東日本国際大学の留学生を対象にした日本語能力強化特別合宿が2月14日から18日の間、いわき市のいわき海浜自然の家で行われました。
ここでは、学部学生および留学生別科学生が4日間集中して日本語学習に取り組み、互いが友情を深めるとともに、様々な国の出身者が異文化交流する場ともなりました。最終日の18日には、日本語スピーチコンテスト(いわきライオンズクラブ主催)が本学で開催され、日本語学習の成果を披露しました。
セミナー室での授業の様子 キャンドルファイヤーを囲んで歓談
担当教員と記念のカメラに

東日本国際大学留学生別科の平成29年度春期修了証書授与式が2月13日、本学1号館で行われ、35名の留学生に修了証書が渡されました。
新たに別科長となった田中みわ子准教授は「母国といわき、そして日本との架け橋となって活躍されることを期待しております。私自身精いっぱい学び、役目を果たしてまいります」とあいさつ。緑川浩司理事長は「自分だけではなく、他者のために頑張ることで最も楽しく充実した人生となります。どこへ行っても本学での学びを忘れず夢を実現してください」とはなむけの言葉を送りました。
また修了生を代表して、ナッタピムジンタナヌラトさん(タイ出身)が「子供のころから憧れていた日本に来ることができ、充実した日々を過ごすことができました。教職員の皆さんに親身になって支えていただいたことは決して忘れません」と答辞を述べました。
東日本国際大学の海外事務所の代表が一堂に会する第1回海外事務所全体会議が2月7日、本学1号館で開かれました。
これには、韓国、ネパール、ベトナム、中国、台湾、モンゴルの6か国9名が出席。地元いわきからは留学生を受け入れている企業4社が参加しました。このうちの1社は、本学のネパール人卒業生が起業した会社です。
出席した各事務所の代表は、現地での様々な取り組みを報告。「海外事務所の全体会議を開いているのは、日本では、この大学だけであり、国際化の先進事例だと思う」等の声が上がりました。また、「私の国では、今なお、福島の原発事故や人のいなくなった街の映像ばかりが流されています。そのため、安心して暮らせるいわき市の状況の説明をしてきました。今後は、更に連携を密にして風評の払拭に取り組みたい」と熱を込めて語る場面もありました。
更に国際的なネットワークを強化し、地域に根差した国際大学として挑戦を続けてまいります。
東日本国際大学情報発信チーム(Global Network+)の留学生13名が11月18日、「いわき市のインバウンド発信・シティセールスの推進に関する実践的研究」のためのモニターツアーを行いました。
現在製作中の「留学生の母国語でいわき市をPRする動画」の素材集めを兼ね、今回は、主にいわき市内郷・湯本地区のインバウンド観光資源を、留学生の視点から調査しました。
いわきヘリテージツーリズム協議会やみろく沢炭砿資料館の方々から、炭鉱の歴史や当時の貴重なお話を伺いました。
白水阿弥陀堂の美しい紅葉に留学生は魅了されました。
いわき市石炭化石館ほるるでは、お話を伺いながら、採炭の歴史や恐竜の化石を実際に見て体験。最後に、四倉にあるワンダーファームのイルミネーションの点灯式にも参加しました。
これらの体験を活かし、いわき市のインバウンド観光振興のため今後も活動を続けてまいります。
■「Global Network+」について
留学生18名からなる情報発信チーム(Global Network+)は、インバウンド情報発信として、「大学等と地域の連携した『まち・ひと・しごと』創生推進事業 いわき市のインバウンド発信・シティセールスの推進に関する実践的研究」を進めています。大学HP「いわき地域復興センター Global Network+」http://report.revive-iwaki.net/ で、いわき市の情報を世界に発信中です。また、アカウント 「Global Network Plus 」で、facebookおよびInstagramでも発信中です。こちらは日本語訳もありますので、ぜひご覧ください。
第16回いわき地球市民フェスティバルが10月1日、いわき市のラトブ6階産業創造館展示企画ホールで行われました。ここでは、初の試みとして「外国にルーツをもつ市民による日本語でのショートスピーチコンテスト」が行われ、本学の留学生5名が出場しました。
コンテストは日本滞在3年以上の部と3年未満の部に分かれ、小学生から30歳代の方まで幅広い世代の方々が熱弁を奮いました。それぞれがいわきへの想いや、いわきの好きな所、嫌いな所など「私が思ういわき市」を流暢な日本語で発表しました。本学留学生は「3年以上の部」に2名、「3年未満の部」に3名参加し、全員が入賞するという快挙を成し遂げました。参加した学生は「緊張しましたがとてもいい経験になりました」「受賞できて自信がつきました」と話しました。
受賞結果は以下の通りです。
【3年以上の部】 大賞 スウェスウェアウン(経済経営学部3年)
ーーーーーーーーマルト賞 ビカシュ カラル(同 3年)
【3年未満の部】 大賞 ケッヌウェスー (同 1年)
ーーーーーーーーマルト賞 ティンスウェリン(同 2年)
ーーーーーーーーマルト賞 アウンチーサン (同 1年)
韓国・慶南大学が実施する留学プログラム「2017グローバルハンマ」(8月7日~24日)に本学から今江彩乃さん(経済経営学部2年)、遠藤滋さん(経済経営学部2年)の2名が参加しました。このプログラムには、日本をはじめ中国、ロシア、アメリカ、ドイツ、メキシコ、ベトナム、モンゴル等から約100名が参加し、大学の寮で共同生活をしながら一緒に学びました。
(今江さんの感想)
韓国語で「分かる?」と聞いてくれたりして、一人ひとりに配慮した授業でした。とても分かりやすかったです。また、ゲームを取り入れた授業はクラス内での交流もでき、楽しく学ぶことができました。
寮では、他国の参加者と集まってゲームをしたり、恋愛の話でをしました。これを機会に、韓国語検定にチャレンジしようと思います。
(遠藤さんの感想)
この留学を通して、韓国語と英語をもっともっと学びたいと強く思いました。
以前からスポーツをやっているので、テコンドー体験は興味深かったです。また、参加者全員で観光旅行に行き、韓国の様々な町をみて、鮮やかな「朱色」が印象に残りました。料理教室で実際にトッポギを作ったり、野球やテコンドーを観戦したり、お茶の体験から日本の茶道を改めて見直したいと思いました。
韓国語で日常会話ができるように頑張り、また他の国への留学にもチャレンジしたいと思いました。