「昌平塾―東洋の古典を読む―」を開塾いたします。

昌平塾

東洋の古典を読む

平成27年4月3日開講

毎月開催

 「いわきから世界へ」を合言葉に、学術発信を続ける東日本国際大学では、これまでにも多彩な知識人の方のご理解・ご協力のもとに学術活動を続けて参りました。

 この度、本学客員教授・森田実先生を座長に、また吉村作治先生をオブザーバーとして、より洗練された知的空間が東京に生まれます。現在のアカデミズムは、ともすれば流行を追いかける状況にあります。純粋に東洋の思想を現代社会に問いかける地の営みを、いわきの地から起こしていきたい――この思いがついに結実しました。

 かつての京都学派にも匹敵する「いわき学派」を、との期待は、原発問題に直面するいわきだからこそ求められているものであり、使命ですらあります。なかんずく儒学を理念とする東日本国際大学が発信基地になろうという自負もあります。

 そこで本学東洋思想研究所が主催者となり、新たに「昌平塾」の設置を提案することになりました。その成果を、講演会・冊子の発行等で世に問うて参りたいと思います。

 昌平坂学問所の学府を継ぎながら、いわきの抱える問題を東京で発信していく。

 地域創生が叫ばれている時代だからこそ、古典の叡智と現代日本の諸問題を架橋する本講座に、ぜひともご期待ください。皆様のご参加をお待ちしております。

塾長 森田実(東日本国際大学客員教授)
主催 東日本国際大学東洋思想研究所

各回の予定 ― 開講時間は 19:00~20:50(懇親会含む)

第一回 2015年4月3日 オープニングトーク「昌平塾」開講 森田実(東日本国際大学客員教授)
吉村作治(東日本国際大学学長)
第二回 2015年5月8日 「論語と日本人」 森田実(東日本国際大学客員教授)
第三回 2015年6月12日 「仏教入門」 松岡幹夫(東日本国際大学教授・
東洋思想研究所所長)
第四回 2015年7月3日 「政治哲学—東洋と西洋」 森田浩之(政治哲学者、政策アナリスト)
第五回 2015年8月7日 「古代宗教の中の儒教」 吉村作治(東日本国際大学学長)
第六回 2015年9月18日 「福沢諭吉の読まれ方
――戦後70年をふりかえる」
先崎彰容(東日本国際大学教授)
第七回 2015年10月16日 (詳細後日) 森田実(東日本国際大学客員教授)

毎回定員20名の予約制となっております。

受講料は一回1,000円(資料代、懇親会費含む)です。

本学東京事務所で開催されます。

申し込みは東京事務所(武藤) 電話 03-6302-1891 (受付時間 平日午前 9 時から午後 5 時)、
あるいはメール 145491561へお願いします。

昌平塾チラシ表

3月オープンキャンパスを開催しました。

3月8日、東日本国際大学といわき短期大学の今年最初のオープンキャンパスが開催されました。朝から雨ふりであいにくの天気でしたが、たくさんの高校生と保護者が来場してくれました。

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メインイベントの、<先輩から>~ここに来てよかった~、では経済情報学部、福祉環境学部、幼児教育学科の在学生が、大学・短大に来て良かった事や頑張っている事、そしてどんな学生生活を過ごしているかを発表しました。また各学部・学科の先生が大学や短大について高校生や保護者に説明をしました。

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大学の模擬授業は、「ゼミ体験」が行われました。高校と大学の違い、大学で学べること、大学時代にやっておきたい事などを話しました。後半のワークシートを使った授業では、その結果を基にした分析に参加者も興味津々の様子でした。

 

短大の模擬授業では「フィンガーペインティング」が行われました。フィンガーペイントとは、筆などの道具を使わずに自分の指や手を使って絵を描く事です。参加者たちは、思い思いに自由な発想で絵を描いていました。指を直接使うペイントは五感が刺激され、想像力を養うとも言われています。

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また、短大では「ピアノワンポイントレッスン」が行われました。最初は緊張していた参加者も、レッスンが進むにつれ表情が和らぎ、楽しんで受講をしている様子でした。

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その他にも、図書館開放、吹奏楽部のコンサート、キャンパスツアーや学食体験などが行われ大学キャンパス内は終日、参加者たちで賑わいました。

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吹奏楽部ミニコンサート

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キャンパスツアー

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学食体験

悪天候の中、本学までお越しいただきました参加者のみなさん、本当にありがとうございました。次回のオープンキャンパスは7月12日(日)となっています。本学を知っていただけるまたとない機会です。是非ご参加ください。

 

 

瓊浦(けいほ)高校の生徒が本学を訪れました。

2月9日、長崎県長崎市の瓊浦(けいほ)高等学校の2年生270人が震災学習のために東日本国際大学を訪れました。今回のこの来訪は、瓊浦高校の「震災学習交流会」の行程の一つで、本学の附属校である昌平高校の生徒と交流を行うために実現したものです。

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瓊浦高校の生徒のみなさん

東日本大震災発生一か月前の平成23年2月、当時の瓊浦高校2年生は修学旅行で猪苗代町を訪れて研修をしていたそうです。こうした事もあり、今回再び福島県を訪れて、さらに震災や原子力災害を考えるきっかけにしようと、同じ私立高校である本学の系列である昌平高校と交流をする事になりました。

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震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするために黙とうが行われました。

交流会では本学の経済情報学部の福迫昌之学部長が「双葉地域に”希望のまち”を-福島復興と原発」と題して講演を行い、震災、原発事故当時のいわき市の様子や現状と課題などを述べました。

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講演をする福迫昌之学部長

講演の後、瓊浦高校代表の永友佑弥さんが「実際に話を聞いて、これまで以上に身近に震災を感じる事ができました。たくさんの問題がまだ残っている事に驚きました。当たり前だと思っていた日常は当たり前ではないと分りました。これからは感謝の気持ちを持って生活をしていきたいです。」と述べました。

この他にも交流会では、記念品の贈呈や昌平高校での記念植樹などが行われました。

「エジプト考古学研究所」設立記念特別番組が放映されます。

東日本国際大学「エジプト考古学研究所」設立記念特別番組『ふくしま創世』が放映されます。

番組ではエジプト考古学と地域振興をキーワードに、東日本国際大学に新たに設立された吉村作治副学長を所長とする二つの研究所の取り組みが紹介されます。

 

エジプト考古学研究所

昨年9月、吉村副学長を所長として本学に開設された『エジプト考古学研究所』。この研究所は、第2の太陽の船発掘及び復原プロジェクトなど、国際的にも注目されているプロジェクトの研究拠点として、最新情報を福島県いわき市から世界に発信しています。

地域振興戦略研究所

また、吉村副学長はもうひとつの研究所を東日本国際大学に設立しました。いわき市では初めてのシンクタンクとなる地域振興戦略研究所です。様々な分野の専門家が、独自の知識やネットワークを活かして、独自の地域づくりや貢献策の提案、人材づくりに取り組んでいきます。

 

番組では、吉村先生がいわき市にエジプト考古学研究所を設立した理由や、特別ゼミの様子なども放映されます。

是非ご覧ください。

 

放送局:福島テレビ(FTV)

放送日時:2015年1月31日 土曜日 14:00~

 

イルミネーションが点灯中です

地域の人に喜んでいただけたらと、本学の職員の提案で今年から始まりました。

東日本国際大学・いわき短期大学の4号館脇、歩道沿いの欅に、総数約10,000球のLEDイルミネーションが設置されています。
色は2色で大学と短大のスクールカラーで彩られています。

点灯時間は16:00~23:00まで、点灯期間は来年1月18日までの予定です。

 

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講演会「米国・チェルノブイリ等から学ぶ福島の除染と復興の展望」が開催されました。

2014年12月6日、東日本国際大学1号館において、特別講演「米国・チェルノブイリ等から学ぶ福島の除染と復興の展望」が開催されました。

 

講師にはワシントン州立大学大学院教授の大西康夫氏を迎えました。放射線分野の世界的権威が講演をする事になった201階段教室は、学生教職員一般の参加者でほぼ満席となり、同時中継が行われた101教室でも数十人の参加者が聴講をする盛況でした。

講演会では、福島復興のために必要な対策は除染、心のケア、経済発展が必要であるとしたうえで、米国ハンフォートの成功例を紹介、福島の復興にもこの成功例を活用する事ができると述べました。そのためには地元(福島)の除染作業への積極的な参加が非常に重要であり、自分の運命は自分で決めるという気持ちで復興に取り組む事が大切であるとしました。

またコミュニティーの知識ベースの確立と拡張のために、総合研究所や高等教育機関の必要性を説き、既存産業の拡大、地元新規事業の発生や外部ビジネスの地元への誘致による経済的な発展も復興には必須であるとしました。

 

今回講演をした大西氏は、福島原発事故直後から日本政府の要請を受け米国エネルギー省の一員として来日をしているそうです。(ちなみに今回が事故後22回目の来日になるそうです。)大坂生まれで現在はアメリカ国籍の大西氏ですが、ふるさと”日本”を思い、福島原発事故の対策に全力を尽くしているそうです。

穏やかな関西のアクセントの柔らかい語り口は耳に残り、またご自身の話題も豊富で、あっという間に時間は過ぎ、もっと話を聞きたいと思うような講演でした。本日は本学でこのような素晴らしい講演をしていただきまして、本当に有難うございました。

 

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講演をする大西 康夫ワシントン州立大学大学院教授

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280名収容の階段教室はほぼ満席となりました

特別講演会『米国・チェルノブイリ等から学ぶ福島の除染と復興の展望』のお知らせ

2014年12月6日に東日本国際大学において除染と復興の展望に関する特別講演会が開催されます。

 

20141206 ポスターの詳細はこちら

 

原発事故後、福島第一原発とスリーマイルやチェルノブイリとの比較に関する断片的情報がマスコミ等で報じられ、実際現地に足を運んだ人も少なくありません。

事故から3年が経過して、中間貯蔵の問題や廃炉作業の遅れ(汚染水処理、燃料デブリ取り出しなどを含む)も明らかになってきました。

原発周辺地域では帰還に向けた除染作業や様々な生活再建事業、イノベーションコースト構想などの産業政策が動き出す一方で、既に帰還をあきらめ新たな生活を築き始めている人も多くなってきています。

こうした状況を踏まえて、改めて福島の現状を踏まえた中期的な見通しを先例から学ぶ必要があります。

講師にはアメリカ ワシントン州立大学大学院教授で放射線分野の世界的権威である大西康夫先生を招請し、現実的な地域の将来像について、米国やチェルノブイリ(スラブチッチ)などの事例を解説、福島の今後の展望と提言をご講演いただく予定となっております。

是非、多数の皆様にご参加いただければ幸いです。

 

 特別講演会『米国・チェルノブイリ等から学ぶ福島の除染と復興の展望』

日時12日(土) 12:50~14:20

場所:東日本国際大学 1号館2階201階段教室(人数により101教室も使用)

講師:大西康夫先生 アメリカ ワシントン州立大学大学院教授

入場料:無料

※一般の方にも無料で公開しております。参加ご希望の方は当日、1号館までお越し下さい。

主催:東日本国際大学

大西康夫先生PROFILE     パシフィック・ノースウエスト国立研究所・首席科学者、ワシントン州立大学土木環境工学科教授。環境影響評価を専門として、米国放射線保護委員会の准委員も務めるとともに、国際原子力機関(IAEA)の環境分野のアドバイザー、米ソの国際委員会でチェルノブイリ原発事故の環境評価、さらに米国ハンフォード地域の放射線廃棄物プロジェクトの首席科学者を務めるなど、放射線分野の世界的権威。

お問い合わせ先:総務部 TEL 0246-35-0415 FAX 0246-25-9188

サンデー毎日(11月9日号)に掲載されました

2014年10月28日発売「サンデー毎日」(11月9日号)

「震災からの復興に貢献する人材を育成」という記事で、東日本国際大学といわき短期大学が紹介されました。

 

『福島県いわき市で、小学校を除く幼稚園から大学までを擁する学校法人「昌平黌」。原発事故などによる風評被害をものともせず、大学、短大の就職内定率がほぼ100%という高い実績を誇る。その教育内容を探った。』

サンデー毎日(11月9日号)の本文より引用。

 

見開き2ページにわたって、本学の教育内容などが取り上げられています。

詳細はサンデー毎日オフィシャルページをご覧ください。

2014年11月6日現在、Amazon紀伊国屋書店ウェブストア 、楽天などで注文が可能となっております。

 

ぜひ、ご一読下さい。