本学は、平成28年度に採択された文部科学省のAP(大学教育再生加速プログラム)テーマV「卒業時における質保証の取組の強化」事業において、教育の質保証の取組みを進めています。どのような質を保証するかについて、たとえば英語圏の大学等では、学生が卒業に無事に至れるかどうかが大学の教育の質を示す指標として用いられています。こうした学生の学業が成功するかどうか、その背景には複雑な要因があると分析されており、どのような施策が有効であり、教育の質や大学の提供するサポートとの関係はどうなっているのか、実践と理論を往復する取組みが必要となります。今回は内部質保証という課題との関係で、11月7日(水)15時より、日本の最前線で活動する白鳥成彦教授を嘉悦大学よりお招きして、以上の問題を検討します。
カテゴリー別アーカイブ: ★研究会・講演会情報
【軽音楽部】タイ研修団とコラボ
長崎大学とCEPNの合同セミナーで発表
昨年度、東日本国際大学と連携協定を締結した長崎大学が11月28、29の両日、フランスの原子力防護評価センター(CEPN)との合同セミナーを、「原子力災害後における倫理、リスクコミュニケーションと放射線防護文化:被災住民を力づけるための専門家の役割」をテーマに長崎大学医学部で開催しました。セミナーには大学の研究者、国際放射線防護委員会(ICRP)委員やフランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)から約50名が参加しました。
初日に長崎大学、広島大学、CEPNなどから発表があり、本学からは福迫昌之副学長が、「被災地復興の現状と大学の取り組み」と題し、東京電力福島第一原子力発電所事故発災時の対応や、いわき市復興の現状と課題について発表しました。
2日目には、参加者が3つのグループに分かれて、原発事故後における専門家の倫理的規範や役割、事故後の取り組みをどのように伝えていくか、といった点について協議を行いました。
吉村学長・小野客員教授の講演会を開催
「小野隆彦写真展『バリ島文化と人々の日常生活』」の開催を記念する講演会が12日、本学1号館にて開催されました。
ここでは、吉村作治学長が、イスラム教とヒンドゥー教のそれぞれの魅力を語った後、小野隆彦客員教授が「インドネシア バリ島の宗教文化と人々の暮らし」と題し講演。信仰が深く根付いたバリ島の人々の生活や、ガムラン音楽と舞踏の魅力を映像を交えて語りました。「カースト制度を持ちながら、王族でも様々な職業に就いて生活をしている」「バリ島の人々にとって葬式は輪廻転生(生まれ変わり)の儀式であり、決して悲しいことではない」等、興味深い指摘もあり、バリ島で暮らす人々の幸福感が伝わってくる講演会となりました。
【エジプト考古学研究所】第1回研究会 最新発掘レポート が開催されます。
東日本国際大学エジプト考古学研究所の第1回研究会「最新発掘レポート」が7月7日(木)13:00から、本学1号館で開催されます。
本学のエジプト考古学研究所は2015年に開設され、現在14名の研究員が在籍し、エジプト現地での調査をはじめとしてそれぞれ研究を進めています。今回の研究会は、研究所の日頃の取り組みを学内外の皆さまに広く知って頂くために、公開講座の形で行う事に致しました。ピラミッドの謎に迫る新しいプロジェクト「クフ王墓探査」など、最新の報告を行ないます。
●研究会プログラム
- 13:00~13:10 第1回 研究会 開会のご挨拶 学校法人昌平黌理事長 緑川 浩司
- 13:10~13:25 2016年度の方針と予定 エジプト考古学研究所所長 岩出 まゆみ
- 13:25~13:50 「クフ王墓探査プロジェクト」について 東日本国際大学学長 吉村 作治
- 13:50~14:05 「太陽の船復原プロジェクト」について エジプト考古学研究所客員教授 黒河内 宏昌
- 14:05~14:20 「ダハシュール北遺跡プロジェクト」について エジプト考古学研究所客員准教授 矢澤 健
入場料は無料です。参加をご希望の方は直接ご来場ください。尚、駐車場の数に限りがございますのでなるべく乗り合い、または公共交通機関をご利用ください。
お問い合わせ:TEL 0246-35-0001
【経済情報学部】三重野学科長が情報処理学会全国大会で発表を行います。
本学の三重野 徹経済情報学部学科長が、2016年3月10~12日に慶應義塾大学 矢上キャンパスで行われる「情報処理学会 第78回全国大会」で発表を行います。
情報処理学会 第78回全国大会のテーマ 「超スマート社会への扉」
http://www.ipsj.or.jp/event/taikai/78/index.html
三重野学科長の発表テーマと概要は以下の通りです。
発表テーマ : グローカル時代の地域振興戦略へのICT活用
発表概要 : 地域創生と言われている時代である。今日では地球規模(グローバル)で物事を考え、地域(ローカル)で実施していこう(グローカル)という動きもある。そこで地域に住む人々がより活性化されて地域に参画していくことや、そのためにもっと知ること、学ぶことも大切となると考える。そこにおけるICT活用がスマートフォンやタブレット端末、パソコンを通じて身近に行える今日では重要である。今回、福島県いわき市において調査を実施し、地域活性化のためにグローカルが大切であり、ICTの活用がそのツールとなることを考察した。
「〈郷土・地域〉とは何かを考える」連続イベントを開催しています。
東日本国際大学は、東洋思想研究所が中心となり、地域とまちづくりに精力的に取り組むNPO法人スタンバイが運営するマチノコトと共同で、全三回の「〈郷土・地域〉とは何かを考える」連続イベントを開催しています。これは郷土と地域について、原理的な問題への思想的な問いかけと、多様な分野にわたる活動の交差する点において再考しようというものです。
すでにコミュニティへの問いを中心とした第一回イベント副題「地域と個人の関わり方のこれから」、「市民」「住民」を主題とした第二回イベント副題「行政と市民のあり方のこれから」が開催され、第三回イベント副題「地域への問いをたてる」が3月2日(月)に予定されています。
特に第一回イベントについては上のリンクにありますように詳細なレポートがありますので、ぜひご覧ください。コミュニティとは何であるかについて、思想と実践が交差するスリリングな対話の報告を読むことができます。