大西康夫客員教授が来日されました

平成27年4月に東日本国際大学客員教授に就任した大西康夫先生が7月4日(木)に訪れ「復興と本学の今後の教育」について緑川理事長と意見を交わしました。

「復興」には、除染・雇用・精神の健全の3つの柱があり、その中でも人々の心の復興はとても重要で、心の傷を癒すことばかりではなく、指導者や教育者へのトレーニング、ケアをする人材の育成も必要。震災を経験した地域で、心のケアができる学生を育ててほしいとのお話がありました。

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大西康夫 Yasuo Onishi

大阪市生、大阪府立大学機械工学科修士課程卒業後、1972 アイオア大学で水理学の博士号を取得。専門部門は、水理学、環境と生物・人体リスクアセスメント。IAEAの環境のアドバイザーを長年努め、IAEA 除染ガイドラインを製作、又IAEAの委員として福島除染に協力。アメリカの National Academies of Sciences の委員としても活躍し、アメリカの国家放射線保護委員会の準委員を務めている。アメリカ政府と旧ソ連政府の原発協定でチェルノービル事故で汚染された地表と水環境評価・除染のアメリカ政府のコーディネイターとして活躍し、アメリカやヨーロッパの研究者達とチェルノービル事故による環境と生物・人体リスクアセスメントを30年行っている。2011年エネルギー省最高の褒章であるエネルギー省大臣賞を2010年のガルフ湾原油放出事故と2011年の福島原発事故対策の貢献で2つ大臣賞を受賞。