平成27年9月24日(木)本学1号館5階会議室で、平成27年度東日本国際大学 秋卒業式が挙行され、経済情報学部の7名が卒業しました。
一人ひとり学位記を手渡し、吉村 作治学長が式辞、緑川 浩司理事長が祝辞を述べました。
教職員一同、卒業された皆さんのこれからのご活躍をお祈りいたします。
経済情報学部の松本亜沙子です。
現在、7月10日から9月30日まで航海中のNOAA(アメリカ海洋大気庁)の、2015年ホノルル-モアナ:ハワイ沖深海探査航海(2015 Hohonu Moana: Exploring Deep Waters off Hawaiʻi)の科学チームに参加しております。
今回の潜水船の調査はハワイの宝石サンゴをはじめとする深海に生息するサンゴ(写真2参照)をターゲットとしています。
Image courtesy of the NOAA Office of Ocean Exploration and Research, 2015 Hohonu Moana. http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/explorations/ex1504/logs/aug18/media/picture3.html
ハワイ時間の9月3日にLeg.3が終わり、9月12日(土)からLeg.4がスタートしたところです。(その間の8月29日は本大学で、9月5日は仙台での保護者会に行ってまいりました!)航海中はほぼ毎日潜水船による深海ダイブがありますが、私は衛星経由で潜水船ダイブのリアルタイムのライブストリーミング映像を共有しながら、別チャンネルでの研究者のディスカッションに参加しています。
ライブストリーミングは以下のページから誰でも見ることが出来ます。
http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/media/exstream/exstream.html
だいたい朝4:00頃からダイブを行っていますが、時差があるので、日本時間の一般の就業時間内では朝から午前11時くらいまでを見ることが出来ると思います。
我々深海のサンゴの研究者、魚類、エビ・カニなどの甲殻類、ヒトデなどの棘皮動物などの研究者、地質や岩石などの研究者とNOAAの技術者が参加しています。同じ分野の研究者は皆知り合いが沢山いるので毎日とても盛り上がっています。使用言語は英語です。
この深海に生息するサンゴ研究の歴史に関しては、拙著「海洋生物学の冒険」(2014年人間と歴史社)をご覧頂ければと思います。当大学の図書館に所蔵しておりますほか、
丸善ジュンク堂ネットストア(http://honto.jp/netstore/pd-book_26347512.html)
紀伊国屋ウェブストア(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784890071944)
アマゾン(http://www.amazon.co.jp/dp/4890071946/)などで購入可能です。
Image courtesy of the NOAA Office of Ocean Exploration and Research, 2015 Hohonu Moana. http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/explorations/ex1504/welcome.html
潜水船からのストリーミングの映像は、母船から衛星を中継してインターネットでブロードキャストしています。
Image courtesy of the NOAA Office of Ocean Exploration and Research, 2015 Hohonu Moana. http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/explorations/ex1504/background/plan/media/telepresence.html
衛星との接続が悪い時には映像が途切れたり、映像が見られないタイミングもあるかもし
れません。通信が途絶えているときは、赤い丸が点滅している表示になります。また、ダイブを行っていない時間帯には動画を表示出来ません。映像は切り替えでHDでも見ることが出来ますが、一般回線ではかなり表示は重くなると思います。
興味の或る方はライブストリーミングをご覧下さい。
http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/media/exstream/exstream.html
ハワイ近海でのハリケーンの発生など海況が悪い場合にはダイブ自体がキャンセルされることもありますので、是非航海の無事を祈って下さい。
ハイライトの動画をホームページで見ることが出来ますので、ライブの時間外でストリーミングが見られなかった方も映像を見ることが出来ます。是非ストリーミングをご覧になって海洋調査と海底の美しい深海のサンゴ礁を楽しんでみて下さい。
航海の詳細は以下のページになります(英語になります)。
http://oceanexplorer.noaa.gov/okeanos/explorations/ex1504/welcome.html
(東日本国際大学経済情報学部 松本亜沙子)
8月26日、広野町の中央体育館で行われた町制施行75周年記念式典で、東日本国際大学の吉村作治学長が記念講演を行いました。
吉村学長は、「エジプト発掘の魅力」と題された講演の中で、湾岸戦争など困難に見舞われた50年に及ぶエジプト発掘の経験を示した上で、「ピンチをチャンスに変える為に、知恵を絞らなくてはならない。」などと述べました。また、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、諦めないで取り組むことの重要性を述べました。
記念式典には250人が参加、遠藤智広野町長の挨拶や町政進展の功労者への表彰などが行なわれました。広野町の方々は、故郷の早期復興への誓いを新たにしていました。
広野町と本学は昨年6月に協定を結んでいます:東日本国際大学が広野町と地域連携協力に関する協定を締結
8月5日(水)東日本国際大学留学生別科「平成27年度秋期修了証書授与式」が執り行われ、留学生40名(ネーパル、中国、ミャンマー、ベトナム)が巣立ちました。式では、修了生一人一人の名前が呼ばれた後、修了生を代表してミャンマー出身のミ エ エ ウィンさんに吉村学長より修了証書が手渡されました。
留学生を代表してネパール出身のプン ティカさんが上達した日本語で、お世話になった教職員の方々へ感謝の意を述べ最後に、緑川理事長より祝辞をいただきました。
修了式後は謝恩会が行われ、留学生同士思い出を語り合い、また時には厳しく時には優しく指導してくださった先生方とも話が絶えず、名残を惜しんでいました。
また、修了生のうち9割が本学に進学することになり、10月から新しい大学生活が始まります。
今後の皆さんのご活躍を教職員一同心から応援しております。
8月6日、東日本国際大学&いわき短期大学の軽音楽部が七夕まつり路上ライブを行いました。
平七夕まつりは毎年8月6日~8日まで平市街地中心部の本町通りやレンガ通り、銀座通りをメインに開催されています。今年も354の出店が沿道に連なり、また約120本の笹飾りや吹き流しが訪れた人の目を楽しませています。主催者の見込みによると期間中の人出は40万人以上が予想されているそうです。
そんな盛大なお祭りが開催されている平の市街地の一角、いわき市平二町目にあるキクヤ楽器店の前でライブは行われました。
この日出演のほとんどのグループは浴衣姿で演奏していました。バンド、弾き語り、アコースティックデュオなどが出演した軽音楽部の多彩なステージは、七夕祭りに華やかさを添え、賑わいを演出していました。
2015年7月に朝日新聞出版が発行したAERA進学MOOK 「本気で探す就職力で選ぶ大学」就職力ランキングで、東日本国際大学が「2015年 実就職率ランキング(就職者数500人未満)」の第20位にランクインしました。
7月6日、ネパール出身の留学生ウッタムさん、ブタトキさん、パタククマルさん(経済情報学部2年生)とティカプンさん、ビピブリさん(留学生別科)の5人が、福島県立いわき総合高校で「異文化理解」を受講する生徒27名と交流をしました。
留学生たちはネパールの大地震をはじめ、ネパールの世界遺産や産業、言語文化について紹介し、さらに流行歌を生徒たちに教え一緒に歌も歌いました。次に総合高校の生徒たちがグループに分かれて日本の食べ物や七夕について留学生に教えてくれました。
そして交流の最後には、生徒の代表から「一日も早い震災復興を祈ります。」とのメッセージとともに、募金活動で集めた義援金をお預かりしました。
今回の交流活動を通して、ネパールと日本の相互理解を深めることができました。
平成27年7月17日(金)、本学国際部に平成24年9月卒業のネパール(1期生)留学生クリシュネショール シュレスタさんが訪れました。クリシュネショールさんは、現在アイマックエンジニアリング株式会社でエンジニアリングサービスセンターの課長として活躍しております。本学初めてのネパール留学生の活躍している姿を見ることができて、国際部でも嬉しく思っております。
また、クリシュネショールさんは、東日本大震災時に一緒に大変な時期を乗り越え頑張った学生で、留学生からも信頼されていた留学生でした。
クリシュネショールさん
「在学している留学生に対して、悔いの残らない留学生生活を過ごしてほしい」と話しておりました。
7月8日(水)、平成27年度の春期留学生別科学外学習が行われ、留学生別科新入生47名(出身国別:ネパール、ミャンマー、ベトナム、中国、モンゴル、フィリピン)が参加しました。今回の学外学習はいわき市内のアクアマリンふくしまや三崎公園で行なわれました。
ミャンマーやベトナムの内陸部、そして海のないネパールから来た新入生は、目の前に広がる大海原に感動し大喜びの様子でした。留学生別科に入学してから毎日真剣に勉強に取り組んでいる学生たちは、様々な種類の魚や生物の命の大切さなど教室外での勉強も楽しみながら取組んでいました。今回の学外学習は、日本の留学生活の特別なページとして学生たちの心に刻まれたことでしょう。
6月27日(土)、慶應法学会主催による公開シンポジウム「震災復興と地方『創生』」が東日本国際大学1号館で開催されました。東日本国際大学地域経済福祉研究所・慶應義塾大学法学部の共催。いわき三田会・学問のすゝめ部会の協賛。
シンポジウムでは慶應義塾大学法学部の片山善博教授が基調講演を行ないました。片山教授は総務大臣だった時のエピソードや鳥取県知事時代の事例を挙げながら、ミッションを必ず遂行するという気持ちでやらないと復興も地方創生も進まない、と指摘しました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、片山教授と工藤敏孝慶應大学法学部准教授、石崎芳行東京電力福島復興本社代表、福迫昌之本学副学長が今後の震災復興と地方創生のあり方について議論しました。