いわき旅づくりプロジェクト事前学習~久之浜港編~(観光マネジメントコースゼミ校外活動)

今回は観光マネジメントコースの2、3年生で久之浜魚港へ行き、「入札(競り)」を拝見してきました。また、はま水の阿部さんの話を聞き、その後浜風きららにて地域密着型のお店を見ることが出来ました。

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久之浜魚港では、競りの様子を見ることが出来ました。競りは午前8時30分から10時までの間行われており、漁港や競りの関係者30人ぐらいの人が常にせわしなく動いていました。カレイやヒラメ、カナガシラやアナゴなどの水揚げの様子をみることが出来、同漁港では「常磐もの」の魚が年間約200種類ぐらい水揚げされていると聞きました。

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阿部さんの話では、底曳き漁は1年中行っているが、7~8月は禁漁期間として底引き漁を休んでいること、また、漁が始まるのは早い時間だと深夜0時から開始し、朝の7時30分ぐらいに帰港するとのことでした。

アカムツ等の高級魚は1kg数千円で取引されている反面、安価な鮮魚においては1kg数十円から数百円ほどで取引されていることなど、普段競りに携わっているからこそ分かる話を聞くことが出来ました。

特に印象に残っている話は、震災により久之浜魚港が被害を受けてしまったことと市場の取り組みにどのような変化が生じていったかについてです。

久之浜魚港は震災の影響により2019年まで機能していなかったこと、そのため水揚げされていた魚を沼ノ内港まで陸送し競りを行っていたことを知りました。つい最近までそのような状況におかれていたことにすごく驚きました。また、震災により風評被害を受けてしまったこともあり、それを払しょくする努力を続けていることも知りました。

今年度より久之浜魚港は、試験操業から本操業となって以前より漁の回数が増え、漁獲量も増加していることを聞きました。新型コロナウィルス感染拡大の影響により、首都圏への出荷等が減ってしまうなどといったこともありますが、久之浜魚港では今後も継続的に競りを行って欲しいと思いました。

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久之浜魚港は海もきれいで釣りにも適した場所となっております。皆さんもぜひ一度足を運んでみて下さい。

 

ブログ執筆者

経済経営学部2年 佐々木龍一

経済経営学部2年 村上椋音

経済経営学部2年 崔允廷

経済経営学部2年 竹本恭

経済経営学部2年 齋藤卓