小名浜公民館で点字教室

いわき短期大学の金成明美准教授が、いわき市の土曜学習の一環として2月17日、小名浜公民館で点字教室を開きました。これには小名浜第二小学校の4年生から6年生の児童36名が参加。視覚障がいのある方の言語である点字を知り、ユニバーサルデザインの在り方について学びました。

児童たちはアイマスクを着けた状態で、本学の学生が制作した点字絵本に触れるなど、視覚障がいのある方がどのように情報を得ているかを疑似体験。金成准教授は「目の見えづらい方にとっては、道端に落ちたガムひとつでも生活の妨げになります。みなさんがちょっと意識を変えて、どんな人にとっても暮らしやすい社会をつくっていきましょう」と呼びかけました。

児童たちには、点字で作成した名刺がプレゼントされ、障がいについてより身近に感じる一日となりました。

 

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点字絵本に触れる児童ーーーーーーーーーーーー点字名刺を手渡す金成准教授

イギリス研修団が出発

東日本国際大学といわき短期大学の学生代表によるイギリス研修団が2月14日、大学を出発しました。松本優梨国際部長は、世界市民として第一歩を踏み出す、有意義な研修となるよう期待を寄せ、学生たちは、元気良く「行ってきます!」と応えました。

15日にはカンタベリー市に到着、3月16日までの1カ月間、英語づけの生活を送ります。

楽しく、実りある研修となることを祈っています!

 

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イギリス短期留学の結団式

東日本国際大学・いわき短期大学では、グローバル人材育成のために豊富なチャンスを提供しています。イギリスで1カ月の英語のトレーニングを受ける「英語講座(英国)」もその1つです。この2月7日には、本年度に派遣される学生13名の結団式が行われました。

受け入れ先であるカンタベリー・クライスト・チャーチ大学(CCCU)は、昨年本学との連携協定を結び、万全のサポート体制を整えています。

結団式で学生代表の今泉魁介さん(経済経営学部3年)は「英語力はもちろん、人間力を高めた自分になって戻って来ます」と決意を述べました。

緑川理事長は「海外経験は人生を変えるきっかけにも成ります。1カ月、全てに挑戦して、感動・成長の研修としてほしい」とエールを送りました。

出発は2月14日。3月16日までの約1カ月間の海外生活を送ります。

 

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環境工学の世界的権威・大西博士が講義

環境工学の世界的権威である大西康夫博士(東日本国際大学・福島復興創世研究所所長)が1月27日、東日本国際大学の必修科目「人間力の育成」で講義を行いました。公開授業として行い、地域の方も多数聴講に訪れました。

大西博士は、国際原子力機関(IAEA)のアドバイザーを長年務め、米国エネルギー省長官褒賞を2度受賞。その一つは福島原子力発電所の事故対策への貢献によるものです。昨年からは本学・福島復興創世研究所の所長の任に就いています。

講義のテーマは「夢を持ち、自分の未来は自分で開く」。水理学では世界最高と名高いアイオワ大学水理研究所で学び、博士号を取得。一級の研究者がしのぎを削るパシフィックノースウェスト国立研究所で最高科学者という頂点に立つまでに至った半生を振り返り「どこまでも自分の頭で考え抜くことが大切です」「人の役に立つ研究をすることを信念に常に新しいことに挑戦し続けてきました」と熱を込めて語りました。

さらに、「福島の復興のためにアメリカから帰ってきました」との心情を語り、若き学生たちには「自分の運命は自分で決めること。自主性を持って考え抜いて、変わりつづける社会で活躍できる人材に成長してほしい」とエールを送りました。

 

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神谷地区新春の集いを開催

いわき市神谷(かべや)地区の新春の集いが1月20日、東日本国際大学学生食堂・鎌田レストで開かれました。これには、清水敏男いわき市長、森まさこ参議院議員や神谷地区区長協議会など115名が参加しました。

同会の阿部宏太郎会長のあいさつの後、学校法人昌平黌の緑川浩司理事長は「今後も大学と地域との関わりを深め、共に歩みを進めてまいりたい」と祝辞を述べました。

学生食堂・鎌田レストは地域の方もご利用いただけます。ぜひお気軽に足をお運びください。

 

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ものまねショーで広野町を応援

広野町老人クラブ連合会新年会が1月22日、スパリゾートハワイアンズで開かれ、東日本国際大学の三浦健一准教授が“ものまねショー”を行いました。

東日本国際大学・いわき短期大学は、昨年8月の広野センターのオープン後、定期的に地域連携事業としてイベントを行ってきました。今回は、専門の観光学者のほかに、ものまね芸人という異色の経歴をもつ三浦准教授が、美空ひばり、美川憲一、小林幸子など演歌のビッグネームたちのものまねを披露。会場は大喝采で沸き返りました。

遠藤智町長は「東日本国際大学・いわき短期大学との連携事業の推進は、行政の幅を広げ、町民の生活を守ることにつながります。2018年もさらに連携を強めながら、復興へ全力で取り組んでまいります」とあいさつしました。

地域の方々に喜んでいただける連携事業を今後も続けてまいります。

 

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いわきFC・大倉社長が講義

躍進目覚ましいプロサッカークラブ「いわきFC」を運営する株式会社いわきスポーツクラブの大倉智社長が1月20日、東日本国際大学の必修科目「人間力の育成」の担当講師として教壇に立ちました。「人間力の育成」は公開授業として行なわれており、今回も教室には地域の多数の方々も集いました。

授業のテーマは「スポーツの産業化を通じた街づくりと人づくり」。大倉社長は「いわき市を東北一の都市にし、スポーツで輝く、若者が集う最も住みたい街をつくりたい」とのビジョンのもと、希望あるいわきの未来を熱く語りました。その際、スポーツ産業が確立されているアメリカやドイツの先行事例を紹介しながら、「行政や教育機関との強い連携で、サッカーチームが独自に運営するスタジアムを街中に造ることで地域の活性化を促し、スポーツ産業の興隆に寄与する先進事例を出すことができるのではないか」と訴えました。

最後に、成長する人材とは「勇気をもって一歩踏み出す人」だとし、「失敗する権利と挑戦する義務がある」との先哲の言葉を学生たちに贈りました。

27日(12:50~14:20)には、環境工学の世界的権威である大西康夫博士が「夢を持ち、自分の未来は自分で開く」をテーマに授業を担当します。

 

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評論家の森田実氏が講演

森田実氏の講演会が12月13日、学校法人昌平黌が主催し、グランパルティいわきで開催されました。政治評論家として高名な森田氏は中国の山東大学名誉教授であり、東日本国際大学の客員教授を務めています。

「激動する社会と日本の針路」と題する講演で森田氏は、「100年前の1918年は、アメリカ時代が幕明ける激動の年だった。100年後の2018年は、そうした時代が終焉を迎える大転換の年となるだろう」と予測。日本の政権中枢と日米関係の動向を分析しながら、多極化する国際社会に対応した針路選択を行わなければならないと訴えました。質疑応答も活発に行われ、充実した講演会となりました。

 

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福島高専と連携協定を締結

学校法人昌平黌 東日本国際大学・いわき短期大学は、福島工業高等専門学校との連携に関する協定締結式を1月11日、本学1号館で開きました。これには、福島高専から中村隆行校長、大槻正伸副校長、原田正光副校長、笠井哲副校長、青柳克弘副校長、学校法人昌平黌から緑川浩司理事長、吉村作治学長、田久昌次郎学長ら教職員の代表が出席しました。

同連携協定により、福島・浜通り地域に「サスティナブル(持続可能)社会」を実現するというビジョンのもと、被災地域の復興及び福島イノベーション・コースト構想推進に寄与することを目的として、人材育成・人材交流・研究協力などの事業に共同で取り組んでいくことになります。具体的には、福島高専が進める国際的なPBL(project besed learning)「グリーンプログラム」や、東日本国際大学が取り組む「心のレジリエンスプログラム」などの協力、広野町復興の共同事業を進めていきます。

席上、緑川理事長は「文系と理系の教育機関の相互交流を通して、文理融合の新しい人材を輩出したい。福島高専との連携をさらに深めて地域社会に貢献してまいりたい」とあいさつ。中村校長は「福島イノベーション・コースト構想には人材育成が必須の要件です。両校の協力関係を強め、本日の協定を機に、社会の広い要請に応える人材の育成にさらに尽力したい」と述べました。

 

また同日、原子力規制人材育成事業・教育研究フォーラム「地域の環境回復と環境安全に貢献できる原子力規制人材の育成」が福島高専で催され、東日本国際大学・福島復興創世研究所の大西康夫所長が基調講演を行いました。

 

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福島高専で講演を行う大西所長

 

 

花柳貴代人さんが来学

日本舞踊家の花柳貴代人さんが12月20日、いわき公演成功の報告で本学を訪れました。

12月14日にいわきアリオスで開催された「美と技が織りなす至高の芸 花柳貴代人舞踊公演」では、古典芸能解説者・葛西聖司さんの案内で、「藤娘」「鏡獅子」の華やかな舞台が繰り広げられ、賛助出演の花柳基さんによる「楠公」や長唄演奏「花衣」も披露されました。

花柳貴代人さんは、三世花柳壽輔師 に師事し1992年に専門部(師範)取得。各流派合同新春舞踊大会での受賞歴を持ち、創作振り付け、テレビ出演など多方面で活動しています。本学の附属高校では日本舞踊の授業講師を務め、生徒たちとの共演もしています。

 

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緑川理事長らと記念のカメラに。右から3人目が花柳貴代人さん。

 

■花柳貴代人ウェブサイトはこちら

http://www.kiyohito.net/