東日本国際大学ライオンズクラブ活動報告 「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」に参加①

 

令和2年6月28日(日)(雨天) 9時30分~16時00分

東日本国際大学ライオンズクラブのメンバーが、同大経済経営学部3年河合ゼミの社会奉仕活動に参加しました。内容はいわき市のNPO「ザ・ピープル」の活動の一環である「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」への参加です。

本活動は昨年度に開始されたものですが、今年度になって新型コロナウイルスの影響により活動を自粛していたものの、いわき市においては新規感染者数がゼロという状態が1ヵ月以上続いていること、および本活動は屋外で行われるため、感染リスクは低いこと、その一方で、畑の作業などの人手が足りない状況を放置していることのマイナス面を考慮し、活動を再開することが望ましいと判断しました。河合ゼミとしては年度が替わりメンバーも一新する中で初めての活動となりました。

今回、活動する予定だった畑は、昨年10月の台風19号(東日本台風)で被災した平窪の畑でしたが、当日は朝から大雨となってしまいました。そのため畑での活動を断念し、雨でも活動できる内容に変更になりました。それは小名浜にある古着倉庫での仕分け作業でした。この活動はNPOザ・ピープルの原点ともいえるもので、古着を回収して、それらを仕分けすることで、一部はそのまま古着として販売、一部は自動車のトランク部分のフェルト生地に再生する原料として、一部はナイジェリアへリサイクルのため輸出するといった具合に、様々な用途に仕分けしていきます。

 

ライオンズ6.28①

いわき市を中心に全国から集まってくる古着の山!

 

倉庫内にはうず高く積み上げられた古着がつまった透明な袋の山がありました。これは、新型コロナウイルスの影響でとくに首都圏から集ってくださるボランティアの方々が来られなくなっていることから作業が滞っているということでした。新型コロナウイルス感染症対策として「密」を避けつつ、マスクをしている面もありますが、もともとこの作業ではホコリなどを吸い込むことのないよう、普段からマスクを着けて作業をしてもらうということです。

ライオンズ6.28②

マスクをして「密」を避けながらの作業

 

昼食は、ザ・ピープルさんの事務所でとりました。その際、ザ・ピープルさんのもう一つの取り組みである「フードバンクいわき」の一環として、自粛生活の中でバイト先の収入が減るなどして困っている学生に在庫として賞味期限間近になった食品とお菓子を箱詰めでいただきました。

ライオンズ6.28③

食品ロス対策と学生の生活支援として

 

今回は雨天のため、コットン畑での作業はありませんでしたが、放置しておけばゴミとして処分されるものを、資源として活かしていくという取り組みは、古着リサイクルにしても、フードバンクにしても「オーガニックコットンプロジェクト」と通底するものを感じることができました。

 

今年度もよろしくお願いします!

 

L河合伸