いわき市立美術館に行って(観光マネジメントコースゼミ校外活動)

 

今回は三浦ゼミの皆でいわき市立美術館へ行き、「サーリネンとフィンランドの美しい建築」について鑑賞してきました。

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まず、1階には西成田洋子さんの作品が展示してありました。西成田さんは日常生活で不要になったもの(衣類や靴)などを再利用して作品を作る廃材アートを生業としています。西成田さんの作品はよく見ると靴や衣類を使用している跡がありますが、遠目から見ると全然ゴミには見えずインパクトの強い作品だと感じました。

また、1階には常設展も設けられており、いわきの地形をかたどった作品やどこか不安げな雰囲気を感じる鉱山、マルク・シャガールさんの独特な世界観を詰め込んだ作品などいろいろなものが展示してありました。

写真2

2階にはサーリネンとフィンランド建築についての企画展が開催されていました。ここではサーリネンさんの生い立ちと建設した建物が展示されていました。残念ながら企画展は写真撮影が禁止されていたためここでお見せすることはできませんが、森の風景と建物との一体感を重視する建築様式が感じ取ることができ、サーリネンさんの建築技術の高さを改めて実感しました。

サーリネンさんが手がけた作品は従来の様式にとらわれない新しい芸術(アール・ヌーヴォ様式)となっており、全体的にゆがみを含んだダイナミックな中央らせん階段や均一感があり、バランスが取れているポホヨラ保険会社ビルディングなどが特に印象に残りました。また、サーリネンさんが当時使っていた椅子や燭台、紙幣なども展示されていて、当時の生活風景が連想されました。

このように、いわき市立美術館では興味を引く展示物が沢山ありました。今回の企画展は12月19日までとなりますが、その後も様々な企画展を開催するようです。もし芸術に関して何か興味を抱いた方は、ぜひ一度いわき市立美術館へと足を運んでみて下さい。

写真3

ブログ執筆者

経済経営学部2年 佐々木 龍一

経済経営学部2年 竹本 恭

経済経営学部2年 崔 允廷

経済経営学部2年 斉藤 卓

経済経営学部2年 村上 椋音