福島県が主催する介護の仕事を体験するイベント「ケアフェスふくしま2018」が10月8日、郡山市のビッグパレットふくしまで開催され、介護福祉士を目指す東日本国際大学の学生がスタッフとして参加しました。
学生たちは介護のお仕事体験コーナーや、介護を学ぶ学校案内コーナー、余暇活動支援体験コーナーなどを受け持ち、来場者への分かりやすい解説と指導を行いました。
休憩時間には最新型車椅子乗車の体験もし、充実した一日となりました。
健康福祉学部介護福祉コースの1年生および3年生は、8月20日(月)から9月21日(金)まで、授業科目「介護実習Ⅰ-①」から「介護実習Ⅰ-④」をいわき市内の事業所で行いました。
入学して初めての現場実習ということで、緊張しながらも実習指導者や介護福祉利用者とかかわりながら、見学や介護援助の補助等に取り組みました。
計20日間という期間ではありましたが、各事業所での反省会では「生活支援技術などの基礎的な知識や技術を学ばなければならない意味を実感した」、「高齢者はなんらかの疾患を抱えているので、もっと医学的な知識が必要だとわかった」、「介護や福祉に関する法律がわからないと、カンファレンスでの話題についていけないので、今後学習していこうと思った」などの声があがり、地域での生活、または入所施設での生活を支える介護福祉士の役割や意義について学びました。
本実習をお願いした、いわき市内の通所介護事業所、訪問介護事業所、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、延べ14事業所の実習指導者や関係者の皆さま様、本当にありがとうございました。
福島県主催の「ふくしまに来て、見て、感じるスタディツアー」成果発表会が9月21日、東京都内で開かれ、本学学生が活動報告をしました。
この報告会は、8月に実施した同ツアーに参加し、県内の案内役となって首都圏学生との交流を深めた学生たちが、その活動の様子や成果を報告するものです。
学生有志によって結成された東日本国際大学のチームは、全5コースのうち、いわき市と相双北地域を巡るAコースを担当。発表会では、ツアーの際に訪れた観光地で感じたことや、新たな発見をプレゼンテーションしながら、これからも福島復興のための情報発信を続けていくことを改めて決意しました。
終了後は首都圏や県内他大学の学生たちとの交流会も開催され、強いつながりを築く機会となりました。
福島中欧オペラいわき公演レセプションが7月20日、いわき市内で行われ、オペラ団らの通訳として本学留学生の朴相俊さん(経済経営学部3年、韓国出身)、テッテッティリチョさん(経済経営学部2年、ミャンマー出身)、アイリスさん(経済経営学部1年、タイ出身)が活躍しました。
同レセプションは、福島中欧オペラ公演実行委員会(代表:安藤勝夫東日本国際大学名誉教授)が主催する「福島復興支援・中欧オペラフェスティバル2018」のいわき公演を記念して行われたものです。
留学生たちは、元法務大臣の岩城光英氏やいわき市の清水敏男市長など、さまざまな来賓が登壇する席で、出席者の皆さんとヨーロッパから来日したオペラ団員たちとのコミュニケーションを支える形で通訳の大任を果たしました。
出席した留学生は「英語があまり得意ではない方もいて少し戸惑うこともありましたが、丁寧にコミュニケーションを取ることで理解し合うことができて、とてもいい経験になりました」と肩をなでおろしていました。
東日本国際大学の吉村作治学長が5月22日、福島県警察機動隊の皆さんを対象に出前講座を福島市の同機動隊会議室で行いました。これは、本学の卒業生インタビューの取材がきっかけとなり、機動隊からの依頼を応えたものです。
吉村学長は、「若手警察官(機動隊員)が誇りと使命感を持って仕事に望めるように」との熱意溢れる要望を受け、「エジプト発掘50年 夢を実現するためには」をテーマに講演。エジプト考古学界の第一線を走り続けてきた足跡を紹介し、陰に陽に県民を支える一人ひとりに熱い期待を寄せました。
「子どもの頃から大のエジプトファンでした」と吉村学長の著書を持参した隊員もいて、感激の輪が広がりました。
講演後の記念撮影では、吉村学長のテレビCMでおなじみの「共に学ぼう!」ポーズでカメラに収まりました。
大國魂神社神輿渡御(とぎょ)祭が5月4日、豊間海岸で行われ、東日本国際大学柔道部学生10名が神輿の担ぎ手として活躍しました。
この祭りは、平成8年に発足した大國魂神社神輿保存会豊間海友会が中心となり、地域の活性化、住民の親睦を深める取り組みとして行なわれていました。ところが、平成23年の東日本大震災で、豊間地域は大きな被害を受け、祭りの継続が困難な状況になりました。震災から7年が経った現在、海岸の整備も進み、少しずつ住民の戻ってきていることから伝統の祭りを復活させて以前の賑わいを取り戻そうと再開の運びとなりました。
学生たちは慣れないながらも、威勢よく掛け声をあげながら、柔道で鍛えた体で神輿を担ぎました。
豊間海友会の鈴木利明会長は、「若い世代の担ぎ手が減っている中、学生たちに参加していただけることは大変心強く感じます。今後もぜひ地域活性化の一翼を担ってほしい」と期待と感謝を語りました。
今年度、いわき市の田人(たびと)町貝泊(かいどまり)地区で地域活性化事業に取り組んできた学生たちが3月3日、田人町ふれあい館で成果報告会を行いました。
同事業は、風評被害に悩む限界集落である貝泊地区の活性化と、学生が地域の課題を理解し解決案を探ることで地域を深く理解し、将来的に地域への定着を図ることを目的として行なわれています。いわきアカデミア協議会から本学へ依頼があったことから始まりました。
これには、本学経済経営学部の山田紀浩教授のゼミが参加。報告会で学生たちは「調べ・作り・繋げる」をモットーに、地域の課題を探り検討してきた1年間の活動の中で、地域の特性を活かした高原野菜キムチを作ったことを報告。「今後はこれをどう繋げ拡げるかが課題です」と総括しました。
終了後、「若者が地域のためにできること」というテーマでフリートークがあり、本学学生、清泉女子大学(東京都)の学生、地域おこし協力隊、地域住民代表の方々と、活発な意見交換が行われました。
今回の報告会では活動を通して各々が成長した姿を見せてくれました。学生たちの活躍に今後も期待です。