サスティナブルキャンパス推進協議会で事例報告

サスティナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)2019年大会が11月23日(土)、名古屋大学で開かれ、事例発表の大学運営・地域連携部門で、本学福島復興創世研究所が「日本版ハンフォードモデル構築による福島復興創生」のテーマで報告しました。

同協議会は、わが国における持続可能な環境配慮型社会の構築にキャンパスをモデルとして貢献することを 目的に2014年3月に発足しました。現在、大学をはじめ高専など43法人で構成、東日本国際本学及びいわき短期大学も加盟しています。毎年、開催校を変えながら年次大会を開いています。

今回の年次大会では、初めに全体シンポジウムが行われ、「SDGs(持続可能な開発目標)と大学」のテーマで伊東早苗名古屋大学副総長が基調講演、活発な質疑応答が行われました。

続いての3分科会に分かれた事例発表で、本学福島復興創世研究所の中村隆行所長代行、草野幸雄所長代理が発表に立ち、米国ハンフォードを訪問した報告書をもとに放射能汚染地区から米国有数の繁栄エリアに発展した成功事例と浜通りの復興創生について発表しました。

最後に行われた全体討論の最終に次年度開催校紹介が行われ、東日本国際大学及びいわき短期大学が会場となることが発表されました。これを受けて柏木進大学事務局長・短大事務長が登壇、いわき市の魅力や大学及び短大の概要などを紹介しながら、「来年度お待ちしています」とあいさつしました。

次年度は2020年11月14日(土)に開催される予定です。

サスティナブル協議会②

 

サスティナブル協議会①

 

【健康社会戦略研】設立記念シンポ開催 健康社会の実現に向けて多角的にアプローチしました

本学健康社会戦略研究所の設立記念シンポジウム「みんなのための健康社会づくり~東日本大震災からの真の復興を目指して」は11月30日、本学1号館201教室で開かれ、震災復興と社会、健康社会、救急医療など多角的な観点から市民の健康づくりについてアプローチしました。

同研究所は、地域の健康社会づくりのためのシンクタンクとして今年4月に設立しました。

医療界、地方自治体、地域のニーズに対応した調査・研究を行い、その成果を広く提言し、健康社会づくりのネットワーク化を図ることを第一の目的としています。

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シンポジウムは設立記念として開催され、一般市民、医療・福祉関係者、学生ら約200人が聴講しました。

開会式では、石井正三研究所所長、共催の木村守和いわき医師会会長が医療を取り巻く現状とシンポジウムの意義などを交えてあいさつしました。

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続いて、研究所客員教授である河合雅司先生、畑仲卓司先生、鈴木哲司先生がそれぞれ講演しました。

一番目の講演においては、河合雅司・人口減少対策総合研究所理事長が「震災復興と社会~人口論の観点から」と題し、日本における人口減少・高齢社会の問題と特徴を具体的に挙げ、今後国内の就業者数減少への対策として欧州型の自主都市、小規模町村でのエリアマネジメントの重要性などを述べました。

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次の講演においては畑仲卓司・日本医師会医療安全推進者講座講師が「健康社会の目指すもの」のテーマで、これまで行ってきた福島原発事故や地球温暖化などの研究結果を基に、今後健康社会を作り上げていく上で必要となるものについて述べました。

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最後の講演においては鈴木哲司・日本救急医療士協会会長が「救急医療から見た生と死」と題し、現代社会で死生観の教育が薄らいでいる問題点を提起した上で、これからの社会に必要となるであろう「死生観」「看取り学」の学問領域に関しても話を展開しました。

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いずれの講演も各先生の専門分野からの現状分析をはじめ問題提起、そして課題解決に向けた提言で、今後の健康社会の実現に向けて示唆に富んだ内容でした。

 

午後のパネルディスカッションにおいては、研究所の石井所長をコーディネーターとし、研究所客員教授の畑仲卓司先生、鈴木哲司先生、長谷川学・環境省環境保健部環境保健企画管理課石綿健康被害対策室室長、高萩周作・いわき市病院協議会代表理事、大橋雅啓・研究所特別研究員(本学健康福祉学部教授)にそれぞれご登壇いただきました。

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それぞれの発言要旨は次の通りです。

 

長谷川学先生:日本では出生数は90万人を切っており、確実に高齢化が進展する。地域の縮小化(崩壊)が進むが、どこかにモデルがある、あるいは国や行政に陳情するだけでは何も解決しない。自ら地域課題に住民が参加する社会でなければならない。

 

畑中卓司先生:これまで、政府が代わるたびに様々な国家観や国土計画を打ち出してきているが、この人口減少には対応出来ていない。これまでのような街づくりではなく、自助努力のコミュニティづくりの時代。これからの大学という点では、いわきFCは他のクラブチームと比較すると、とにかく走る練習が多いという。その結果が今回のJFLリーグへの格上げにつながったと聞いた。大学も何か一つ飛びぬけて挑戦するような取り組み、特色が必要ではないか。

 

鈴木哲司先生:過疎化は避けられない。個人の幸福感が重要となる。個人の幸福感が高まらなければ人を救うことも出来ない。心豊かな地域社会をつくるには個人が幸せにならないと。健康社会も同じこと。

また、生きるための教育が必要。例えば、防災は自助、共助、公助だが、実際の災害では自助、生きる力をどれだけ強くするか、がこれからの若者に課せられている。

 

高萩周作先生:いわきでは超高齢化問題が深刻で、平野部ではなく山間部での独居高齢者が問題となってきている。通院、買い物の不便さだけでなく、今後は認知症の増加が予測される。どのように対応するか。医療体制でも医師不足から急性期医療は難しく、慢性型疾患であればそこそこ対応できるが、心臓や脳梗塞などの急性期医療は対応できていない。福島や茨城の大学医学部から、遠い地域で辺境の地。大学の力にも頼れない。ネットワークで乗り切るしかない状況。

 

大橋雅啓先生:広野町と本学ゼミと関わりを持っている。人口4,000人で高齢化が急速に進行する町で、若者誘致の打開策として様々なイベントをするが、若者定住には結びついていない。役場職員が疲弊している。

一方で、町民ではない原発作業員が3,000人も暮らしている。流動人口といえる。このような現状、問題が復興をめざす町には残されている。相双地区の精神医療が崩壊しており、いまだ800人近い人が他の県の精神病院に入っている。精神障害者の地域移行とはいうが、施設を充実するにも医療の問題と切り離せない。いわきの精神医療の充実を図ることが、福祉の充実にもつながる。

 

石井正三所長:いわき市は様々な医療上、生活上の課題を抱えている。かつて日本医師会で、学校で隣にいる人を助ける教育、というのを文科省にも働きかけたことがある。救急的な対応を学校教育のなかでも小さい時から取り入れる、生命の大切さを知る教育が、実は防災にもつながる。

大学として地域の健康をこれからも考える上で、何か飛びぬけた挑戦が必要。この研究所もそのようなところで意味がある。今後も様々な地域の健康のための議論をしてまいりたい。

上記の議論が展開され、パネルディスカッションをとじました。

 

また本日講演をしていただいた河合先生、畑仲先生、鈴木先生への御礼として、いわき市医師会 木村守和会長よりフタバスズキリュウを模したネクタイピンの記念品が贈呈されました。

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最後に、閉会式において東日本国際大学 吉村作治学長、学校法人昌平黌緑川浩司理事長がそれぞれあいさつと御礼の言葉を述べ、盛況、成功裡のうちにシンポジウムが閉会しました。

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法人組織として「ボランティアセンター」を設立 災害危難時により迅速、効果的にボランティア活動を展開していきます

学校法人昌平黌は12月1日付で、「ボランティアセンター」を立ち上げます。10月の台風19号と豪雨による水害でいわき市が甚大な被害を被り、その復旧に際して、本法人にも多くのボランティア活動の要請が寄せられました。

東日本国際大学の強化指定部を中心に率先してボランティア活動を展開し、現在も被害地域、各家庭を回り復旧活動を続けています。

従来、本学では地域連携研究センターの活動の一環としてボランティア活動を実施してきましたが、さらに強化するため法人組織の一つとして「学校法人昌平黌ボランティアセンター」を設置しました。

辞令交付式が11月28日、本学で行われ、緑川浩司理事長がボランティアセンターの構成員一人一人に辞令を手渡し、「地球温暖化で今後も災害・水害が頻繁に発生するおそれがあります。法人組織としてボランティアセンターを設立し、危難時により迅速、効果的にボランティア活動を展開し、地域の要請と社会貢献に努めてほしい」とあいさつしました。

今後は、災害発生時のボランティア活動をはじめ、そのための事前準備とトレーニング、ボランティア関係機関・団体との連携・調整、併せて活動時のリスク管理も図っていきます。

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□ボランティアセンター構成員

▽センター長=小山敏治(理事長室長) ▽主幹=佐藤佳祐(柔道部助監督) ▽幹事=高田豊治(サッカー部総監督)大関貴久(柔道部監督)千葉陽子(バドミントン部監督)田久二三男(卓球部監督)白石吉徳(弓道部監督)仁藤雅之(野球部監督)石川恭久(学生部係長)高橋功祐(いわき短大講師)平子妙子(附属中学教諭)夷塚陽子(附属高校教諭)

「人間力の育成」で株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOである似鳥昭雄氏が講演

東日本国際大学の全学共通授業「人間力の育成B」において11月13日(水)、株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOである似鳥昭雄氏をお招きし、「リーダーが育つ55の智慧」とのタイトルでご講演を行っていただきました。

 

似鳥昭雄氏は23歳の時に似鳥家具卸センター北支店を創業され、その後、半世紀を経てニトリグループをグローバル企業へと成長させました。ご講演の中では、どこまでもお客様のために良い商品を提供していくという方針の下、ニトリグループが多方面で展開されている事業についてご説明をいただきました。後半はリーダーとしての心得や経営に関する考え方についてお話をいただき、ロマンやビジョンを大切にしながら、常に現状を否定して新しいことを創造していく姿勢の大切さについて、ご自身の経験も交えながらわかりやすくご講義をいただきました。

最後にはこれから社会に出ていく学生に向けて「何事も恐れずに挑戦していって欲しい!」と呼びかけられ、学生も真剣な眼差しでご講義に耳を傾けていました。

 

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【福島復興創世研究所】米国・ハンフォード地域の研究・専門家「マーク・トリプレット氏」を招聘 公開セミナー「米国ハンフォードの知見に学ぶ福島の復興創生」などを開催

【招聘期間】令和元年11月5日(火)~令和元年11月8日(金)

 

【メンバー】福島復興創世研究所

所長代行 中村 隆行 副所長 石崎 芳行

所長代理 草野 幸雄 事務担当 松本 梨奈

 

【マーク氏招聘の経緯】

今年度、福島イノベーション・コースト構想推進機構の「大学等の復興知を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」に、東日本国際大学福島復興創世研究所の「日本版ハンフォードモデル構築による福島復興創生」事業が採択されました。

事業の採択に伴い、今年7月に本研究所メンバーが4日間米国ハンフォード地域を視察してまいりました。事業の一環として今回、ハンフォード地域の研究・専門家であるマーク氏を招聘し、現地視察・セミナーを実施しました。

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【マーク氏プロフィール】

マーク・トリプレット氏…アメリカ・メリーランド州アナポリス出身。ワシントン州ハンフォード地域に位置する国立パシフィックノースウエスト研究所(PNNL)のシニアアドバイザーを務める。専門はリスクマネジメントと政策決定科学であり、研究所在位は36年間に渡る。2013年には環境省の招聘を受け、3カ月間にわたり汚染土処理を調査研究・指導助言をされた。また、日本からハンフォードへの全ての視察団をコーディネートし、その数は30以上の団体・約250人に及ぶ(うち国会議員8人を含む)。都市形成と経済発展の案内役を務めており、日米の廃炉と経済創生にも精通している。

 

【スケジュール詳細】

11月5日(火)

午前11時:学校法人昌平黌 緑川理事長 表敬訪問

滞在スケジュールのまず初めに、本法人の緑川理事長を表敬訪問しました。福島復興創世研究所が創設された経緯や米国ハンフォード地域など、多岐にわたって盛り上がりながら歓談されました。

午後1時30分:いわき市 清水市長 表敬訪問

次に、いわき市の清水市長を表敬訪問しました。台風19号と大雨に伴う災害によりいわき市は甚大な被害を受けましたが、災害対応の合間を縫って清水市長自ら対応してくださいました。東日本大震災からのいわき市の復興状況やハンフォード地域の発展経緯などについて、多くの意見を交換されました。

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11月6日(水)

午前10時:楢葉町復興担当職員へのインタビュー

各首長のみならず、実際にこれまで浜通りの復興の実務に携わってきた職員から直接お話を伺いたいとのマーク氏たっての希望により、楢葉町の復興担当職員へのインタビューが行われました。

復興推進課の猪狩課長をはじめ、総務課・磐城課長、産業振興課・片山課長、住民福祉課・松本課長から多岐の分野にわたってお話を伺うことが出来ました。

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午前11時45分:NPO法人ハッピーロードネットとの面会

「福島の未来を拓く若い力を育みたい」、そんな思いから地元の高校生と共に各国を視察するNPO法人ハッピーロードネットの皆様と面会しました。これまでにベラルーシ共和国や英国セラフィールドを視察し、今後は米国ハンフォード地域への視察も企画しているとのことで、マーク氏との意見交換に話が弾みました。

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午後3時30分:公開セミナー(1日目、東日本国際大学)

「米国ハンフォードの知見に学ぶ福島の復興創生」と題した公開セミナーを実施いたしました。はじめに学校法人昌平黌の緑川理事長から代表挨拶がなされました。続いてマーク氏から約1時間の講演があり、その後の質疑応答では参加者から非常に多くの質問が出ました。米国ハンフォード地域の先進事例をいかにして浜通り地域に適応することが出来るのか、そのヒントを多く得ることが出来たセミナーとなりました。参加者はいわき市や経済産業省、医療関係者、東京電力復興本社をはじめ一般市民など幅広く、約60名の参加でした。

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11月7日(木)

午前10時:広野町 遠藤町長 表敬訪問

双葉地方町村会の筆頭監事である広野町長を表敬訪問しました。(会長・副会長は公務のため出張不在)

双葉地方8町村の復興創生について、ハンフォード地域の事例を踏まえながら意見を交わされました。

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午前10時30分:広野町復興企画課職員へのインタビュー

実際に復興に携わってきた職員へのインタビューとして、広野町復興企画課の小松課長、阿部さんにお話を伺いました。これまでに広野町で行ってきた復興創生の歩み、また今後の展望について意見を交わしました。当日同席した双葉地方町村会の職員からは、広域的な浜通りの復興創生における大きな目標とした『ふたばグランドデザイン』についてご説明をいただきました。

午後2時30分:公開セミナー(2日目、富岡町学びの森)

1日目に東日本国際大学で開催した公開セミナーですが、2日目は双葉郡富岡町にある「学びの森」において開催いたしました。参加者は福島県やJAEA、イノベーション・コースト構想推進機構、また地元の高校教諭など非常に多岐に渡る分野から、計20名の参加でした。当日は、アメリカから急遽帰国された大西福島復興創世研究所所長が会場に駆けつけ、福島復興にかける思いを中心にご挨拶していただき、セミナーを締めくくりました。マーク氏と大西所長はどちらも実際に米国ハンフォード地域に位置する国立パシフィックノースウェスト研究所で30年以上も廃炉や環境回復に携わってきたこともあり、説得力と重みのある話に参加者も頷きながら耳を傾けていました。

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11月8日(金)

午前10時:ふたばいんふぉ 平山氏との面会

最終日には、双葉郡のインフォメーションセンターとして民間団体が運営する「ふたばいんふぉ」を訪問し、代表の平山氏からお話を伺いました。単なるアーカイブ施設というだけではなく、住民目線で感じたことを自ら発信することで、よりダイレクトに双葉郡のリアリティをお届けでき、また地元住民の集う憩いの場にもなっているようでした。

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午前11時:東京電力廃炉資料館 視察

施設内の展示についてご案内いただき、最後に鶴岡館長よりお話を伺いました。

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午後1時:学校法人昌平黌 緑川理事長との面会

今後長きにわたってハンフォード事業を共に進めていく強い絆の証として、緑川理事長よりマーク氏に昌平黌の宝である建学の精神「義を行い以て其の道に達す」(山岡荘八初代名誉学長)の掛け軸が送られました。

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午後3時:いわき市内視察

最後に、いわき市の観光名所である白水阿弥陀堂といわき市石炭・化石館を訪れました。

 

吉村学長がエジプト考古省より表彰 エジプトと日本の友好に貢献

エジプト・カイロで開催された第12回国際エジプト学者会議の席上、エジプトアラブ共和国考古省より、本学の吉村作治学長がICE(International Congres Egyptlogists)Awardを受賞しました。

同会議は4年に一度開催される国際会議で、世界各国から専門家が集まり、様々な研究発表が行われるものです。今回、吉村学長の半世紀に渡るエジプト考古学の成果やエジプトと日本の友好のために貢献したことが評価されての受賞となりました。

今後も本学エジプト考古学研究所の活動にご期待いただければ幸いです。

 

こちらもご覧ください↓

「吉村作治のエジプトピア」http://www.egypt.co.jp/

 

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撮影:駐エジプト全権特命大使能化正樹閣下 ※掲載している写真の無断転載を禁じます。

 

「人間力の育成」で漫才師である林家まる子氏、林家カレー子氏が講演

東日本国際大学の全学共通授業「人間力の育成B」において11月2日(土)、親子でもある林家まる子先生、林家カレー子先生をお招きし、「ピンチはチャンス~楽しく生きるヒント~」とのタイトルでご講演を行っていただきました。

 

林家まる子先生と林家カレー子先生は防災士の資格をお持ちで、環境問題を笑いと共にわかりやすく伝える環境漫才でも有名です。ご講演は本年9月1日の防災の日にYoutubeでリリースされたばかりの『防災ソング 今すぐはじめよう』などの歌を織り交ぜながら、終始、会場全体が一体となった楽しい雰囲気に包まれていました。前半は環境問題に大切な3つのR(リデュース、リユース、リサイクル)、環境問題に取り組む心構えABC(A当たり前のことを Bバカにしないで Cちゃんとやる)など、誰もが覚えられるようにかみ砕きながら、環境問題の大切さについてお話いただきました。後半では芸人になってからのたくさんの苦労話を通じて、諦めないで最後までやり続ける姿勢、また、絶対に負けないとの決意が道を切り開いていくとの熱いメッセージを届けて下さいました。

 

最後には師事をされた落語家の林家三平師匠の座右の銘であった「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を紹介されながら、人を尊敬する気持ちの重要さについてもお話をいただきました。笑いあり、感動あり、笑顔の花咲く素晴らしい時間となりました。

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海外研修(台湾)解団式 学生たちが研修成果の報告をしました

8月14日(月)から27日(金)まで14日間の日程で行なわれた開南大学(台湾・姉妹校)での海外研修団が無事帰国し、10月8日(火)に解団式が行われました。

 

はじめに引率した松本優梨東洋思想研究所教授から研修の報告があり、田村立波教授が事前事後研修の報告をしました。

 

次に、参加学生から「振り返ると『感謝』という言葉を常々口にしていました。研修中様々なことがありましたが、開南大学の学生さんをはじめいろいろな方々に助けられ、無事研修を終えることができました」と研修の報告がありました。

団員の報告を受けて、中山哲志学長代行は「これからもいろいろな国々に行き、視野を広めてほしい」とあいさつ、緑川浩司理事長は「人が友情でつながることが大事です。それは相互の理解に通じ、国は違えども人間としての違いなどないことを知ることができます」と話しました。

 

2週間にわたる語学研修並びに異文化交流・体験・見学活動を通して戻ってきた団員の一層の成長が期待されます。

 

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「人間力の育成」で駐エジプト日本国特命全権大使である能化正樹氏が講演 

東日本国際大学の全学共通授業「人間力の育成B」において10月2日、駐エジプト日本国特命全権大使を務める能化正樹氏をお招きし、「外交官への道、エジプトへの道」とのタイトルでご講演を行っていただきました。ご講演の前には本学の緑川浩司理事長らと懇談し、交流を深めました。

 

能化氏はご講演の中で、外務省の仕事の魅力や外交官を務めることになった経緯などについて触れられ、その後、エジプトについて地理、歴史、宗教、教育など様々な視点から解説をしていただきました。また、日本とエジプトとの関係については、日本の支援によって設立されたエジプト日本科学技術大学(E-JUST)や2020年秋に開館予定の大エジプト博物館についてご紹介をしていただきました。質疑応答の時間にはエジプト考古学者である本学の吉村作治学長から御礼の言葉があり、「外交官になるにはどうすれば良いか」「困難を乗り越えた経験を知りたい」などの質問が寄せられました。

 

最後には学生へのメッセージとして「やりたいことに優先順位をつけて夢に向かって何でも取り組んで貰いたい!」と呼びかけられ、満場の拍手の中で講演を終わられました。

 

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中国青島市にて第8回日中韓国際シンポジウムを開催 地球文明の未来を展望

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9月27日(木)、中国の山東大学、韓国の成均館大学、そして本学の三校合同開催による第8回日中韓国際学術シンポジウムが中国青島市において晴れやかに挙行されました。2018年は本学を会場として「現代文明の行方」をテーマとして開催されましたが、本年は中国山東省を会場として、「地球文明の未来―アジアの伝統にみる挑戦と応対―」というテーマについて、日本、中国、韓国の先生方による論文発表、闊達な質疑応答が行われました。本学からは緑川浩司理事長、吉村作治学長をはじめ、東洋思想研究所の松岡幹夫所長、三浦健一主任研究員、河合伸研究員、福井朗子研究員、また、本学森田実地球文明研究所所長であり、山東大学名誉教授である森田実先生の7名の登壇者が基調講演、論文発表を行いました。その他、通訳担当として松本優梨所長代行、田村立波研究員、随行としてエジプト考古学研究所の岩出まゆみ所長、森田実先生の令夫人も合わせて、合計11名での参加となりました。

 

シンポジウムの前日には山東省国際友好連絡会会長である張建国先生や山東省政府関係者、海洋経済技術研究会の方々のご招待により皆様から熱烈な歓迎を受けました。懇親会では森田実先生から今回のシンポジウムの意義と東アジアの友好の重要性についてお話があり、張建国先生からは山東省を代表しての祝辞と歓迎のご挨拶がありました。その後の懇親会においては山東省政府関係者と友誼を深め、末永い交流を誓い合いました。

 

シンポジウムにおいては冒頭、森田実先生から「アジア文明の発展が地球文明の未来を開く」との特別講演があり、その後、緑川浩司理事長による「『持続可能な未来』を拓くために」と題した基調講演へと続きました。その後、吉村作治学長らの論文発表を終え、休憩を挟み、午後の部は会場を二ヶ所に分けて行われました。午後の部では東洋思想研究所の松岡幹夫所長が司会を務められ、地球文明の未来をめぐり、儒学、仏教、経済、環境といった多様な視点から議論が交わされました。閉幕式では山東大学易学と中国古代哲学研究センター教授である林安梧先生による学術総括、山東大学の傅永軍先生、本学の緑川浩司理事長、成均館大学の辛正根先生から閉幕の辞を賜り、大盛況のうちにシンポジウムが閉幕しました。

 

シンポジウム終了後に行われた親睦会は国境を越えた心の交流の場となり、各国の先生方からの御礼の言葉やご挨拶と共に、このシンポジウムを継続していくことがアジアの平和につながっていくとの想いが会場全体に共有され、笑顔にあふれた素晴らしい親睦会となりました。地球文明の未来に東洋思想はどんな役割を果たし得るのか、今回の中国山東省への訪問を通して、アジアの平和構築に着実な足跡を記すことが出来ました。

 

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