。

学校法人昌平黌の緑川浩司理事長が挨拶をした後、本学学長でもあり同研究所の吉村作治所長をコーディネーターに本学より3名が発表を行いました。

発表後聴講者から質疑応答があり、調査研究、そしていわき市の活性化への関心が伺えました。

総括で吉村所長は、「3つのテーマそれぞれが、いわき市の活性化に繋がるよう引き続き研究を深めていってほしい」と述べました。

 

テーマと発表者は次の通りです。

 ■「全天球カメラを活用したWEB観光ガイドによるいわき市観光振興の試み」

 矢澤健(エジプト考古学研究所客員教授)

■「いわき市を古代エジプトテーマパークに!ARを用いた観光促進」

 山下弘訓(エジプト考古学研究所客員教授)

■「子どもの権利保障のための地域アプローチ枠組みの検討に向けて」

 ーいわきにおける子供参加と主体的な地域・居場所づくりのためにー

南雲勇太(東日本国際大学特任講師)

 

s_理事長写真 s_学長 s_矢澤先生 s_山下先生 s_南雲先生

 

東日本国際大エジプト考古学研究所公開研究発表会

東日本国際大学のエジプト考古学研究所による第4回公開研究発表会が7月3日、本学1号館で開催されました。これは同研究所が行なっている最新のエジプト調査成果の発表会で、マスコミの方々も取材に訪れました。

研究発表に先立ち、学校法人昌平黌の緑川浩司理事長が登壇しあいさつ。続いて、2つのエジプトにおけるプロジェクトの研究発表がありました。

最初はダハシュール北遺跡2018年度の調査について矢澤健エジプト考古学研究所客員教授が発表しました。

次に、大ピラミッド探査プロジェクトについては、各部門担当者からの発表がそれぞれあり、司会は千葉工業大学惑星研究センターの千秋博紀上席研究員が務めました。

「調査の概要について」を山下弘訓エジプト考古学研究所客員教授が、「電磁波計測の準備について」を佐藤源之東北大学東北アジア研究センター教授が発表。

続いて「ドローン・3Dレーザースキャナによる測量について」は(株)タイプエスの設樂丘代表取締役が、「一億画素カメラPhaseOneによる撮影について」は、株式会社ジェピコの野口泰謙氏と土屋賢太郎氏が発表しました。

さらに「宇宙線ミュオン検出器の開発について」を、金政浩九州大学大学院総合理工学研究院エネルギー科学部門准教授が発表しました。

研究発表の後、質疑応答の時間が設けられ、最後に吉村作治学長による総括で締めくくりました。

調査の報告は、今後、随時発表していく予定です。

 

IMG_5039 IMG_5047 IMG_5059 IMG_5071

教育のアセスメント(改善のための現状把握)について、茨城大学と共同FD研修会を行いました

文部科学省AP(大学教育再生加速プログラム)事業テーマV「卒業時における質保証の取組の強化」の一環として、茨城大学と本学の共催で、合同FD研修会「学習成果アセスメントと教育改善~国際的視点から」が平成30年12月14日(金)に、続いて「学習成果の測定と改善に関する日米比較研究会」が同17日(月)に、茨城大学水戸キャンパスで開催されました。

14日の研究会では、アメリカ・メイン州立大オーガスタ校IR・学習成果アセスメント室長の本田寛輔氏が「米国における学習成果アセスメントと改善活動について」というタイトルで基調講演。アメリカでもさまざまな困難を乗り越えて、今の教育改革の活動があることが分かる内容でした。

続いて、茨城大学全学教育機構の佐川明美氏の事例報告「茨城大学における学修成果アセスメントと改善活動について」とともに、本学教育改革推進室長の関沢和泉が「教学マネジメントのための言語を開発する――ICEモデルの東日本国際大学における導入事例」と題して本学の教学マネジメントやICEモデルルーブリックの実装にあたっての事例とその課題について報告を行いました。

最後に本学AP推進室室長の福迫昌之副学長が閉会の挨拶を行いました。

なおこれらの講演は、茨城大学の各キャンパスといわき市にある本学キャンパスとオンラインで繋ぎ、ネットワークを活用した形で常磐線沿線大学の協力を深める形で実施されました。

また、17日の研究会では、参加者がそれぞれの大学で行っているアセスメントで「うまくいっている事例」や「課題となっている事例」について報告し合い、コメントを交わして学びあう有意義な研究会が開催されました。

これらの成果を生かして、本学はいっそうの教育改善を進めてまいります。

 

 

高知大学で本学AP事業の報告をしました

本学が、平成28年度に採択、その後活動を深めている教育改善のための文部科学省AP(大学教育再生加速プログラム)テーマV「卒業時における質保証の取組の強化」事業に関連し、平成30年12月7日(金)に行われた高知大学AP事業シンポジウム「卒業後につながる学びの質保証~求められるコンピテンシーとは~」に本学AP推進室次長の関沢和泉と南雲勇多が参加しました。

シンポジウムでも「大学の教育の意義とは何か」について活発な議論が行われましたが、本学も同時開催されたポスターセッションにて「授業の山に埋もれた到達目標を発掘し、精錬する~私たちは、教学マネジメントのための共通言語を持っているだろうか?」と題し、本学がAP事業においてこれまで行ってきた卒業時の質保証に関する成果報告について発表を行いました。

当日は多くの方に発表を聞いていただき、特に各授業の改善を全体の教育改善に繋げる仕組みについて関心を持っていただくことができ、各大学の関係者の皆さまと事例についての共有や今後の大学教育の改革の方向性についての意見交換を行うことができました。

 

s_kouchi

 

エジプト・フォーラム27が開催されました

本学のエジプト考古学研究所と早稲田大学エジプト学研究所、日本エジプト学会が主催する「エジプト・フォーラム27」が11月25日(日)、早稲田大学の大隈講堂大講堂で開催されました。

テーマは「ピラミッド調査の未来 ~新たな発見を求めて~」。本学の吉村学長による基調講演「ピラミッドを科学する」に続き、本年7月に記者発表した「大ピラミッド探査プロジェクト調査」のプロジェクトメンバーが講演しました。

また、会場入口では、来年2月に実施する第2回エジプトスタディツアーのPRと今年実施したツアーの掲載紙(福島民報)を配り大変好評でした。

掲載紙が参加者全員に行き渡らなかったことを、ここにお詫び申し上げます。ご希望の方は法人広報課までお知らせください。(法人広報課:0246-41-7005)

 

s_IMG_1570 s_IMG_1568 s_IMG_1571

 

サステイナブルキャンパス推進協議会の大会で、復興創生に関する取り組みを紹介

サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)(会長:佐藤直樹京都大学理事・副学長、副会長:中村隆行東日本国際大学学長代行)は、大学キャンパスにおいて、省エネルギー、CO2削減等のハード面の取り組みと、環境教育・研究、地域連携等のソフト面の取り組みを行うとともに、この分野で先進的な諸外国のネットワークと連携している団体です。

2018年の年次大会が11月17日、岩手大学で開催されました。本学からは、福迫昌之副学長が、「東日本国際大学における地域連携による復興の取り組み」と題する発表を行い、本学の震災以降の復興創生の取り組みについて説明しました。また、2019年の年次大会が名古屋大学で開催されることが決定しました。さらに、中村学長代行より、2020年の年次大会を本学で開催することについて本推進協議会の運営委員会で提案され、今後幹事会等での手続きを踏まえ決定される運びとなりました。

 

s_IMG_3671 新規ドキュメント 2018-11-20 11.35.48