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いわき論語塾「第5回討論会」を開催しました

12月15日、東日本国際大学・いわき短期大学の論語を学ぶサークル「いわき論語塾」の第5回討論会が開催されました。

『論語』子路第13-27の「剛毅木訥近仁(子曰く、剛・毅・朴・訥は仁に近し)」の章句をもとに、各自が決めたテーマによって、自分で考えた「仁者」とはどんなものかを語り合いました。

さらに今回は、「剛・毅・木・訥は仁に近し」と対極の例として扱われる、『論語』学而第1-3の「巧言令色、鮮矣仁(子曰く、巧言令色鮮〈すくな〉し仁)」ともからめながら考えてきてもらいました。

自分の目指すべき「仁者」像。どのようにして、その「仁者」像に近づいていくかが今回の最も重要な部分でした。「剛毅木訥」を考える上で、四つの意味をすべて合わせるか、一つ一つに分けて考えるかも大事なポイントだと言えるでしょう。「剛」という一文字をとっても、「冷静に考えることができる」「欲望に負けない強い意志を持つ人」「物事に恐れず立ち向かう強さ」など様々な解釈が出ました。塾生のみなさんも自分なりの解釈を取り入れながら、どうやって「仁者」に向かって行くかを考える貴重な機会となったのではないでしょうか。

今回も体験入塾をしてくれた学生さんがおり「短い文の中にとても深い意味を読み取る事ができて面白かったです」と感想をいただきました。次回の討論会でも良い議論ができるよう自分自身の考えを深めていきたいと思います。

                     いわき論語塾

                        木滑尚紀

 

第5回検討会

 

エジプト展」開催~いわき市石炭・化石館

いわき市も市制50周年を迎えた2016年、市の歴史に歩調を合わせるように、吉村学長のエジプト調査も50周年を迎えました。これを記念して行われているのが『吉村作治のエジプト展―ピラミッド・ミイラ・ツタンカーメンの謎―』です。

12月16日(金)いわき市石炭・化石館にて寄付金贈呈式及び内覧会が行われ、清水敏男いわき市長、高橋克江石炭・化石館館長、本学の緑川浩司理事長、吉村作治学長が出席しました。席上、緑川理事長から高橋館長へ金50万の目録が贈られ、緑川理事長は「本学のエジプト考古学研究所が吉村学長を中心に進めているクフ王の墓発掘調査は、成功すれば世界的偉業です。最先端を進む研究所を擁する大学として、このエジプト展をより広く市民の皆様に見ていただきたい」とあいさつ。高橋館長は「吉村先生といわき市が共に50周年です。まさに運命的な出会いです。この佳節にエジプト展が開催できることに深く感動しております」と謝辞を述べました。

また来賓の清水市長が「市制50周年事業として行われているサンシャイン博。ここでのテーマの『学ぶ』に当たるのがエジプト展です。いわき市がエジプト研究の発信地となっていけるようPRしていきたいです」と熱く期待を述べ、同展監修者の吉村学長は「他の人がやらないことをやるから一番になれます。いわきが世界一のエジプト発信地となるスタートが本日です。そう確信して着実に世界一に向かって進んでいきたい」と将来の展望を語りました。

内覧会では、展示品に関する吉村学長のレクチャーがあり、学芸員の方などが聞き漏らすまいと真剣な目でメモを取っていました。

吉村学長をはじめエジプト考古学研究所の研究員による講演会が開催されるなど、盛りだくさんの内容で開催しております。ぜひ、お立ち寄りください!

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『吉村作治のエジプト展―ピラミッド・ミイラ・ツタンカーメンの謎―』

◆日時 2016年12月17日~2017年4月10日

◆主催 一般社団法人 いわき市観光まちづくりビューロー

◆共催 学校法人昌平黌 東日本国際大学 エジプト考古学研究所

 

「いわき市石炭・化石館」のHPはこちら → http://www.sekitankasekikan.or.jp/event/815.html

【公開授業】人間力の育成(第3回)を開催しました

山下俊一先生による公開授業「人間力の育成」(第3回)が12月17日、「福島原発事故から5年;広島、長崎、チェルノブイリから福島復興を考える」をテーマに東日本国際大学で行われました。山下先生は、放射線健康影響に関する第一人者で、長崎大学副学長・福島県立医科大学副学長を務められています。

「Is there a foreigner in this? (外国から来られた方はいらっしゃいますか?)」「Do you speak Japanese?(日本語はおできになりますか?)」と留学生の配慮を見せてくださり、会場の受講者との距離もぐっと近くなりました。

講義で山下先生は、「あらゆる生き物の中で人間だけが『祈る』ことができる存在であり、苦しみの中にも喜びを見出していける」ということを、哲学者V.E.フランクルの言葉を通して、原発事故に取り組んできた真情を語りました。

さらに、被曝とは何か、シーベルトやベクレルといった単位は何を意味するのか、放射線は人体にどのような影響を与えるのかなど、放射線医学の基礎知識を臨床データに基づきながら分かりやすく解説しました。その際、「放射線・放射性物質については『正しく怖がる』事が大切です」とし、チェルノブイリでの30年以上の研究結果などを踏まえて、「正しい知識を持てば正しく対処する事ができます」と訴えました。

山下先生自身が被爆二世として自らの使命に向き合って生きて来られました。その人生の足跡を通した講演に学生たちも「福島原発の比較的近くに住んでいる人間として、もっと放射能や放射線に関する知識をしっかり学んでいかないといけないと思いました」と感想を寄せるなど、自らの使命を改めて見つめている様子でした。

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次回(第4回)の公開授業 人間力の育成は・・・

平成29年1月28日(土)12:50~14:20

講師 開沼博先生

タイトル「福島のこれからを考える」

以上の内容で開催いたします。

参加のお申込みはこちらまで↓

■学校法人昌平黌 地域交流センター

TEL 0246-25-8885 (平日8:30~17:00受付)

FAX 0246-85-0231

Mail koryu@tonichi-kokusai-u.ac.jp

①    参加希望日 ②お名前(フリガナ) ③参加人数 ④ご連絡先

をお知らせください。(人数の都合でご参加いただけない場合のみ、ご連絡いたします)

吉村学長出演TV番組のお知らせ

◇ビートたけしの番組に「賢人」として出演

ビートたけしが古今東西の歴史の謎に迫り、自ら編集長役を務める「新・世界七不思議大百科」に掲載するに値するかどうかを選定していくという内容です。

シリーズ4回目となる今回は、「ツタンカーメン 黄金のマスクと真の王墓」などのミステリーに挑みます。

◆放送日 2017年1月13日(金)午後8時54分~午後10時48分

(テレビ東京系列全国ネット)

◆番組名 『古代文明ミステリー たけしの新·世界七不思議大百科 第4巻』

※番組の内容はこちらから → http://www.tv-tokyo.co.jp/nanafushigi_d4/

 

 

◇吉村学長監修・出演 古代エジプト太陽の船特別番組

「太陽の船」を巡る最新研究を追った番組が放送されました。8作目となる今回は、吉村学長がナビゲーターの今井翼氏とともに古代文明の謎に迫りました。

制作協力:東日本国際大学エジプト考古学研究所

◆放送日 2016年12月11日(日) 午後3時30分~午後4時54分

(TBS系列全国ネット)

◆番組名『遂に開いた!ピラミッド 真実への扉 ツタンカーメンの秘宝と太陽の船新発見!日本のミイラが謎を解く!』

新しく始まったクフ王墓探索プロジェクトの現場も紹介されました。

※番組の内容はこちらから → http://rkb.jp/egypt/

 

 

今後の吉村学長の最新情報に注目です。

※吉村学長の関連サイト「吉村作治のエジプトピア」 → http://www.egypt.co.jp/

高萩清松高校が学校見学

茨城県高萩市の高萩清松高等学校1年生が12月16日、本学を見学に訪れました。

児玉入試広報課係長から東日本国際大学・いわき短期大学の説明があり、続いて健康福祉学部の菊池教授が「社会福祉の仕事とその役割」のテーマで模擬授業を行いました。授業で菊池教授は「福祉というのは、かわいそうな人を救うことではなく、生活に困っている人を支援することが目的です。ここで言う生活に困っている人とは、障がい者だけではありません。子育てに困っている人や仕事に困っている人など、すべての国民が社会福祉の対象となります」と強調。相手の側に立ってしっかり向き合うという基本姿勢を語りました。

昼食の時間は「おすすめは、から揚げ定食です!」と、学食のオーナーから威勢よく声がかかり、訪れた高校生たちはおいしそうにからあげを頬張っていました。

最後に施設紹介のDVDを鑑賞して本学を後にしました。次回はぜひオープンキャンパスで、本学の在学生とのお話やキャンパス見学をじっくり体験してください! 遠くからお越しくださりありがとうございました。

 

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シンボルツリーにイルミネーション

本学1号館前に金色と銀色に輝くシンボルツリーが登場。約1万球のイルミネーションで飾られ、キャンパスを明るく彩りました。

クリスマスなど年末年始のイベントも多い、いわきの街中も、たくさんの光でにぎわいが増しているようです。本学のキャンパスでも、学生たちがイルミネーションの前で写真を撮ったり、SNSにアップしたりと反響が見られます。ある学生は「幻想的な光をみると、もうこの時期が来たんだな~と思います。暗くなるのがちょっと楽しみになりました」と印象を語っていました。

日の短いこの時期、少しでも温かい気持ちになっていただければ幸いです。点灯時間は16:00~21:00。点灯期間は来年1月中旬まで。

 

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中野信子先生がEテレの「SWITCH達人達」に

本学専任の特任教授・中野信子先生が12月7日、NHKのEテレの番組「SWITCH達人達」の取材を本学1号館などで受けました。この番組は、異なった分野で活躍する二人の“達人”が、それぞれの仕事の現場を行き来しながらお互いをインタビューしていく、という構成で進められます。

中野信子先生と語り合う“達人”は、福島市在住のパイロット・室屋義秀さん。人気アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイに憧れてパイロットを目指した室屋さんは2016年、千葉県幕張海浜公園で開催されたレッドブル・エアレース・ワールドシリーズ第3戦で日本人として初優勝を果たしました。

脳科学者として著名な中野先生と、世界随一のパイロット室屋さん。「仕事の極意」を巡って、どんな空中戦を繰り広げるか、必見です。

 

○放送局 NHK

○番組名 「SWITCH達人達」

○放送日時 2017年1月14日(土)22:00~23:00

本放送:毎週土曜 22:00~23:00       Eテレ

再放送:毎週木曜  0:00~ 0:59 (水曜深夜) Eテレ

テーマ音楽:椎名林檎  ナレーター:六角精児+吉田羊

 

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中野先生の“仕事の現場”は教室、そして研究室です

 

去年の中野先生の講義(人間力の育成)の模様はこちら↓

http://www.shk-ac.jp/blog/wp_shk/2015/10/11/1369

 

石井ふく子・名作劇場「君は どこにいるの」いわき公演 記者発表会

来年3月15日に上演される「石井ふく子・名作劇場『君は どこにいるの』いわき公演」の記者発表会が12月5日、いわき市内で開催され、いわき応援大使である石井ふく子先生、出演者の一路真輝さん、西郷輝彦さんから挨拶と公演PRがありました。これには、本法人から緑川理事長が出席しました。

いわき市市制施行50周年記念事業ならびに福島復興支援事業であることから、本法人も協力・協賛しております。

石井ふく子先生と言えば、26年もの間人気を博し続けた長寿番組「渡る世間は鬼ばかり」でも知られるテレビプロデューサー・演出家です。長年の功績は、「87歳342日の世界最高齢の現役テレビプロデューサー」(2014年)など、ギネス世界記録にも認定されるほどです。

一流俳優も揃い踏みする舞台のいわき公演は、大変に貴重な機会となりますのでぜひ足をお運びください。

 

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一足早いお花見を、ぜひ

「3! 2! 1!」――カウントダウンの掛け声とともに、淡い桜色の光がいわき駅前を彩ります。さながら春の夜桜のようです。

12月3日、「いわき光のさくらまつり」点灯式が行われ、いわき駅前大通りの並木に施されたイルミネーションに光が灯されました。

「原発事故の影響で立ち入る事ができなくなった、富岡町夜の森の桜並木を再現したい」と始まった同イベントは、いわき・浪江・双葉各青年会議所が中心となり、本学も協賛させていただいています。

今年の点灯式では、「広野昇竜太鼓」による和太鼓演奏に花火の打ち上げも加わり、大勢の観衆を大いに盛り上げました。いわき青年会議所の遠藤理事長は「街中に彩られた光が明日への希望の光となりますよう、心よりお祈りしています」とあいさつ。また、電球の数は過去最多となる20万球であるなど紹介がありました。

寒さも本格的になる頃ですが、明るい光を見ると心がほっと温かくなります。しっかり寒さ対策をして街中に出かけてみると、より、一足早いお花見を楽しめるのではないでしょうか。

 

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花柳流・登柳会舞踊公演で熱演

生徒たちの晴れ舞台、息をのむ美しさでした。

11月27日、いわき芸術文化交流館アリオスの大ホールで、花柳流・登柳会舞踊公演が開催されました。

ここでは、東日本国際大学附属昌平高等学校の選択授業で花柳貴代人先生から「日本舞踊」を学んでいる2、3年生9名が「さくら さくら」を披露しました。この演目は6月の周年事業イベントの際に初披露され、その後授業でお稽古を重ねてきたものです。真っ赤な着物姿はとてもあでやかでした。踊り終えた生徒は「緞帳があがったら、『おおーっ!』と会場がどよめいて驚きました」「とっても気持ちよく踊れました」と感想を話してくれました。

さらに、登柳会会主である花柳貴代人先生が演じる「京鹿子娘道成寺」には、所化役で出演しました。本格的に化粧し、お坊さんのカツラと衣に身を包み、貴代人先生と一緒に出演した経験は、一生の思い出になるのではないでしょうか。

 

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