Monthly Archives: 10月 2022

日本福祉文化学会全国大会で本学学生が研究発表 「貴重な体験になりました」

日本福祉文化学会第33回全国大会が10月23日、大谷大学よりZOOMによるオンラインで開催され、健康福祉学部2年の山崎成美さんと若勢未来さんの2名とゼミ教員の篠原拓也准教授が「健全な絵本の傾向と製作方法-児童福祉文化財の分析を通して-」というタイトルで研究発表を行いました。

 

本研究は文献調査に加え、テキストマイニングによって厚生労働省社会保障審議会推薦の絵本など(11年分約120冊+比較対象60冊)の傾向を明らかにした上で、健全育成上優れた絵本の条件を整理するものです。

 

発表後、山﨑さんは「学会に参加できたことは、私にとってとても貴重な体験になりました。これからも研究を続け、精進していきたいと思います」と話し、若勢さんは「多くの人のおかげで、絵本の研究を学会発表できたことに感謝いたします。非常に良い経験になりました。この学会発表の中で、私自身の課題や絵本研究に関する課題が浮き彫りになったため、自己分析や絵本調査などを行い、改善していきます」と更なる研究意欲を表しました。

 

研究を踏まえて試験的に制作した絵本は、コンテストに応募するなどして、今後に活かす予定です。

poster

留学生別科の秋期入学式を挙行し43名が入学 「日本語の勉強を頑張っていきます」

東日本国際大学留学生別科の令和4年度秋期入学式が10月27日、本学1号館1-101教室で行われました。

IMGP7081

 

ネパールから17名、ミャンマーから16名、ウクライナから7名、メキシコから2名、そしてモンゴルから1名の計43名が入学しました。ネパールの15名は現在入国手続き中のため、28名が式に出席しました。

 

IMGP7062 IMG_3683

 

まず、中山哲志学長が入学許可を行いました。式辞として、冒頭にそれぞれの学生の母国語を用いて挨拶をし、「皆さんはこれから日本で勉強し、将来は皆さんが学んだことを母国のため、そして世界の人々のために貢献できるように頑張って下さい。」と述べました。

 

IMG_3595

IMG_3598

IMG_3578

 

続いて、吉村作治総長から「ご入学おめでとうございます。私も皆さんと同じく、55年前エジプトカイロ大学に留学生として在籍していました。最初は本当に緊張しました。エジプトで13年の勉学を経て、今の私の糧になっています。皆さんも、それぞれ夢をかなえられるように頑張って下さい。本日皆さんにはエジプト風パンミックスをお祝いとして持ってきましたので、ぜひ持って帰って、作ってみて下さい。」との祝辞が贈られました。

 

IMGP7015

IMG_3620

 

次に、緑川浩司理事長が「本日のご入学誠におめでとうございます。今は日本語が難しく、わからない言葉が多いと思います。皆さんのお顔を見ると、日本語をどの程度分かっているのか感じ取れますね。しかし、今は日本語が分からなくても大丈夫です。これから別科で日本語をはじめ、たくさんの事を学んで下さい。ほとんどの皆さんは日本に来るのは初めてでしょうか。憧れていた日本へようこそ。大歓迎です。日本は皆さんが安心して勉学に励むことができる安全な環境です。皆さんの頑張りを楽しみにしています。本当におめでとうございます。」と祝辞を贈りました。

 

IMG_3675

 

IMG_3654

 

最後に、新入生代表のイン・イン・アウンさん(ミャンマー出身)が「本日はこのような式を挙行していただきましてありがとうございます。9年前、私の兄がこの大学を卒業し、現在ミャンマーで日本語学校を経営しています。以前から『日本はとても美しく、素晴らしい国だ』と聞き、憧れを抱いていました。これから日本語の勉強を頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。」と挨拶の言葉を述べました。

 

IMG_3692

 

アエーシ

↑吉村総長から贈られたエジプト風パンミックス

【柔道部】遠野町で御輿渡御を担う地域貢献活動を実施

ご覧ください、この屈強な後姿を!

写真①

 

10月16日(日)、いわき市遠野町にある八幡神社にて柔道部員20名が御輿の担ぎ手ボランティアとして参加しました。

担ぎ手不足に加えコロナ禍により3年振りの開催となった「八幡神社例大祭」。たくさんの地域の方々の期待を胸に御輿渡御がスタートしました。

写真②

屈強な学生たちが担ぐお神輿に沿道の見物客からは笑顔があふれ、日ごろ鍛え上げている心身を地域のために存分に披露することができました。

御輿渡御を無事に終えた学生たちの表情には疲労も見えましたが、りりしさと達成感に満ちあふれた表情が大変印象的でした。

 

写真③

 

 

今年度秋学期にウクライナの学生7名が入学 記者発表が行われました

10月18日、本学1号館5階第一会議室にて、今年度秋学期に新たに本学留学生別科に入学したウクライナの学生7名(男性1名、女性6名)についての記者発表が行われました。
ウクライナの学生は、春学期に4名(男性2名、女性2名)が入学しており、ウクライナの学生の受け入れは計11名となります。

 

IMG_0661 IMG_0672

 

まず出席したウクライナ学生7名からそれぞれ日本語と英語による自己紹介が行われました。

 

IMG_0696 IMG_0716

IMG_0764

 

この中では、趣味として日本の和食を作ることが好きなこと、日本の小説(特に三島由紀夫氏や村上春樹氏)を読むのが好きなことなども話されました。

 

「以前から日本に興味があり、日本語を独学で学んでいました。こういった苦しい状況の中で、日本政府をはじめ東日本国際大学が温かく私たちをサポートしてくれたことに対して、心から感謝をしています。ウクライナにいる家族も、私が日本という安全な国で学ぶことが出来ていることに、とても安心しています」という声もありました。

 

最後に質疑応答の時間が設けられ、「日本での学びを将来どのように活かしたいか」という質問に対しては、「将来、日本に住んで働きたい。通訳や学校の先生のように、これまでに学んだ言語や文化を活かして仕事が出来たらと考えています」という返答もありました。

 

IMG_0822

全学共通授業「人間力の育成」で文筆家の東晋平先生が講義

写真① (1)

本学の全学共通授業「人間力の育成」において10月12日、文筆家の東晋平先生による人間力育成講座が行われました。

写真② (1)

東先生は本年4月、地元誌に本学東洋思想研究所から発刊された『四大思想から読み解く人間力をめぐる対話』の書評を執筆していただきました。今回の講義では「新しい時間軸と世界観を持つ」をテーマとして、現在が人類史の分岐点にあると語られながら、人生100年時代の生き方についてさまざまな角度からお話をしていただきました。

写真③ (1)

さらに東先生はご自身の新著『蓮の暗号』の内容にもふれつつ、日本文化の底流に法華思想の影響があることを指摘され、日本文化が世界から注目されていることを具体的な事例を通して教えて下さいました。

最後には「身近なところから世界を変えていくことが出来る」と語られ、今いる場所から新しい時代の価値を創造していくことの重要性を訴えられました。

 

東日本国際大学ライオンズクラブ活動報告 「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」に参加④

令和4年10月1日(土) 9時30分~15時00分 晴天

いわき市平下平窪の「ブラウンコットン畑」で、東日本国際大学LCのメンバーを中心に12名が参加しました。今回は、いわき短期大学の1名、附属昌平高校の生徒12名、いわき桜が丘高校の生徒1名が参加しました。この日は、午前は主に収穫作業を、午後は、糸紡ぎの道具を使った糸紡ぎ体験や、コットン商品を考案する作業をしました。高校生の多くは初めての体験に皆笑顔でした。

L河合伸

 

ライオンズ活動④-1
高校生も多数参加

 

ライオンズ活動④-2
オーガニックコットン

 

ライオンズ活動④-3
記念撮影

 

いわき平の街 魅力発見プロジェクト~フォトすごろく編~(観光マネジメントコースゼミ校外活動)

今回は観光マネジメントコースのみんなで「Geust House & Lounge FARO iwaki」(いわき市平三町目)に行ってきました。FAROはいわきの人々が集い、出会いが生まれる灯台となることを目指していて、1階は飲食店としてお客さんが集まり、2階は宿泊施設として旅人が集まります。オーナーの北林さんはいわき市の街づくりに積極的に関わっており、今回のプロジェクトの中心者の一人でもあります。

写真①

FAROで私たちは「フォトすごろく」づくりを行いました。フォトすごろくとは、複数人でチームを作って写真を撮りながら街を散策し、その中で印象に残った写真をマスにして完成させるご当地版すごろくです。はじめに、自分たちの撮った写真を説明し、場所を推察しながらすごろくのルートづくりを行いました。ルートづくりを行う楽しさや思い出を追体験する面白さなどがあって、ただのすごろくとは一線を画していてとても面白い体験でした。

写真②

写真③

このプロジェクトはいわき市平の街を舞台とし、様々な企画が予定されています。次回はFAROのオーナーである北林さんのお話を伺い、北林さんのガイドでまち歩きを行う予定です。今後もプロジェクトの進展をお楽しみください。

 

ブログ執筆者

経済経営学部3年 佐々木龍一

経済経営学部3年 細谷謙晋

経済経営学部3年 崔允廷