福島民友新聞に本学卒業生が掲載されました。

3月24日(木)の福島民友新聞「ニューリーダーの視点」において、本学の経済学部を2002年に卒業し、有限会社キャニオンワークスの代表取締役として活躍されている、半谷正彦さんが紹介されました。

キャニオンワークス(浪江・いわき)   半谷 正彦社長(37)

全て県産の製品目標


「県産の素材や伝統工芸技術の活用など『オール福島』を結集した製品作りは目標の一つ。本件出身の若手デザイナーとのコラボ商品なども企画したい」。縫製業界の次世代を担うリーダーは大きな夢を語る。各種バッグや登山用品、ウエットスーツなどの製造・販売を手掛ける企業のトップだが、自社ブランド確立に向けた挑戦を続けている。

2011(平成23)年3月の東京電力福島第1原発事故で浪江町の本社は操業停止を余儀なくされた。しかし、災害に屈することなく、再起を決意。群馬県での仮施設での操業再開を経て、14年4月にいわき市の好間工業団地にいわき工場を建設した。資金繰りのほか、従業員の確保などに奔走した。

新工場では製造ラインを拡充し、バッグなど取り扱う製品の幅を広げ、取引先も拡大した。デザイナーら若手社員が多い社内風土を生かした商品開発や、メーカー側への新企画の提案を指揮する。

「いずれは浪江町の本社工場を再開したい」。企業家としての志の先に故郷復興への思いがにじむ。

 

はんがい・まさひこ

浪江町出身。東日本国際大経済学部卒。2012年11月に社長就任。幅広いジャンルの縫製事業のほか、自社ブランド確立を進める。

 

平成28年3月24日(木)福島民友新聞11面掲載