「人間力の育成」公開授業を開催 -講師に鈴木直道氏

本年度第3回目となる公開講座「人間力の育成」が11月10日(土)、本学1号館で行われました。経済経営学部と健康福祉学部の学生に加えて、地域の方も多数参加され、北海道夕張市長の鈴木直道氏が「RESTART Challenge More.」をテーマに講演を行いました。

 

鈴木氏は東京都庁職員を経て、2011年に当時全国最年少となる30歳1ヵ月の若さで北海道夕張市長に就任。働きながら勉学と部活に打ち込んだ学生時代のお話や、財政破綻後の夕張市の取り組みについてお話をされました。

 

北海道夕張市は炭鉱都市として栄えた時代から比べて、人口は最盛期の十分の一にも満たない1万人を切るような状況となっています。そうした状況の中でも、鈴木氏は未来を見据えて果敢に新しい取り組みに挑戦されており、聴講者も食い入るように話を聞いていました。「課題と人材の反比例」「かつての反対者が最高の説明者になる」など、鈴木氏ならではの人生哲学と強い信念には、経験に裏付けられた説得力と重みが感じられました。

 

最後には学生に対して「大学時代に最高の経験と最低の経験をしてもらいたい」とご自身の学生時代を振り返りながら呼び掛けられ、講演を結ばれました。

 

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