第44回鎌山祭の実行委員会の発足式が6月14日、本学1号館で行われました。鎌山祭は、東日本国際大学といわき短期大学の学生による一大イベントです。席上、実行委員長に就いた関根結衣佳さんは「鎌山祭に参加される皆さんが最高に楽しんでもらえるようがんばりたい」と決意を述べました。
鎌山祭まで、あと4カ月。学生の皆さん、挑戦しきった姿で当日を迎えましょう。
ライフセービングを活かしたまちづくりを進めている「勿来まちづくりサポートセンター」が、その活動の一環として、海の環境保全と活用の先進事例の視察のため、オーストラリア視察研修を3月3日から8日の期間に行いました。共催する学校法人昌平黌からは、石河智副校長(附属昌平高校通信制課程)とアウトドアスポーツサークル代表の山崎誠悟さん(経済経営学部2年)が参加しました。
訪れたのは、オーストラリア・ケアンズ市、いわき市の姉妹都市であるタウンズビル市、マグネチック島です。サーフライフセービングクラブ訪問や、タウンズビル姉妹都市委員長表敬訪問、グレートバリアリーフ視察を通し、いわきの海の安全性を高めるライフセービングの活動をどのように取り入れるべきかを考える研修となりました。
参加した山崎さんは「地域として、生活の一部としてライフセービングが馴染んでいるという事が活動に大きく影響を及ぼしており、一人ひとりが安全な海の環境を作る行動をしていると感じました。ボランティアなどを通して海を綺麗にし、さらに情報を拡散していくことがいわきに住む人々の意識を高めるきっかけになるのではないでしょうか」と現地に行った実感を語っていました。
春のオープンキャンパスを開催!
東日本国際大学・いわき短期大学、オープンキャンパスを3月12日、本学1号館を中心に開催しました。
ここでは各イベントの様子をご紹介いたします。
今回、事前受付をしていただいた方にはオリジナルグッズのプレゼントがありました。オープンキャンパスにご来場の際は、事前受付がおすすめです。
【全体説明】今回のオープンキャンパスの概要と、本学が取り組む事業の説明をさせて頂きました。在学生の高い成長力の根拠となっているものです。
【全体講演】東日本国際大学の経済経営学部・健康福祉学部、いわき短期大学の幼児教育科の教員が教育内容を紹介、在学生は本学での体験談を語りました。
お待ちかねのランチは、学食と学生ホールで。
【短大模擬授業】鈴木准教授の授業では「子どもの心」というタイトルで保育者として必要な心構えを、吉津教授の「ピアノ ワンポイント レッスン」では実際にピアノに触れながら楽しく基礎を学びました。写真右はピアノを弾く指の準備体操です。
【四大模擬授業】矢邉准教授(経済経営学部)からは公務員になるために必要な事、また実際に公務員として働くOBから体験談等を語って頂いた「めざせ公務員」。佐々木教授(健康福祉学部)は、「高齢者をめぐる福祉の実状と課題」として、福祉の今を分かりやすく解説しました。
【なんでも相談コーナー】気軽にご相談いただければ、何でもお答えいたします。
【エクステンションセンター見学】資格取得ならこちらへ。いつでもどこでも学べる環境があります。
なんと、今回あの『ペッパー』がスタッフの仲間入りをしました!大学名入り腕章もバッチリ決まっています。来場者の方からは「かわいい!」と声をかけて頂き、ペッパーもうれしそう(!?)
少し冷たい風が吹いた週末でしたが、晴れ晴れとした天気に恵まれ、昨年を超える方にご来場いただきました。来ていただいた皆様ありがとうございました。
次回は7月開催を予定しております。来年度も、満足していただけるイベントにして参りますのでどうぞよろしくお願い致します。
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム『地域人材コース』」参加留学生10名が決定し、2月15日に、いわき記者クラブにて記者会見、また清水市長への表敬訪問を行いました。本学の江井真美さん(健康福祉学部1年)もメンバーに入っています。
福島浜通りグローカル人材育成事業推進協議会の石原運営委員長(福島工業高等専門学校教授)から概要の説明があり、留学する一人一人がプランの発表をしました。江井さんは、「包括的認知症ケア技法である『ユニマチュード』発祥の地フランスへ渡り、その日本での導入法を探る」というプランです。
市長に表敬訪問した際には、「異文化に触れる事は自分を広げる事に繋がります。今回の留学が実りあるものになることを期待します」と激励の言葉を頂きました。
同留学プログラムでは、奨学金などにより留学費用の一部が援助されるだけでなく、事前・事後の研修や留学生同士のコミュニティ形成など様々な面での支援が受けられます。(詳細はこちら→http://tobitate.mext.go.jp/program/region/index.html)
いわきライオンズクラブが主催する第1回留学生日本語スピーチコンテストが2月11日、本学1号館で開催されました。これは、同クラブのメンバーが、本学の文化祭「鎌山祭」で行われている「留学生スピーチコンテスト」を見て感銘を受け、「こうした意義ある催しを、ぜひ私たちのクラブでも開催したい」と、第1回の開催となったものです。
本学の留学生別科と経済経営学部から10名の発表者が登壇。優勝したのは、流暢な日本語で「ミャンマーの問題」というタイトルのスピーチを行ったスウェスウェアウンさん(ミャンマー出身、経済経営学部2年)でした。
コンテストのため順位はついたものの、一人一人が力を尽くし、最後にはとても充実した顔でカメラに収まりました。「とても良い機会でした。また開催してほしいです」と参加者・主催者の機運も高まっています。
日本での一つ一つの経験が日本語を磨き、日本への理解を深めることにつながります。留学生全員が輝いていけるよう、これからも本学ではしっかり留学生活をサポートしてまいります!
12月15日、東日本国際大学・いわき短期大学の論語を学ぶサークル「いわき論語塾」の第5回討論会が開催されました。
『論語』子路第13-27の「剛毅木訥近仁(子曰く、剛・毅・朴・訥は仁に近し)」の章句をもとに、各自が決めたテーマによって、自分で考えた「仁者」とはどんなものかを語り合いました。
さらに今回は、「剛・毅・木・訥は仁に近し」と対極の例として扱われる、『論語』学而第1-3の「巧言令色、鮮矣仁(子曰く、巧言令色鮮〈すくな〉し仁)」ともからめながら考えてきてもらいました。
自分の目指すべき「仁者」像。どのようにして、その「仁者」像に近づいていくかが今回の最も重要な部分でした。「剛毅木訥」を考える上で、四つの意味をすべて合わせるか、一つ一つに分けて考えるかも大事なポイントだと言えるでしょう。「剛」という一文字をとっても、「冷静に考えることができる」「欲望に負けない強い意志を持つ人」「物事に恐れず立ち向かう強さ」など様々な解釈が出ました。塾生のみなさんも自分なりの解釈を取り入れながら、どうやって「仁者」に向かって行くかを考える貴重な機会となったのではないでしょうか。
今回も体験入塾をしてくれた学生さんがおり「短い文の中にとても深い意味を読み取る事ができて面白かったです」と感想をいただきました。次回の討論会でも良い議論ができるよう自分自身の考えを深めていきたいと思います。
いわき論語塾
木滑尚紀
11月10日、東日本国際大学・いわき短期大学の論語を学ぶサークルである「いわき論語塾」の第4回討論会が行われました。今回は、論語の雍也第6-23にある「子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静。知者楽、仁者寿」(子曰く、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。)をもとに、各々が決めたテーマと、自分にとっての「仁者」「知者」とは何かということも討論を行いました。
今回の討論会は事前に考えたテーマと訳を発表し、それについて検討するという流れで行われました。
今回は4回目ということもあり、みなさん、解釈を考えることにも慣れ、相手の解釈に対して積極的に質問し、白熱した議論が行われていました。「知者」・「仁者」というものを自分の中でどのように捉えるかが、今回の討論会の中で一番の重要点でした。
「知者」を「優しい人」「賢者」「理想を掲げ青春を謳歌する者」とするもの。
また、「仁者」を「納得した者」「物事をじっくり観察する者」「自分を知り、思いやりのある者」など、学生ならではの自由な視点からみた素晴らしい解釈が出ました。
ここでは紹介しきれていませんが、顧問の城山先生の奥が深い解釈を聞き、皆さん「知者」や「仁者」について考えを深めていました。
今回、都合などにより参加できなかったメンバーや先生方もいましたが、原稿を提出してくださるなど、気に掛けて頂きました。
そして、まだ入塾していない学生たちも見学に来てくださいました。見学した学生さんからは「難しそうで、話についていけるか心配でしたが、皆さん分かりやすい言葉で解釈を教えてくれたので今までより興味が湧きました」と印象が語られました。
これからも討論会での様々な議論を通して、論語への解釈を深めていくと共に、「人間力」を皆で高めていきたいと考えています。
(いわき論語塾 経済経営学部1年 木滑 尚紀)